タンザニアにおけるオリセット ネット(防マラリア蚊帳)増産について / プレスリリース 住友化学
" 住友化学は、マラリアを媒介する蚊を防除し感染を予防するために、独自技術により防虫剤を練り込んだ蚊帳「オリセットネット」を開発し、タンザニアの蚊帳メーカーに技術を無償供与し現地生産体制を整えてきましたが、この度、この工場の生産能力増強や新たに現地メーカーとの合弁会社による新規工場の建設などにより、生産能力を増強することといたしました。これらにより、タンザニアでの年間生産能力は、今年度内に現在の200万張り/年から800万張り/年となる計画です。今回の能力増強により現地で多くの新規雇用が見込まれるため周辺地域の経済活性化にも貢献できるものと期待しています。
現在、世界では年間3億人がマラリアを発症し、100万人以上が亡くなっていますが、その大部分がアフリカで発生し、アフリカでは30秒に1人の割合で子供が犠牲になっています。こうした深刻な状況を一刻も早く改善するため、世界保健機関(WHO)などが中心となって2010年までにマラリアによる死亡率を現在の50%に半減させることを目標に、ロール・バック・マラリアキャンペーン(マラリア防圧キャンペーン)を展開しています。
これまで、当社はこのキャンペーンに協力し「オリセットネット」を提供してきましたが、キャンペーンの浸透と共に長期残存型の防虫剤処理蚊帳の必要量が急速に拡大していることに対応するために今回のタンザニアにおける増強を決定しました。今回の増産を含めた世界での「オリセットネット」の生産能力は現在の 700万張り/年から2,000万張り/年に増加します。今後、さらに多くの蚊帳が必要になるとの予測もあるため、当社はさらなる増産についても検討を進めてまいります。"-----住友化学 / PDFファイルより
コメント
はじめにこのプレスリリースのヘッドラインを見つけた時は、タンザニアと書かれていなかった。それで、日本での話だと勘違いしてクリップしてした。結局、アフリカでの話しだったのだが、日本の企業がこんな蚊帳という形で貢献をしていることを知って感心しました。2000万張りとはすごい話しです。
さて、マラリア用防虫蚊帳と聞いてなぜクリープしたかというと、今年の夏竹林を含む林を下刈りしたときに、防虫スプレーも蚊取り線香もなく、半日で気分的には顔や手、腕、そして服の上から全身蚊の猛攻にさらされた。それが今年初めての蚊被害だったため、たくさん刺されて腫れ上がった。顔なんかパンパンに張って痛いぐらいだった。そのとき、「あまり無防備に蚊に刺されないほうがいいよ」と、人に言われた。さらに、「日本も熱帯的な気候になってきているから、わけのわからん病気、たとえばマラリアなんかもすでに上陸しているかもしれないよ。」 と言われた。
えーそんなことあるのかなー? などと考えていたが、この記事をきっかけに調べてみた。発症例は海外渡航者が帰還後発症した例があるくらいで、マラリア蚊が上陸したことはないようだ。
ひとまず安心したが、マラリアはコワイ病気だ。想像力を働かせれば、まったく国内では無縁な病気と言い切ることもできない。今後は少し注意しようと思っている。(t_t)
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