太陽電池産業が地中海地域に展開中 / mail投稿版
シャープさんがイタリアの電力企業と共同で、太陽光発電所、および太陽電池の生産
にのりだす。工場は、2010年には480MW規模、最終的には1GWの薄膜太陽電池の生産
拠点をつくるという。
プレスリリース / シャープ、2008年11月27日
・イタリアの電力会社Enel社との太陽光発電事業に関する合弁会社設立および薄膜太陽
電池の生産に関する合意について
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/081127-a.html
このリリースでもふれられている2020年までに20GWの発電設備を整備することを目
標とした「地中海ソーラー計画」については、太陽光とともに大規模な太陽熱発電が地
中海のアフリカ沿岸に設備されることが検討されています。スペインなどに導入されつ
つある大規模な太陽熱発電所は、予定通りに計画が進むとかなりの数が建設されるとい
うことです。
・Trans-Mediterranean Renewable Energy Cooperation (TREC)
http://www.desertec.org/index.html
・Wikipedia : 地中海連合
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B5%B7%E9%80%A3%E5%90%88
この計画の立案とりまとめを行っているのが、あの”成長の限界”で有名なローマク
ラブであることも、歴史の流れを感じるトピックスだと思いませんか?
シャープ以外の太陽電池メーカーが複数、この地域で工場を建設に動いています。太
陽エネルギー産業の中心は、当分ヨーロッパという傾向が続きそうです。そして、その
流れは、地中海南部、そしてアフリカまで拡大していくのでしょうか?
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・エネルギーは、地中海を経てアフリカからEUへとやってくる?-----ソフトエネルギ
ー、2008/07/30
https://greenpost.way-nifty.com/softenergy/2008/07/eu_c765.html
-----image : 参考資料(”Presentation: A Vision for Photovoltaics in a Mediter
ranean Grid (Arnulf Jager-Waldau and Magda Moner-Girona's presentation)pdf資料
”)より
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