電力10社は、再生可能エネルギーの拡大利用に向けた研究を開始、、、?
・太陽光発電、大量送電へ実証実験 電力10社、負荷や出力検証-----NIKKEI NET,2009/5/23
" 東京電力や関西電力など電力10社は、太陽光発電が送電網に与える影響を調べる全国規模の実証実験に乗り出す。2030年までに現在の40倍の太陽光発電導入を目指す政府目標を達成するには、送電網の技術革新が必要とされる。
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日本の電力会社が世界で期待されもし、そして次世代の電力ビジネスの柱となるかもしれないエネルギーマネージメント技術と発電、送電、給電技術の研究に動いているスマートな送電線網の研究に乗り出したのでしょうか?
・太陽光発電の規模を、2020年までに今より20倍に-麻生首相の新エネ拡大策とは?-----ソフトエネルギー、2009/04/14
・2050年に、温室効果ガス60~80%削減案浮上。ところで、福田さんの低炭素社会ってどんなん?-----しなやかな技術研究会、2008/05/12
確かに福田さん、麻生さん、これまで太陽光発電には格段の”期待と役割”を寄せておられるようだ。大変結構だと思いたいところだが、、、、
風力、地熱、小水力、バイオマス、海洋エネルギーなどなど、、、、この国の風土を生かした総合的な再生可能エネルギー立国にまでは言及されていない。うがった見方をすれば、本気で再生可能エネルギーの重用を考えてはおられないのではと考えざるを得ない。
太陽光発電にまで、そのコスト負担をユーザーはここまで負っていただけるのでしょうか? と妙に消費者に気を使っている姿勢も見られるという話も聞きます。電力10社、そして国の本当の姿勢、もっと具体的に選挙前に聞きたいと思います。知りたいと思います。
さて、、、、? どなたが応えてくれるのでしょうか?
そうそう、あの再生可能エネルギーのお荷物とされる蓄電システムも現在世界でしのぎが削られている需要な技術です。また、蓄電しないでも、再生可能エネルギーが及ぼす電力の不安定さを消費者が受容し、それを停電にまで踏み込んで、電力会社と需要契約をする。そのかわり基本料金などが大幅に安い契約や、部分停電の強制実施をも受けいてるユーザーの開拓にまで踏み込んだ研究が行われています。電力は、今まさに、発電、送電、給電というすべての点で再編成、技術革新の波を経験しようとしています。
この場面で、政治的な選択がどうしても必要になってきています。日本の長期エネルギー需給見通しが大きく脱原子力、脱化石燃料に舵を取ることができるか? そのあたりが問われる重要な局面です。(t_t)
参考
・資源エネルギー庁 「長期エネルギー需給見通し」のとりまとめ(平成20年5月21日版)
・All Smart Grid Score Cards-----.smartgridnews.com,Mar 2, 2009
参考エントリー
・蓄電池整備に6兆円 経産省、太陽光発電10倍目標で試算 / FujiSankei Business i.-----ソフトエネルギー、2008/08/22
・日本ガイシ、メガソーラーと風力発電用NAS電池を仏で約150MWの大型受注 300億-400億円-----自然エネルギー、2009/05/08
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