NEDO、トルコ共和国で風力発電と揚水発電による電力安定化対策の評価プロジェクトを実施
NEDOは、トルコで風力発電10MW程度、揚水発電4MW程度における電力安定化対策の実施可能性調査(FS)を実施、最適な構成・運用について検討を行い、その後の実証事業のより具体的内容を決定する調査事業を行うと発表しました。
この共同実証プロジェクトは、トルコ共和国電力資源調査開発局がYalova県にて計画している、ハイブリッド発電事業(風力発電設備10MW程度、揚水発電設備4MW程度)を対象として実施されます。
トルコ共和国では、2023年までに20,000MWの風力発電設備を導入する目標が掲げられており、将来、風力発電設備の大量導入・普及時を見据え、大型蓄電設備として揚水発電の導入を計画されているそうです。その実施においては、出力調整の難しい風力発電の需給調整のための技術が不可欠とされています。
この調査事業は、具体的には三菱電機、三菱重工、三菱総合研究所の三社に委託され、実施されます。
プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO),2011年6月23日
・電力の品質安定化技術をトルコで実証へ
" 日・トルコ 共同プロジェクトFSの委託先決定
NEDOは、トルコ共和国で行う「風力・揚水発電による電力品質安定化技術実証事業」の実施可能性調査(FS)について、三菱電機株式会社、三菱重工業株式会社および株式会社三菱総合研究所の3社グループを委託先として決定しました。この実証事業は、トルコ共和国における風力発電設備などの再生可能エネルギーの大量導入・普及を見据え、トルコ共和国電力資源調査開発局と連携し、出力調整の難しい再生可能エネルギーの需給調整に焦点を当てて技術実証を行うものです。1.トルコ共和国における実証事業の概要
風力発電設備などの再生可能エネルギーは、一般的にその不安定な発電が電力系統に与える影響を少なくするために、電力貯蔵やPCS(電力制御装置)をはじめとする電力品質対策を具備する必要性があります。トルコ共和国においては、2023年までに20,000MWの風力発電設備を導入する目標が掲げられており、将来、風力発電設備の大量導入・普及時を見据え、大型蓄電設備として揚水発電の導入を計画しています。この共同実証プロジェクトは、トルコ共和国電力資源調査開発局がYalova県にて計画している、ハイブリッド発電事業(風力発電設備10MW程度、揚水発電設備4MW程度)を対象にトルコ共和国での電力安定化対策の最適な構成・運用について検討を行うものです。
なお、本事業は、FSの結果を踏まえた事業化評価を経て、実証事業のより具体的内容を決定します。本プロジェクト(FS期間)について以下の通り委託先を決定しました。
委託企業 : 三菱電機株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社三菱総合研究所
委託期間 : NEDOの指定する日~2011年11月30日
委託予算 : 約3,000万円(FS)、実証についての予算は事業化評価結果による。
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