コンビニ、駅、高速道路、港湾用地、看板、屋上。そこら中の未利用スペースが太陽光発電所になるとき
あたらしいまとめをNaverまとめ、で作ってみました。特にコンビニと高速道路に今注目して情報を集めようと考えています。未利用なスペースを活用できる太陽電池の自然エネルギーとしての可能性は、狭い日本にとって大きな可能性がある分野です。
・街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識
太陽光発電、太陽電池を爆発的に利用する未来(2020年代に電力の5%以上をまかなう)にむけて、技術革新は思っていた以上の速度で進んでいます。
海外での太陽光発電メーカーの破綻や政策の失敗を指摘する報道も多く見られる時期もありましたが、さまざまな問題を克服する動きも顕在化してきています。次世代の太陽電池の開発も積極的に行われています。変換効率が10%と悪くても、現在の太陽電池の数分の一のコストを実現できるという方向性の技術は、資源的な制約からも自由に行われる可能性もあります。
この分野でのブレークスルーに大いに期待しています。
そして、7月1日から日本の再生可能エネルギーの未来に良くも悪くも影響を与える制度、固定価格買取制度が開始されました。
・固定価格買い取り制度 FIT(Feed-in tariff) 再生可能エネルギーまめ知識(*こちらに成立までの経過をまとめてみました)
悪くもと書いたのは、上の資料にも掲載した意見の中では、多くの問題点が指摘されているからです。とはいえ、始まったものは、よりよく運用されることを期待し、慎重に見つめることが大切です。
この制度により、俄然注目されているのが、準備期間や工期が短い太陽光発電です。7月1日に手回し良く開設した大規模太陽光発電所もいくつかあります。
・ソフトバンクグループのSBエナジー、さっそく京都と群馬のメガソーラーの運転を開始-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/7/1
グリーン・ポストでは、下のようなリストも作っていますが、さっそくランキングが変わりました。今後次々と書き換えられていきます。
・国内メガソーラーランキング 大規模太陽光発電所リスト 再生可能エネルギーまめ知識
現在日本一の規模は、ここ。
・日本最大のメガソーラー 扇島太陽光発電所(川崎市) 13MWp
でもこれからできる予定のものの中には、アジア一、世界一の規模さえ抜きそうなものもある。
・アジア最大のメガソーラー タイ Lopburi 太陽光発電所 73MWp
・世界最大のメガソーラー ウクライナ PEROVO 太陽光発電所 100MWp
大規模な太陽光発電所がたくさんできると電力網の調整能力を越えて、不安定にさせるのではという懸念も、昼間の消費電力量の一定以内程度であればまったく問題はありません。特に、真夏の太陽が照りつけるような状況で太陽光発電もよく働きますので、非常に読みやすい電源なのです。
したがって、グリーン・ポストでは、昼間の電力消費の5%程度を一つの閾値として、これを越えるようになる前後で、電力網のデザインも順次対応していけばいいと考えています。したがって、一定容量に到達するまではメガソーラーを支持しています。
あと、景観とか環境への影響を心配する人もおられますが、反射光や、地上を被覆してしまう恐れに関しても、この記事のタイトルのような場所、未利用な土地やスペースを積極的に利用することで新しい土地の造成による悪影響も回避できるのではと考えています。海外では、屋上の太陽光発電により、建物が遮熱され冷房負荷を減少させるような工夫も研究されています。白い遮熱塗料との組みあわせが有効なようです。
ということで、いろいろ考えるきっかけとして、また新しいまとめを作ってみました。
・街のあちこちに生まれる太陽光発電所 再生可能エネルギーまめ知識
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