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東京汽船、福島洋上風力向けアクセス専用双胴船”JCAT ONE (56t)”を運航

 東京汽船は、福島洋上風力向けアクセス専用船 ”JCAT ONE”の供用運航を開始中と発表しました。人員の送迎を行う専用船で、オランダのVekaグループの造船所で建造された全長21.3m、54総トンの双胴船(カタマラン)を採用しています。浮体式洋上風力発電所の計画書での位置は、緯度37度18分39秒 経度141度14分24秒(正確には浮体式変電所の位置)です。JCAT ONEは、小名浜港と、そこからおおよそ50kmの距離にある、東京電力広野火力発電所の沖約20kmに位置する浮体式洋上風力発電所施設を結び人員などを運ぶことになります。

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-----image : Googleマップで福島県沖の浮体式洋上ウィンドファームを見る

 JCAT ONEは、オランダのVekaグループの造船所で建造された新造船で、欧州における標準的なWind Farm Support Vessel(洋上風力発電支援船=洋上風力発電への要員送迎を主目的に設計された船舶)です。東京汽船は、購入後に日本で改修工事を施しNK(日本海事協会)の船級を取得しました。日本初のWind Farm Support Vesselとなります。最大速力27.2ノットは、km時速にして約43.5km/hです。高波浪状況下でも安全かつ速やかに要員の施設への乗降を実現させることができるそうです。


プレスリリース / 東京汽船、2014年1月24日
洋上風力発電アクセス専用船 ”JCAT ONE”の供用

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-----image : 同リリースより

" 当社は、「福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」(経済産業省資源エネルギー庁所管の浮体式洋上風力発電実証実験)を受託している「福島洋上風力コンソーシアム」に対して、去る2013年12月5日から、洋上風力発電施設へのアクセス専用船(送迎・乗降用交通船)“JCAT ONE”(ジェーキャットワン)を供用しております。

JCAT ONEは、福島県・小名浜港と福島県沖に設置されている洋上風力発電施設(風力発電浮体およびサブステーション)との間で、同施設のO&M(オペレーション・維持管理)要員を安全に送迎・乗降させる業務に携わっております。

JCAT ONEは、オランダの造船所Veka Shipbuilding B.V.が建造した新造船で、欧州における標準的なWind Farm Support Vessel(洋上風力発電支援船=洋上風力発電への要員送迎を主目的に設計された船舶)の仕様を持つアルミ合金製の双胴船(Catamaran)です。当社は、購入後に日本で改修工事を施しNK(日本海事協会)の船級を取得しました。日本で初めて就航するWind Farm Support Vesselとなります。

JCAT ONE(全長21.3m、54総トン)は、高速性(最大速力27.2ノット)と洋上風力発電施設への接舷性能に優れ、高波浪状況下でも安全かつ速やかにO&M要員の施設への乗降を実現させる特長を備えています。

当社は、本体およびグループでの既存事業の一つとして交通船事業に携わっておりますが、洋上風力発電アクセス専用船事業を新規事業と位置づけており、今後、研究開発と事業展開に取り組み、洋上風力発電オペレーション支援分野での貢献をして行きたいと考えます。
.......... "

関連
VEKA(en) / Offshore Support

'Animal' Multipurpose Catamaran - VEKA Group

(VEKA Group,2013/03/22)

"The first 'Animal' Multipurpose Catamaran was launched December 2012, the first ship in a series of high speed crafts. With this highly innovative support vessel for the offshore industry, VEKA Group has developed a very powerful workboat, specialized in transporting technical personnel and working material to and from wind farms. Every ship of this new "Animal" line will get an animal name and the first one is baptized "Whale of the Waves'. A second catamaran is under construction and will soon be delivered.

A unique and specialized ship with a wide range of technical innovations developed for a more efficient maintenance of wind turbines. The new hull shape provides high stability in heavy weather and pushes the boundaries of the ship. The strong and lightweight aluminum construction ensures safety, high speed and high performance of this catamaran.

Technical Specifications

Length Overall : 19,40 M / 63,65 Ft
Length Hull : 18,70 M / 61,35 Ft
Length Waterline : 17,60 M / 57,75 Ft
Beam Overall : 7,00 M / 22,97 Ft
Draught (Base to DWL) : 1,00 M / 57,75 Ft
Displacement (lightship) : 45.000 Kg
Total Fuel Capacity : 6.000 L
Number passengers + Crew : 12 Pax + 3 Crew
Drying Room suits & gear : 1
Signif. working wave height : 2 M H/s
Engines : 2x MTU 8V2000 M72 / 979 HP
Waterjets : Hamilton Jet
Service Speed : 23 Kts.
Sprint Speed : 27 Kts.
Design : BMT / Nigel Gee
Cargo : 73 m2 deck space 10 mt
Container(s) : 3x 10 feet (2x bow, 1x aft.)"

・Vimeo : VEKA 19m Multipurpose Catamaran-----VEKA Group,June 6, 2013

福島洋上風力コンソーシアム
Fukushima_floating_wind_2014_3_flye
-----image :3月4日 に公開されたばかりの「福島復興浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業-第1期実証研究事業-パンフレット」より

追加情報



参考エントリー
1/4コスト削減を目指す、福島県沖浮体式洋上風力発電機開発-----自然エネルギー、2013/12/09

環境省、福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の7MW機2基建設に関する意見書を提出-----ソフトエネルギー、2013/12/09

Fukushima_floating_wind_7mw_2_map_1
-----image : 上記記事より、「環境省、平成25年12月5日 浮体式洋上超大型風力発電機設置実証事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について、添付資料(参考)対象事業実施区域の位置[PDF 295KB]」より-----
Fukushima_floating_wind_7mw_2_map_2

福島、浮体式ウィンドファーム実証研究事業(第1期)の今後の予定。順調なら11月運転開始-----ソフトエネルギー、2013/10/21

福島県沖2MW浮体式洋上風力発電機、10月稼動に向けて準備が進んでいます-----ソフトエネルギー、2013/06/26

国土交通省は、浮体式洋上風力発電施設の安全確保のため技術基準を制定。福島県沖計画にも適用-----ソフトエネルギー、2012/04/26

福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の2015年までの内容と実施体制が発表されました-----ソフトエネルギー、2012/03/07

古河電工とビスキャス、福島沖2MW浮体式洋上風車と変電所の連結に新技術を開発-----ソフトエネルギー、2013/10/07

環境省、福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の7MW機2基建設に関する意見書を提出-----ソフトエネルギー、2013/12/09

浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine 再生可能エネルギーまめ知識


コメント続き

 折りしも現在行われている、平成26年度の固定価格買取制度の調達価格等の改正についてのパブコメにおいては、洋上風力発電枠が新たに新設される予定であり、その案においては、1kWあたり36円という地上風車枠[陸上風力(20kW以上) 22円/kWh 据え置き]よりはるかに高い金額が設定される予定であることが明らかになっています。

 これがある程度(どの程度の期間政策として継続するのか?)後押しをするのかわかりませんが、すでに浮体式洋上風力発電の世界では、世界をリードする規模で実証実験を行っているのですから、なんとしても”役立てて”いきたいところです。

経産省、平成26年度の固定価格買取制度の調達価格等の改正についてのパブコメを実施-----自然エネルギー、2014/03/12


参考エントリー
平成26年度(2014)の再エネ、買い取り価格の審議会案が出揃う。太陽光引き下げ、洋上風力、改修水力新設-----ソフトエネルギー、2014/03/10




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