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2005/12/16

世界は、気候変動の新しい一歩が踏み出せ、心温まる / プレスリリース WWFジャパン

" 京都議定書、名実ともに動き始める。2013年以降への道筋も整う
モントリオールで行われていた気候変動枠組条約第11回締約国会合(COP1)と京都議定書第一回締約国会合(COP/MOP1)は、京都議定書の運用ルールを決めるマラケシュ合意をすべて採択することに成功し、あわせて、2013年以降の削減目標への確固とした足固めを整える合意に達したと、世界自然保護基金(WWF)は発表した。
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 京都議定書締約国は、目標達成へ向けての努力をさらに倍増させなければならない。157ヶ国が議定書に批准をしたことをうけ、カーボン市場は現実のものとなった。"-----WWFジャパン、2005.12.12
 
関連サイト
WWFJ / COP11特設サイト

他のNGOのプレスリリース
ブッシュ政権の妨害戦術失敗で、京都議定書、確実に前進 -  京都議定書第一回締結国会議閉幕  - -----グリーンピース、2005年12月10日付

気候ネットワークCOP11/COPMOP1声明-----(2005/12/10)(pdf 11KB)

コメント

 モントリオールの会議に実際に参加されたNGOのサイトの中で、WWFは、非常に勉強になったし、現地速報で現場の雰囲気を知ることができました。海外の関連ブログでも探したのですが、熱心な団体にとってはリポートどこではなかったのか、探し方が悪かったかで、ちょっと情報不足でした。マスメディアの論調は、
 
2013年以降の温暖化防止、米や途上国も協議参加へ / クリッピング YOMIURI ONLINE
" ..........
 これまで「先進国が責務を果たすのが先」と主張してきた途上国と、国際規制を嫌う米国を同じテーブルにつかせた画期的成果といえる。 "-----読売新聞、2005年12月10日22時6分
 
クリッピング2
ポスト京都で「対話の場」新設 米含め合意、COP11閉幕-----京都新聞、2005年12月10日
" ..........米国は当初、拒否姿勢を見せたが協議の結果、受け入れた。.......... "

追加コメント
 COP11の閉幕の様子を10日の夜のテレビでみました。その喜びようから、かなりの困難な会議であったことが伝わってきました。結果については、知人と話しあった限りでは、京都議定書そのものに問題があるので、”その後、今後”には期待できないという意見の人が多かったように思います。私としては、実際に自分の判断、生活、決断にどんな形で反映されるのか、”べきなのか”について先進国に住み、エネルギーと食料で豊かな生活を享受しているということを肝に銘じながら、今後もみていきたいと思います。
 
 テレビとインターネットでできるだけ情報を集めようとした。テレビの報道は、意外に情報は少なかった。デモなんか、私がみた限りはニュースに登場しなかったような、、、、。(おっと、4日の夜は、テレビみていなかった、、、)
 WWFJの今回のプレスリリースに書かれている状況の断片を知るたびに、アメリカに怒り、この会議の空中分解を心配したりした。この会議が、自分の生活と世界の状況に今後どんな影響があるかは、始まる前も、そして今もわからないのだが、こうした話し合いの決裂が、次代の状況に与える可能性だけは、”理解”できる。人間が人間とのコミュニケーションを通じて解決しようと努力している一点だけでも、関心がある。国力、軍事力の大小、力の差は歴然だが、私たち人類は、短気、短慮を避け、武力、国力の行使を回避しながら、最大公約数的な妥協点をさぐるべきだと思う。(t_t)
 
COP11関連情報収集でお世話になったサイト
全国地球温暖化防止活動推進センター / COP11現地レポート
/ 国内対策・国際交渉

京都議定書の次のステップは何だろう

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