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九州電力、維持流量利用の330kW一ツ瀬維持流量発電所の営業運転を開始

九州電力は、維持流量利用の330kW一ツ瀬維持流量発電所の営業運転を開始したと発表しました。一ツ瀬維持流量発電所は、水力発電所規模ランキングでトップ10の規模を誇る、昭和38年開業の一ツ瀬(水力)発電所、最大出力180,000kW を擁する一ツ瀬ダムの維持流量を利用した小規模な水力発電施設です。
 河川維持流量とは、ダム下流の生態系の保護など河川環境の維持のために必要な用水をさし、これまで未利用な水力利用エネルギー源として、固定価格買取制度の施行以来、全国的に利用が進んでいる発電の形です。

 九州電力では、330kW一ツ瀬維持流量発電所により、一般家庭約600世帯が1年間に使用する電力量に相当する年間発電電力量、約220万kWhを想定しています。年220万kWhの電力を平均的な太陽光発電所で発電する場合の設備容量は、おおよそ2200万kWp(約2232kWpで、2.2MWpのメガソーラーに該当)ですので、単純に設備容量を比較した場合、約6.7倍の貢献度となります。
 独立系の太陽光発電:風力発電:水力発電の同じ設備容量における貢献度は、1 : 3 : 8程度といわれてきましたので、基本的には24時間稼動することも可能と考えられる水力発電の力の大きさがわかります。連系の場合、1 : 2.5 : 5~6 程度になる見当かなと思っています。

 10月26日の読売新聞によると、「維持流量発電所は九電管内では6か所目。いずれも宮崎県内にあり、合計出力は2190キロ・ワット」だということです。大型ダムでの水力発電に比較すると、まるで落穂ひろいみたいと表現される維持流量利用の小水力発電ですが、たった330kWの規模で、2.2MWpのメガソーラーに匹敵する発電量を期待できると考えれば、多くの人が見直すと思います。

 素晴らしい、小水力発電。今回の施工にかかった総額を調べて、コスト面でも太陽光発電などと比べて正当に評価し、世の中にアピールしていくことが必要です。
 

プレスリリース / 九州電力、平成25年10月25日
一ツ瀬維持流量発電所の営業運転開始について

Kyuden_330kw_hydro_hitotsuse
-----image : 同リリースより

"..........宮崎県西都市において一ツ瀬維持流量発電所の建設を進めてまいりましたが、電気事業法に基づく使用前自主検査を終了し、本日、営業運転を開始しましたので、お知らせします。

 本発電所は、水資源の有効活用を図るため、未利用エネルギーであるダムからの河川維持流量※1を利用した最大出力330kWの水力発電所です。なお、年間の発電電力量は約220万kWhを想定しており、これは一般家庭約600世帯が1年間に使用する電力量に相当します。

 当社は、今後も地球温暖化への対応及び国産エネルギー有効活用の観点から、 再生可能エネルギーの積極的な開発、導入に努めてまいります。

※1 河川維持流量・・・ダム下流の生態系の保護など河川環境の維持のために必要な用水

〔一ツ瀬維持流量発電所の概要〕
発電所所在地: 宮崎県みやざきけん西都市さいとし
水系及び河川名: 一ツ瀬川水系一ツ瀬川
最大使用水量: 0.90m3/s
有効落差: 50.42m
最大出力: 330kW
年間発電電力量: 約220万kWh
.......... "

関連
・九州電力 : 宮崎の電力 / 宮崎県の発電所(2)

"..........
一ツ瀬川水系
...........
一ツ瀬
河川名 一ツ瀬川
....
最大出力(kW) 180,000
.....
ダム名 一ツ瀬ダム
.....
型式 コンクリートアーチ式
.....
有効貯水量(m3) 155,500,000
.....
運転開始 S38.6
.......... "

- 一ツ瀬発電所

宮崎に小水力発電所、九電が運転開始-----読売新聞、2013年10月26日

参考
・Wikipedia : 一ツ瀬ダム


参考エントリー
電源開発(Jパワー)、北海道新得町に維持流量利用の最大470kWくったり水力発電所の建設開始-----ソフトエネルギー、2013/10/04



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