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3月11日。日本人にとって特別な日になった。再確認! 原発再稼動に反対する

 3月11日は、日本人にとって特別な日になった。2011年の3月11日、午後三時まではいつものように過ごしていた。

 ツィッターを使い始めた時、これはかねてから必要を感じていたソーシャルブックマークとして使えるのではないかと思った。つぶやきの道具としての可能性は、私には二次的なものだった。だが、3年前のその日のつぶやきも、まだちゃんと残っている。これは、たいしたモノだと思う。タイムランをみると、記憶が行間を勝手にうめるから、その日の記憶がよみがえり、様子が浮かぶ。
 ツィッターを今でも使い続ける理由のひとつが、イベントの記憶としての役割なのだ。

 あの時、あの地震と津波の被害が刻々とライブでテレビに映し出される中で、私は家族や仕事上の連絡に追われていた。だから、あまり画面を見ることはできず、景色は断面的な記憶にとどまっている。ただ、その番組を食い入るように見る、23才の大学生の息子の顔の表情の変化に、この震災の被害の大きさを知り、3年たった今でもその表情の変化の記憶として、深く刻まれている。尋常でない、日本列島を襲う地殻変動の力。

 9.11以降の世界は、戦争と騒乱を悲しみと憎悪とともにこの世界にもたらした。イラクに大量破壊兵器がなかったことがわかっても、後の祭りだ。

 では、3.11は、何をもたらしたのか?

 東京電力と、当時の、そしてそれまでの為政者にとって幸運なことに、怒りや憎しみを表現することが不得手な国民故、その事故の影響も無主物も、それが原因で罪を問われることはなかった。これは、あくまでも天災であり、以前から警告されていた地震による原子力発電所の苛酷事故であってさえ、その責任は宙に浮いたままになっている。
 
 とはいえ、私たち日本人は3月11日のことを忘れない。この豊かで美しい大地と海が割れることを知ってしまったからだ。多くの日本人が、この圧倒的な地殻変動リスクを目の当たりにして、できるかぎりすみやかに、原子力発電の利用をやめることを望んでいる。

 想像するしかないが、昨年末から年明けの休み中を含む不適切な時期に実施された、エネルギー基本政策に関するパブリックコメントも、数的には同じような内容であったのではないかと考えています。総数(到達件数)は、18,663件で、128件についてはコメント付きの”問答集”が発表されただけで、全体の傾向は”ぬぁんと”無視されたままなのです。

 その上で、原発の安全をすべて規制委員会にまかせ、唯一の正当な事故調査たる国会事故調査委員会の報告による、検証委員会すら内閣府に設置しない手抜き状態が継続しています。

 そして、安倍首相は昨日の会見で、すべての下駄を体よく規制委員会におしつけ、国としての責任(ここでは、国会事故調査委員会の報告書、継続検討委員会の設置など)を放棄したままです。規制委員会の独立うんぬんは当たり前。それとは別に、福島第一原子力発電所苛酷事故を踏まえての原子力政策、原子力行政、原子力予算の見直しのための礎を作る責任が国にはあります。

”.......... (記者)  幹事社から2問目です。テレビ朝日の足立と申します。  東日本大震災をきっかけに止まっている全国の原子力発電所についてお伺いします。  原発の再稼働については、東京都知事選でも争点となったように反対論が根強くあります。安倍総理は先ほどの委員会でも再稼働の必要性を強調されていましたが、政権として原発の再稼働にどう対応される考えか、また、具体的なスケジュール感も含めてお聞かせください。

(安倍総理)
 福島の事故を経験いたしまして、国民の皆様が原発の安全性に不安を持つのは当然のことだと思います。福島の事故の教訓を踏まえて安全を確保していくことが大前提であります。その前提のもと、独立した原子力規制委員会が、世界で最も厳しいレベルの規制基準に基づいて徹底的な審査を行い、これに適合すると認められた原発について再稼働を進めていく方針であります。
 スケジュールにつきましては、原子力規制委員会で安全審査中でありますことから、私から予断をもって申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。
.......... ”-----首相官邸、平成26年3月10日安倍内閣総理大臣記者会見より

 苛酷事故の検証を継続し、廃炉の安全を確保することは、本来最低線の国としての義務ですが、言葉をすり替え、責任をあいまいにする姿勢をつらぬく安倍政権では、迫り来る震災、そして原発震災を防ぎ、被害を少なくすることはできないのです。すべき想定をせず、再び次の震災による被害を拡大させ、また再び原子力発電所の事故を引き起こすことは、許されません。問題を問題として認識できる”国民に開かれた”行政、国のシステムが必要です。

 また、私たち市民も原発問題を通して、それを暮らしの選択の問題として強く認識する必要があります。それを考える過程で、国内だけでなく、この地球の上に生きるためのライフスタイルと哲学も見えてきます。


 おりしも、本日岩波書店から、原発震災を警告してきた石橋克彦さんの本が出版されました。

 注文します。
 そして、迫り来る未曾有の大震災。本日、再び肝に銘じます。

参考
国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調) / 注目の調査!-----しなやかな技術研究会、2012/05/15

国会事故調(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会)報告 ダイジェスト版 (pdf 0.8MB)-----とびっきりの未来 Project 50/2050、2012.07.05



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コメント

私も再稼働に反対です。事故がおきると地球規模の影響が出るものは原子力だけでしょう。エネルギーに関しては、日本は地熱発電の技術輸出は実績があるのですから、そちらにシフトすべきです。

投稿: ミキコ | 2014/03/12 07:36

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