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2012/01/17

神戸製鋼所-高効率・小型バイナリー発電システム「マイクロバイナリー」の開発・販売について

高効率・小型バイナリー発電システム「マイクロバイナリー」の開発・販売について-----神戸製鋼所、2011年9月8日

" 世界初の半密閉スクリュタービン方式のバイナリー発電システムを商品化
地熱や工場排熱等を利用して発電する、高効率・小型バイナリー発電システム「マイクロバイナリー」(型番:MB-70H)を開発し、本年10月より販売を開始します。システムの最大発電端出力は70kWで、100kW以下クラスでは、国産初の商品となります。本体ユニット価格は2,500万円で、今後機種を拡充し、2015年度迄に年間売上高30億円を目指します。

バイナリー発電とは、加熱源により沸点の低い作動媒体を加熱・蒸発させてその蒸気でタービンを回し発電するシステムで、低位の産業排熱や地熱等を利用するものです。地球温暖化対策や東日本大震災後の電力需給問題から、再生可能エネルギーや未利用低位エネルギーの活用による省エネや発電のニーズが高まっており、さらに再生可能エネルギーの固定価格買取制度の導入が決定したことや、小型バイナリー発電設備の電気事業法に係る規制緩和が検討されていることにより、簡易型バイナリー発電装置の普及が期待されています。

「マイクロバイナリー」は、この簡易型バイナリー発電装置を世界初の半密閉型スクリュタービン方式で商品化したもので、70~95℃の温水、もしくは温水に変換出来る廃液やガスなどの熱源から発電するオーガニックランキンサイクル方式*1のバイナリー発電システムです。このシステムにより、100℃以下の工場等の排温水に加え、温泉水や地熱資源、バイオマス由来の熱源、太陽熱などの、未利用の再生可能エネルギーを利用した小規模・分散型のグリーン電力発電システムの構築が可能です。また70kW発電ユニットを基本モジュールとして、熱源条件や設置環境に応じた最適なシステム設計が可能で、メンテンナンス時の稼動ロスを最小限に留めることが出来ます。
性能面では、当社で長年培われた世界有数の圧縮機、冷凍機の技術をベースに開発したスクリュタービンを採用しており、熱源変動に強く、高効率な発電性能を有しております。また、スクリュタービンと同期発電機ロータとを一軸一体構造とすることで、軸シールのない半密閉スクリュタービン方式のバイナリー発電システムを世界で初めて実用化し、作動媒体や潤滑油が漏れない構造により、長期の安定運転が可能です。
価格面では、当社の冷凍機・ヒートポンプ等の量産技術の活用や部品の共用化を図ることで、低価格化を実現しました。これにより、簡易型の商品として、一般産業排熱分野・自然エネルギー活用分野のお客様から大きな期待を頂いており、既に具体的な適用検討も進めています。
さらに、この温水熱源のバイナリー発電システムの商品化に続き、130℃以下の蒸気を熱源とする120kW級の蒸気熱源バイナリー発電システムの開発に着手しており、2012年秋の販売開始を目指しています。
.......... "

参考
川崎重工と九州電力、250KW小規模地熱バイナリー発電設備実証試験を開始-----ソフトエネルギー、2011/09/01



2012 1月のクリッピング



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