ニッサン NISSAN、e-NV200のテストカーの運用を開始
日産自動車は、イオンリテールに多目的商用バン「NV200」をベースとした電気自動車のモニター車1台を貸与し、実証運行を開始したと発表しました。
具体的には、イオンリテールが首都圏の「イオンネットスーパー」の配達車両として、このモニター車を約1ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認するということです。
このモニター車は、本年1月開催のデトロイトモーターショーで、そのコンセプトモデルの世界初披露を行なったゼロ・エミッション車「e-NV200」がベースで、日産は国内外での同じようなテストを開始しています。
イオンネットスーパー「e-NV200」テストカー 発進式が行われました
-----(NissanNewsroom, 2012/05/15)-YouTube : NISSANリポート : 2012年5月16日 イオンネットスーパー「e-NV200」テストカー 発進式より
・「e-NV200」WEBサイト
- NISSAN e-NV200 website > e-NV200 映像ライブラリー- ”Key Technologies”
本年1月開催のデトロイトモーターショー時の「motortrend.com」によると、eNV200は、24kWhのリーフと同じバッテリーパックを利用し、モーターは80kW(107HP)ということです。ちなみにリーフは、24kWh、交流同期モーター(80kW・280Nm)。大きさも違うカーゴ利用のバンなのに、同じなんでしょうか、、、? と記事でも、疑問視されています。当然の疑問なので、今後また調べます。
プレスリリース / 日産自動車、2011年5月15日
・日産自動車、「NV200」※をベースとした電気自動車の実証運行を イオンリテール株式会社と開始
-----image(”イオンリテール株式会社向けモニター車”) : 同リリースより
"日産自動車株式会社(略)は、2012年5月から、イオンリテール株式会社(略)に多目的商用バン「NV200」をベースとした電気自動車のモニター車1台を貸与し、実証運行を開始します。具体的には、イオンリテールが首都圏の「イオンネットスーパー」の配達車両として、このモニター車を約1ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認します。 このモニター車は、本年1月開催のデトロイトモーターショーで、そのコンセプトモデルの世界初披露を行なったゼロ・エミッション車「e-NV200」がベースとなっています。同車の将来の投入に向け、世界中のフリートのお客さまから、実地での実証運行を通じたご意見をいただき、開発に反映していくためのモデルです。
.......... "
コメント続き
NV200(国内では、NV200バネット)は、ニューヨーク市の次世代タクシーに選ばれ大きな話題を呼びました。あのイエローキャブがこのスタイルになるというのが現地でも違和感をもって伝えられることもありました。それだけ、大きなイメージの転換だったのです。
・日産自動車 NV200バネット、ニューヨーク市の"イエローキャブ"タクシーに決定。2013年から登場-----しなやかな技術研究会、2011/06/14
・日産自動車、郵便事業用電気自動車のモニター運用など、小型商用車「NV200」をベースとした電気自動車のテストを開始-----しなやかな技術研究会、2011/07/07
そして、このスタイルはそのまま電気自動車に置き換えることが容易な車体であるということが伝えられると、よりグリーンな姿をイエローキャブに求める人たちからは、興味と支持を集める結果になっています。
さらに、日本国内では、リーフは3.11以降、大型バッテリーを備えた暮らしを可能にする車として、さまざまな実験が行われています。車から家、車が電源になる姿です。
・日産自動車とフォーアールエナジー、太陽光発電と日産リーフ用リチウムイオンバッテリーによる 電気自動車用充電システムの実証実験を開始-----日産自動車、2011年7月11日
"【実証実験システム概要】
太陽電池*1: 最大出力 40kW
パワーコンディショナー*2: 定格出力 40kW (10kW×4基)
蓄電池*3: 最大蓄電容量 96 kWh (24kWh×4台)
グリッド管理装置*4: 定格出力 200kW
EV充電器: 急速充電器 3基 (50kW×3)
普通充電ソケット 14個 (3.3kW×14)
*1 ソーラーフロンティア株式会社製(CIS太陽電池モジュール)
*2 山洋電気株式会社製(SANUPS P73D)
*3 オートモーティブエナジーサプライ社製
*4 山洋電気株式会社製(SANUPS K23A Mタイプ)"
以降、日産自動車の電気自動車の給電能力は、家庭用蓄電池、住宅用蓄電池としての価値をも注目されるようになってきました。当然、太陽電池、家庭用エネルギーマネージメントシステムなどと共に総合的な、次世代の家、暮らしをもイメージさせる使い方の研究が行われています。普通車の量産型電気自動車を先行して投入した日産自動車の今後の展開に注目する所以です。(2t)
参考
・e-NV200先行特設サイト
・日産ゼロ・エミッションサイト : 電気自動車の歴史 e-NV200
-
・Flicker : nissanev / e-NV200 イオンリテール株式会社さま向けモニター車
Nissan e-NV200 Concept
(worldcarfans、2012/01/09)
" .....its world debut at the 2012 North American Auto Show in Detroit..... "
・日産自動車、「NV200」※をベースとした電気自動車の実証運行をグローバルに開始-----日産自動車、2011年7月4日
-----image(”日本郵便向けモニター車”) : 上記リリースより
・EV充電器 3陣営「共用」-----読売新聞、2012年5月18日
"トヨタ・日産・JX 普及加速へ連携.....チャデモ方式.....米独メーカーの独自規格「コンボ」方式と規格争いが始まっている....."
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・2012 5月のクリッピング
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