« 神奈川県、太陽光+燃料電池を重点に、かながわスマートエネルギー計画を策定 | トップページ | シャープ、5年ぶりにPVモジュールメーカー首位に。Solarbuzzリポート »

明電舎、水力発電システム事業強化で各種水車をそろえるイームル工業と提携

 東芝とも提携し、国内外で中小水力発電所建設で豊富な事業を展開してきた明電舎が、各種水車をラインナップし、水力発電システム事業に強みをもつイームル工業と提携することを発表しました。同社は、再生可能エネルギーの一つである水力発電への対応強化を行い、特に中小水力を得意とするイームル工業との連携を強化するということです。イームル工業の水車のラインナップは豊富で、フランシス、ペルトン、水中タービン、クロスフローと国内で展開する主な仕様がそろっています。
 水力発電の歴史は古く、100年以上の歴史があり、水車および発電機とも世界の先端の製造、運用技術を有している。効率的には、すでに各水量-落差対比における技術的な効率を追求する上での革新は終わり、今後大きく発電効率を上げることはないという意味では、確立された技術です。しかし、運用面、制度の改革および充実によって水力発電の今後の利用量と形態は大きく貢献度に差が出るという意味では、今日的な技術ともいえます。
 今後、大規模なダムの建設が行われることはむずかしいので、従属発電や維持流量を利用した中小水力発電の利用による分散型電源の確保に焦点があたりはじめています。
 水力を落穂拾いのように掬い上げ、積み重ねることで、さらに数パーセントの積み上げが水力発電には可能です。大規模水力発電を合わせて、電力の十数パーセントまでをまかなうことが可能と考えられます。

 中小水力発電の今後に期待しています。

プレスリリース / 明電舎、2014年05月13日
水力発電システム事業の強化について

" .....再生可能エネルギーの一つである水力発電への対応強化を目的として、水力発電システム対応の専門組織を設置するとともに、特に小容量の領域に注力するためにイームル工業株式会社との連携を強化します。
詳細につきましては発表資料をご参照ください。

” 株式会社明電舎(略)は、再生可能エネルギーの一つである水力発電への対応強化を目的として、水力発電システム対応の専門の営業・技術・生産・開発を統括する組織を設置するとともに、特に小容量の領域に注力するためにこの分野を得意とするイームル工業株式会社(以下、イームル工業)との連携を強化します。

 当社は1900年代初頭頃より国内電力会社、企業局および自治体へ、更に海外においても数多くの水力発電設備を納入してきました。今後、これらの更新需要の増加が予想されます。
 また、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、特に小水力発電システムの需要の拡大も期待できます。

 また、このたび当社と連携強化するイームル工業は中小容量の水車メーカーとして中小水力発電技術に強みを持ち、これまで西日本を中心に事業を展開してきました。今後当社との技術面でのシナジー効果を発揮すべく連携を強化することで、東日本地域への業容の拡大を図ります。

 当社は、今後需要の拡大が期待できる小水力発電システムの性能向上を図るため、当社が得意とする可変速制御技術と組み合わせた自立運転可能な可変速型小水力発電機の開発を現在進めております。更にイームル工業の有する水車の効率向上、小型化、低コスト化、を目的とした製品開発を共同で行い、両社のシナジー効果を最大限に発揮することで、小水力発電システムの高効率な利用を実現してまいります。

 今後、当社は、現在保有するイームル工業の株式を追加取得するとともに、技術開発面を中心に、人的面、営業・サービス面での協力関係を更に強化し、この分野で2017年度60億円の受注を目指します。”-----「水力発電システム事業の強化について(PDF)」より
.......... "

関連
・明電舎 : 再生可能エネルギー

"大規模太陽光発電システム
太陽光発電用パワーコンディショナ
風力発電システム
水力発電用発電機
水力発電用電動サーボモータ
水力発電用全機能一体形制御保護装置"

・イームル工業 : 製品紹介

" 水車
フランシス水車
ペルトン水車
水中タービン発電機
クロスフロー水車

 水車付属機器
入口弁
調速機
圧油装置
水車制御盤
制圧機
軸受
水車封水装置
.......... "

東芝、明電舎:中小型水力発電システム分野強化で業務・技術提携-----日本経済新聞、2011/10/6

" 東芝と明電舎は6日、中小型の水力発電機器事業で提携すると発表した。東芝が明電舎に水車、明電舎が東芝に発電機を供給することが柱。一部の中小型水力設備で発電した電力は来年始まる再生可能エネルギーの全量買い取り制度の対象となり、発電機器市場は今後拡大する見通し。両社は機器を融通し合い、事業を強化する。
..........
国内では日立製作所と三菱電機、三菱重工業の水力機器事業の統合新会社、日立三菱水力(東京・港)が今月発足するなど再編が進んでいる。"


コメント続き
 2013年度版のエネルギー白書によると、2011年度の全国発電端電力量しめる水力発電は、8.7%です。全水力発電の設備容量は2011年度末で4,842万kW、年間発電電力量は917億kWhです。

2013meti_white_peper_hydro1
-----image(”【第213-2-18】日本の水力発電設備容量および発電電力量の推移”) : 資源エネルギー庁「平成24年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2013) HTML版 第2部 エネルギー動向 第1章 国内エネルギー動向 第3節 一次エネルギーの動向」より

 また、世界的には中国、アメリカ、カナダに次ぐ4位の規模を誇り、世界的には5%に相当します。

2013meti_white_paper_hydro2_213219

-----image(”【第213-2-19】水力発電導入量の国際比較”) : 資源エネルギー庁「平成24年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2013) HTML版 第2部 エネルギー動向 第1章 国内エネルギー動向 第3節 一次エネルギーの動向」より

 今後開発される余地としては、未開発の水力の平均発電能力(包蔵水力)は6,575kW程度と見積もられいます。ただし、これは既存の政策の上での余地で、小規模分散型エネルギーを少子高齢化社会の地域産業として奨励するなどの手当てが手厚くされることで、最大500万kWから800万kWの出力規模での開発も可能だと考えています。資金も嵩みますが、グローバリズム経済下での弊害を克服するための地域経済への投資と考える思考が機能すれば、話しが違ってくるのではないかと、考えています。ただ、そのためには山野への見方を大きく転換する必要があります。人口が減るばかりの地方の山野を、水と空気と大地を涵養しこの日本という風土を保つために必要な場所で、ある程度の積極投資が必要であるとの見方への転換です。できるかどうかは、私たち国民次第。



ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2-----しなやかな技術研究会 まとめ

[PR]

|

« 神奈川県、太陽光+燃料電池を重点に、かながわスマートエネルギー計画を策定 | トップページ | シャープ、5年ぶりにPVモジュールメーカー首位に。Solarbuzzリポート »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 明電舎、水力発電システム事業強化で各種水車をそろえるイームル工業と提携:

« 神奈川県、太陽光+燃料電池を重点に、かながわスマートエネルギー計画を策定 | トップページ | シャープ、5年ぶりにPVモジュールメーカー首位に。Solarbuzzリポート »