北極圏の原油掘削、ひいてはアメリカのエネルギー政策にも影響を与えはじめたメキシコ湾の原油流出、海洋汚濁事件 -Earthjustice / YouTubeから

　今回のアメリカ、いや地球全体でも最悪の原油による海洋汚濁事故となったメキシコ湾の原油流出事故。対策、つまり原油をとめ、原油を回収し、環境を回復する。そのすべてにおいて天文学的な数字が飛び出始めました。

　これは、BPというエネルギー産業にとどまらず、アメリカの政治とエネルギー政策の屋台骨まで影響を与える大事件に発展しつつあるようです。

　Earthjusticeという環境保護団体では、北極圏における原油掘削は、万が一今回のような海洋汚染を引き起こした場合、その環境にとりかえしのつかない壊滅的な影響を与える懸念を警告するとともに、今回の事件を契機に開始されそうな見直し論が、保護の観点からペンディングまたは中止されることを訴えています。

You Can't Rewind an Oil Spill

(Earthjustice,2010年05月24日)

" Cleaning up an oil spill in the relatively calm waters of the Gulf of Mexico has been an extreme challenge. In the Arctic Ocean, where temperatures fall well below zero, ocean swells can reach 20 feet and huge ice flows prevent travel to most areas, it's inconceivable to expect cleaning up to go smoothly. "

関連
・Administration Announces Much Needed Time Out on Arctic Oil Drilling-----Earthjustice,May 27, 2010

Visions of the Arctic - presented by Earthjustice

(Earthjustice,2010年05月28日)

・メキシコ湾で起きた原油流出事故、油漏れをとめるための大作戦が始まった 3-----自然エネルギー、2010/06/01から更新中