アスベスト使用規制の経緯、政府が検証報告書作成へ / クリッピング 読売新聞
" 細田官房長官は21日夕の記者会見で、相次ぐアスベスト(石綿)による健康被害に関し、使用規制の経緯など政府の対応を検証する報告書を近く作成し、公表する方針を明らかにした。"
-----読売新聞、2005年7月21日
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室内環境汚染について、10年くらい前まである勉強会に参加していました。その勉強会では、建材に含まれるホルマリンなどの有機溶剤について情報を交換する場でした。その場で他の話題として、鉛(いまだ撤去されていない水道鉛管が多数あり)、CCA(前防腐処理木材、クロム、銅、ヒ素の化合物を事前圧注したもの。破棄の際は、長期にわたり”ただ”埋めることが必要。燃焼放置は、最悪の環境汚染を引き起こす)、そしてアスベストについて今後健康被害がどんどんでてくる。そして、これらは新しい問題として浮上してくるかもしれないが、技術と文明の質を問うような広汎で、骨の折れる作業を伴う議論の場が必要で、現状ではまったく対応が不十分だと指摘されていたものです。
アスベストだけではありません。適切に処理、扱うことができなければ、人間の生存にキバを剥く物質が放置され続けている。これは、悪夢であり政府、行政、民間業者の先送り体質の問題であり、そして何よりも無知と力不足の我々生活者自身の問題です。問題を問題として扱うことなく、放置してきたことが、やがて覆い隠せなくなり、一機に破局が訪れるということで、”キングのホラー小説”のような展開ですらあります。今日、暑い夏の日に額を流れ落ちる汗のいくつかは、すべて暑さのせいばかりでなく、この恐怖を思っての汗でした。(t_t)
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追加情報
・アスベスト:規制法案に業界抵抗 審議せず廃案 92年-----毎日新聞)、2005/7月16日
投稿: 追加情報 | 2005/07/28 10:15