「地球温暖化対策計画」で答申案 京都市環境審 市民意見を募集 /クリッピング 京都新聞
" 京都市環境審議会は10日、2010年までに市内の温室効果ガスの総排出量を10%削減(1990年比)するための行動計画「地球温暖化対策計画」の答申案をまとめた。06年度から5年間に産業、運輸、家庭など6部門で、それぞれ二酸化炭素の排出量を02年比10%減らすことを目標とすべきと提案している。13日から市民意見を募集する。 "-----京都新聞、2006年3月10日
関連サイト
・京都市情報館 / 広報発表 / 3月10日「○「新京都市環境管理計画の改定について」及び「京都市地球温暖化対策計画の策定及び施策の評価,見直しの体制について」の京都市環境審議会答申(案)に対する市民意見(パブリック・コメント)の募集について 」
参考サイト
・環境省 / 地球温暖化国内対策
/ パンフレット「STOP THE 温暖化 2005」について
/ 温暖化対策の鍵を握る京都議定書(PDF)
・首相官邸 / 地球温暖化対策推進本部
コメント
対1990年比で2010年までに温暖化効果ガスの排出量を10%減という目標は立派なものだ。しかし、京都市でも現状は微増。
このことから考えても、京都議定書の達成がいかに難しいかがわかる。チーム・マイナス6%にしても、20万人近くが参加し、電子メールなどを受け取っているようだ。クールビズとか、ウォームビズで、新しい洋服のニーズを開拓したというのも評価できるのかもしれないが、、、、。17年10月に発表された、環境省速報値(PDF)では2004年実績が、前年度比-0.8%。規定による基準年(原則1990 年)の総排出量と比べると、7.4%上回っている。
復習。ということは、京都議定書では、基準年より6%削減することを約束しているわが国とすれば、2004年実績では、13.4%となる。
2012年の第一次目標年期間中での達成は、かなり、かなりむずかしい。目標分を次回に持ち越すバンキングとかいう制度もあるので、すぐにペナルティにはならないようだが、、、、。
よくよく考えると、おいおいという状態にあると思いますよ。(t_t)
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コメント
コメントありがとうございます。
サイトのますますのご発展をお祈りしております。たびたび拝見しています。
京都議定書の次のステップは何だろう
しなやかな技術研究会 つねとうとうじ
投稿: t_t | 2006/03/16 15:28
バンキングは過剰達成分の余裕を次期目標に積み立てるものでして、逆に達成に足りない分を将来の排出枠からもらって達成するのはボロウイングと呼ばれています。
京都議定書の中ではボロウイングはしないことになったんですが、実際には罰金として1.3倍を次期の排出枠から差し引かれるという形で利子付きのボロウイング制度が出来ていると言っても良いでしょう。
まあ基本的には他の国から排出枠を買うことで達成は担保しようというのが日本政府の当初からの方針ですが。
投稿: SGW | 2006/03/14 10:07