灯油を燃料とする1kW級家庭用燃料電池システムの一般家庭でのフィールド試験を開始 / プレスリリース 新日本石油
-----image & text : 新日本石油、荏原バラード、荏原製作所、2005年8月17日発表より
" 新日本石油株式会社(社長:西尾 進路)と荏原バラード株式会社(社長:大矢 正克)は、共同で開発した「灯油を燃料とする1kW級家庭用固体高分子形燃料電池(PEFC)システム」のフィールド実証試験を一般家庭(神奈川県横浜市)において開始いたしましたのでお知らせいたします。
今回のフィールド実証試験は、昨年4月から新日本石油株式会社の中央技術研究所等において実施している実証試験に基づき改良したシステムにより商品化に向け実施するもので、一般家庭における灯油仕様の家庭用燃料電池の実証試験としては世界初となります。試験機の設置場所は、戸建住宅4ヶ所、集合住宅1ヶ所の合計5ヶ所(北海道1、宮城県1、神奈川県2、茨城県1)となっています。
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【システムの概要】 (1) 燃料電池種類 : 固体高分子形(PEFC) (2) 燃料 : 灯油 (3) 燃料処理装置仕様 : 灯油から水素を取り出すプロセスには、灯油中の硫黄分を吸着により除去し、その後、灯油と水蒸気を触媒を用いて反応させる水蒸気改質法を採用しています。 (4) 定格出力 : 1kW級 (5) 発電効率(目標) : 36%以上(LHV基準) (6) 総合効率(目標) : 82%以上(LHV基準) (7) システム構造 : パッケージ型(屋外仕様) (幅880×高さ850×奥行き350mm)"
関連情報
・世界初のLPガス仕様家庭用燃料電池コージェネレーションシステム ENEOS ECO LP-1 環境ジャーナリスト・幸田シャーミンさん宅で稼動開始-----新日本石油、2005年8月12日
" 当社(社長:西尾 進路)は、本年3月1日から商品化を開始した世界初のLPガス仕様家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「ENEOS ECO LP-1」について、8月5日(金)に環境ジャーナリストの幸田シャーミンさん宅に設置完了し、システムが稼動開始いたしましたので、お知らせいたします。"
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灯油対応の燃料電池は、当サイトのApril 11, 2005の記事、”灯油型1kW級家庭用燃料電池システムを開発し、4月1日より運転開始へ / プレスリリース 出光興産”でも紹介しました。ガス、灯油対応の燃料電池の運用実験に各社、そろってきたという感じですね。前にも書きましたが、実機を使った感想、コスト、問題点などより具体的に知りたいものです。(s_w)
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