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住友電工、集光型太陽光発電装置(CPV)を製品化。2基約30kWpのシステムを宮崎大学に設置

 住友電工は、かねてから実証運転中だった集光型太陽光発電装置(CPV)を製品化したと発表しました。今回開発されたモジュールは、厚み約100mm、重量10kg未満の薄型軽量で、これを複数組み合わせることで、1基約15kWpの発電ユニットを実現しています。(1ユニット64モジュール構成とのことなので、1モジュールがおおよそ234Wp程度)

 同社は、28基で200kWpの集光型太陽光発電装置(CPV)、および世界最大規模のレドックスフロー電池5MWhを開発し、横浜製作所において実証システム実証運転を2012年7月より行ってきました。この集光型太陽光発電装置(CPV)は、発電素子にレンズで集光させた高密度の太陽光を入射させることによって、小面積の発電素子でエネルギー変換をする太陽光発電装置です。発電素子は、化合物系の太陽電池を用いています。その発電効率は、市販のシリコンパネルに比べておおよそ2倍です。架台は、追尾式で効率よく太陽光を捉えることができます。
 今回宮崎大学に設置された2基約30kWpの1基には、全面に同大学のロゴマークが描かれ、看板としての役割も担います。ユニークなサインボードです!

 
プレスリリース / 住友電工、2014年3月27日
集光型太陽光発電装置(CPV)を製品化

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-----image[上-"図1)システムおよびモジュール構造"、下-”図2)発電出力比較(モロッコにおける社内実証データーより)”] : 同リリースより-----
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" 次世代太陽光発電システムとして、宮崎大学に設置、運転開始

 当社は、次世代の発電システムとして期待される集光型太陽光発電装置(以下、CPV)を製品化し、このたび国立大学法人 宮崎大学の木花キャンパス内に設置頂き、発電を開始しました。
 CPVは、高日射環境において結晶シリコン太陽電池など従来型の太陽光発電システムに比べ、優れた発電能力を発揮します。当社は、2010年より「薄型」でかつ「軽量」を特長とするモジュールの開発に着手し、2012年から社内でシステム実証運転をしてまいりました(写真1)。今回宮崎大学には、当社のこれまでの開発成果を評価頂き、2014年3月19日より当社CPVを将来有望な次世代型太陽光発電システムと位置付けた研究設備として活用頂いております。
 この設置したCPVは、64モジュール搭載システム 2基となり、2基を合計したモジュール定格出力は15kW以上(測定条件CSTC*1)となります。また、当社のCPVモジュールは、発電出力を落とすことなく「絵」や「文字」をモジュールに映し出すことが可能で、1基には全面に大学ロゴマークを表示しています(写真2)。
 今後も当社CPVの優れた特長を活かしながら、よりコストパフォーマンスの高い製品開発を推し進め、高日射環境の国々や地域を中心に、新しい発電システムとして拡販してまいります。

【当社CPVの特長】
1.高効率、高出力でかつ高温度環境に優れた発電システム
 CPVは、発電効率が極めて高い化合物半導体の発電素子を用い、太陽を正確に追尾しながらレンズで直達日射光を集め発電する仕組みになっています(図1)。発電効率は標準的な結晶シリコン太陽電池に比べて約2倍で(図2)、また発電素子の温度依存性がほとんどないことから、CPV は直達日射量が多く気温が高い地域で有効な発電システムとして期待されています。

2.薄型で軽量なモジュール
 集光型太陽光発電装置業界でトップレベルとなる、厚み約100mm、重量10kg未満の薄型軽量モジュールを開発しました。薄型で軽量なモジュールは、輸送時のモジュール積載効率の向上や現地設置作業効率の向上、また、太陽を追尾する架台に多く搭載できるなどのメリットがあり、発電システムのトータルコスト低減に貢献できると考えています。

3.設置エリアの有効活用
 太陽を追尾する架台の上にCPVモジュールを設置する構造のため、モジュール下のスペースを駐車場、花壇、農地等として活用することが可能です。
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-----image : 同リリースより
.......... "

関連エントリー
住友電工、200kWpの集光型太陽光発電装置(CPV)および5MWhの大型蓄電池などの実証運転を開始-----ソフトエネルギー、2012/07/30

住友電工、横浜製作所において200kWpの集光型太陽光発電装置(CPV)および5MWhの大型蓄電池などのEMSの実証運転へ-----ソフトエネルギー、2012/04/19


追加情報
住友電気工業:太陽追いかける発電システム 中東で展開へ----毎日新聞、2014年12月09日

"住友電気工業は8日、今年度中にも中東地域の太陽光発電設備市場に本格参入する方針を明らかにした。太陽の光の向きに合わせて自動でパネルの向きを変える電力変換効率が高い発電システムをサウジアラビアなどに売り込む。
..........現在、大阪府内に最新鋭の太陽光発電システムの製造ラインを構築中.........."


コメント続き
 集光型太陽光発電装置( Concentrator Photovoltaic : CPV)は、住友電工のリリースにもある通り、発電素子の温度依存性がほとんどないことから、CPV は直達日射量が多く気温が高い地域で有効な発電システム、主に赤道付近の高日射環境の国々や地域を中心に導入が検討されています。日本のような緯度の地域では、日射量も少なく、コスト高となるCPVは競争力をもたないと考えられています。
 住友電工は、実際アフリカ向けの展示会でCPVを提案しています。

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-----image : 住友電工 : Exhibitions 2014より「The Solar Show Africa 2014」情報

 ところで、お値段。知りたいですねぇ。是非、できるものなら今後の参考のために宮崎大学の設置予算を知りたいです。

関連エントリー
集光型太陽光発電 CPV / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2010/07/15より更新中

参考
住友電工、世界初となる新型、溶融塩電解液電池電池の開発に成功-----しなやかな技術研究会、2011/03/07

・Twilog : #CPV(世界の集光型太陽光発電 CPVの情報)

・Twilog : #CPV #renewjapan(日本の集光型太陽光発電 CPVの情報)

-----Googleで関連サイトを検索 : 住友電工-----



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