自然を利用して、
電気を作って
使ってみよう!
ようこそ、
1991年よりグリーン・ポストは、自然エネルギーに取り組んできました。今現在も、始めての方がそうであるように、小社も実際に1枚の太陽電池を使ってみる体験から、その一歩がはじまりました。当時は、価格も高くなかなか入手しにくく、ほとんど一般には認知されていない存在でした。 それが現在では、当時と比べれば比較にならないほど、一般的なものになりつつあります。小さな規模のものから、大きなものまで、太陽電池が屋根や未利用だったスペースに設置され、風車もあちこちにたちならび、その他の新なエネルギーも、次代を担うエネルギー源としてまさに日の目をみようとしています。
自然エネルギーに関するこれらの機器が、単なる商品という形を超えて、真の豊かさ、そして幸福を担う存在であれと願い、その普及に力を注いでいきたいと考えています。
太陽電池は、日当たりの良いスペースさえあれば、どこででもどんな規模からでも、始めることができる点が魅力です。都会でも田舎でも、屋根さえあれば、
“電気を作って使ってみる” ことができます。
事実、太陽電池は私たちの期待に応え、「電気は電力会社から買う」「発電には専門的な知識や資格は必要である」という常識によって奪われていた、“自らの工夫によって電気を作り、その電気を使ってみるという体験”を私たちにもたらしてくれました。これらの経験から言えることは、規模の大小にかかわらず、例えたった1枚の小さな太陽電池にさえ真摯に取り組むならば、実に多くのことを学ぶことができるということです。
このサイトになんらかの理由、案内を経由して訪れていだだいたみなさん。ここで紹介されていることが、あまりにささやかな体験であると感じる方もあるかもしれません。しかし、そこには小さくとも、確かに発見があることを私たちは知っています。是非、あなたも、実際に電気を作って使ってみてください。
ところで、電気は非常に便利なエネルギーです。しかし、万能ではありません。例えば、電気を“熱”として消費する電熱線ヒーター、電気温水器、オーブントースターなどは、電気の使用方法としては、ちょっともったいない気がします。というのは、発電所で熱タービンで発電され、さらに長い距離を送電されてくる貴重な電気です。また、せっかく自分で作った電気です。単に熱源としての利用ならば、石油やガスなどの一次エネルギーの利用のほうが向いています。薪や炭が地元で手に入る人は、それを使うことができます。電気エネルギーを直接熱にかえてしまうことは、「野蛮」とさえいえるかもしれません。では、電気エネルギーにふさわしい、またそれにしかできない仕事とはどんなことでしょうか? 太陽光発電に取り組まれる時に、みなさんもそんなことをちょっと考えてみてください。「こむずかしい」こと言うなとお思いかもしれませんが、電気について知ることが、我々が取り組むシステムを安価に効率良く運用する上でも重要になります。
ここで、日本の地図を頭に描いてみてください。島国で均質な社会と言われる日本。しかし、自然の条件はさまざまです。国土は南北に長く、国土のほとんどが深く急斜面の山襞によっておおわれています。そして、ほんとうに様々な気象条件が存在します。四季の変化があり、温暖で湿潤。世界有数の降水量を誇ります。その雨は、海外の地誌に“滝のような川”と表現される河川を 源頭から河口まで一気に駆け下ります。
異常気象で日照不足の年もありましたが、平均的な年間日照時間は、おおよそ平均1850時間にも及びます。海浜部や丘陵、山地などには有望な風もあります。地熱、バイオガスなど他の未利用なローカルエネルギー源もあります。世界中で、自然エネルギーの利用が積極的に行われています。
化石燃料の枯渇、原子力の破滅的な危険性、そしてますます大規模な電源立地等がむずかしくなる中で、次の時代の社会作りを目指した動きといえるかもしれません。地球環境と新たなライフスタイルが深く意識される中で、我が国にもそうした動きが始まりつつあります。比較的導入しやすい太陽電池。その太陽光発電と風力の組み合わせ。河川での高落差・小水量用の超小型水力発電機の普及など、個人が取り組める発電規模でも多くの可能性があります。まず、みなさんの回りの自然環境やスペースに目を配ってください。車庫の上の1坪のスペースに300Wの太陽電池を据えつけることができます。直径8mほどの空き地があれば、高さ6mの小さなしかし本格的な風力発電システムができます。また、簡易水道程度の水量と落差で取り組める超小型水力発電機があります。そんな可能性を探してください
Get your sun !
グリーン・ポスト代表:恒任とうじ
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