« WRI’s Lash Named “Warrior and Hero” By Rolling Stone Magazine (ローリングストーン誌、世界資源研究所長をWarrior and Heroに選出) / プレスリリース WRI(世界資源研究所) | トップページ | 本「地球環境データブック05 - 06」 »

2005/11/11

プラグイン・ハイブリッド(カー)について

 今回のモーターショーには、多くの”環境を意識した車”も展示、提案されたようだ。日本のメーカーのハイブリッド車は、まだまだ試行錯誤が続く燃料電池車に比べ、より身近で具体的な技術としてますます存在感がでてきたように思う。さらに、エンジンとモーターの組み合わせに関しては貴重な技術を”経験として積み上げている”ようだ。
 さて、このモーターショーの前に開催された自動車会議で”トヨタ、「プラグインハイブリッドは検討の価値あり」”(nikkeibp.jp)という発言がなされたと言われている。あまり詳しく触れられていないが、メーカーもこの技術に注目を始めたようだ。
 ”プラグインハイブリッド”を知ったのは、ハイブリッド車を改造して「バッテリーを増設し、家庭用コンセントで充電し走らせるアメリカのユーザーグループ」に関する記事と、「プラグインハイブリッド車を作ってほしいとメーカーに要望している人たち」の記事からだ。その時の印象、”将来”バッテリー技術が進歩し、プラグインハイブリッド車という”ハイブリッドカーの使い方”が普及するかも?!  、、、ちょっと期待したイメージ。
 
 ”我が家の屋根には6kWpの太陽電池がある。バッテリーの容量の関係で一応、電力会社と連系してはいる。しかし、最近売る量は減り、車に充電することが多くなった。
 我が家の車は、家にあるコンセントに、まるで家電製品のようにプラグインすることで充電することができるのだ。これにより、我が家では、限りなく電力と移動のためのエネルギーの大部分を自給するという形に近づいた。”
 
 この家庭用太陽電池+ハイブリッド車(または電気自動車)という形は、すでにモデルハウスとしては存在するし、最近のオール電化住宅の普及によりすでに実現している家のシステムを考えれば、結構具体的にイメージできる。プラグインハイブリッド車に否定的な意見として、「商用電源の電気を車に利用することは、単にガソリン車を走らせるよりも非効率的」ひいては「二酸化炭素の発生量を増加させる」という指摘に対して、先進的な自立型住宅の形としての可能性を見せてくれるかもしれない。
 
 プラグインハイブリッドについてネットで検索していたら、

プラグインハイブリッド車に関する動向調査の委託先公募について-----経済産業省、平成17年11月1日
" プラグインハイブリッド車(plug-in HEV)は、HEVの二次バッテリの容量を大きくし、外部充電を可能にすることによって商用電力を利用したバッテリEV(BEV)モードでの走行を実現するものである。CO2排出量が昼間に比べて比較的少ない夜間電力等を有効利用することで、省エネルギー・CO2削減・エネルギー転換(脱石油)・大気環境負荷低減等を同時に促進しようというものであり、エネルギー政策上の多くの課題もある程度同時に解決するという効果が期待されている。
 欧米においてplug-in HEVは、内燃機関よりエネルギー効率で優れると言われるBEV走行が拡大でき、従来のHEVをさらに省エネルギー化・環境負荷低減できるシステムとして検討が行われ、既に実証試験も展開されているところ。
 このため、「欧米におけるplug-in HEVの開発動向・環境負荷低減効果」ならびに「plug-in HEVの日本における導入の可能性ならびにエネルギーシステムに対する影響、効果」等の調査を実施する。 "
 
 というタイムリーな内容がヒットした。プラグインハイブリッド車の普及、それほど非現実的なことではないかもしれない。(t_t)
 
参考情報/サイト
プラグインハイブリッド自動車-----EVINFO.org

Plug-In Hybrids-----hybridcars.com

トヨタなど、プラグインハイブリッド車には消極的=1リットルで106キロ走行可能でも-----ライブドア・ニュース、2005年08月15日

Plug-In Hybrid Campaign in Austin, Texas-----Treehugger,August 23, 2005
FAQ Are PHEVs available today?-----austinenergy.com


With Plug-In Hybrids, We Can Tackle National Security, Jobs and Global Warming At The Same Time
/
All About Plug-in Hybrids (PHEVs) / Gas-Optional Hybrids (GO-HEVs)-----CalCars' Vehicles

|

« WRI’s Lash Named “Warrior and Hero” By Rolling Stone Magazine (ローリングストーン誌、世界資源研究所長をWarrior and Heroに選出) / プレスリリース WRI(世界資源研究所) | トップページ | 本「地球環境データブック05 - 06」 »

コメント

追加情報
充電可能ハイブリッド車、高まる期待と問題点-----hotwired.goo.ne.jp,2005年11月16日
" 自動車および電気業界のエンジニアが、ハイブリッド車用のアダプターキットの開発に取り組んでいる。こうしたキットを装備して近距離を電力だけで走行すれば、燃費がリッターあたり40キロ以上に向上するという。 "

 Wired Newsには、これ以外にもプラグイン・ハイブリッドカーの記事があります。海外の情報では、すでに”プリウス改造組”の情報もありました。じっくりと読ませてもらいます。

投稿: 追加情報 | 2005/11/24 15:12

コメントありがとうございます。
 こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

>> ハイブリッド鉄道車両をJR東が07年導入、営業路線では「世界初」
 http://www.anzen-anshin.net/news/?itemid=168
 
この情報、こちらでも掲載検討中。鉄道でもハイブリッドの時代がくるのですかね?

投稿: t_t | 2005/11/14 23:41

TBありがとうございます。
コンセント付き駐車場というとキャンプ場のRV車用位しかありませんでしたが、今後、こんな駐車場が出来るかも知れませんね。
ごん後もよろしくお願いいたします。

投稿: sambe | 2005/11/12 14:33

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: プラグイン・ハイブリッド(カー)について:

» ・第39回東京モーターショー一般公開開始!(笑) [たまちゃんのてーげー日記]
いよいよ、「第39回東京モーターショー」の一般公開が開始されましたね!(笑)一般公開が今日2005年10月22日から始まりました。会期は、11月6日までの16日間です。場所は、お馴染みの、千葉県千葉市の幕張メッセです。※東京駅からは、JR京葉線の快速で約30分。....... [続きを読む]

受信: 2005/11/11 11:26

» 「東京モーターショー」行ってきました。 [よしなしごと]
 第39回東京モーターショーに行ってきました。今更書く必要はないと思いますが、10月21日(金)から11月6日(日)までの17日間、千葉市・幕張の幕張メッセで開催されています。私の行った10/31の入場者数は約62,200人。やっぱり平時と言うことで土日に比べるとやや少なめ。駐車場も特に待たされると言うこともなく入れるようでした。とは言っても幕張メッセの中に6万人以上の人が入るのだから相当なもの。当日券を会場で買うと並ぶかな?と思って、コンビニで買ったのですが、ちょうどコンビニが混んで...... [続きを読む]

受信: 2005/11/11 23:39

» ハイブリッドカーでLOHAS(ロハス)。究極のエコカーは2010年に販売? [LOHAS(ロハス)な住まい・暮らしの情報Blog(ブログ) 無料動画で生活紹介]
こんにちは、イー・ステート・オンラインの安田です。 冬型の気圧配置が緩み、少し外... [続きを読む]

受信: 2006/01/16 18:14

» プラグイン・ハイブリッドへの熱い期待 [しなやかな技術研究会β]
RSSキャプチャー / Scientific American Plugs Plug-ins ---- goo rss reader ----- The Energy Blog,March 18, 2006 参考サイト ・CalCars-News Archive Index News From CalCars on Plug-in Hybrids,Fri Mar 17, 2006 関連記事  ' Last year, thanks to the leadership of the... [続きを読む]

受信: 2006/03/25 18:06

« WRI’s Lash Named “Warrior and Hero” By Rolling Stone Magazine (ローリングストーン誌、世界資源研究所長をWarrior and Heroに選出) / プレスリリース WRI(世界資源研究所) | トップページ | 本「地球環境データブック05 - 06」 »