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三菱樹脂、同社のゼオライト AQSOA(R)を利用した独インベンゾー社の小型吸着式冷凍機の輸入販売を開始

 三菱樹脂は、同社のゼオライト AQSOA(R)を利用した独インベンゾー社の小型吸着式冷凍機の輸入販売を7月1日より開始しました。
 今回販売される、独インベンゾー社 Invensor GmbHの吸着式冷凍機「Invensor LTC」のサイズは、長さ110cm・高さ137cm・幅75cmと小型で、重量390kgと軽量ながら、7〜10Kwの冷却能力を有しています。熱交換器には、三菱樹脂の高機能ゼオライト「AQSOA(R)」を塗布、これにより60〜70℃付近の熱源で冷凍機が駆動します。かつて商船などで利用された、ろうそく一本で駆動するアンモニアを冷媒とする吸熱式の冷蔵庫を知っている人は、その性能と頑丈さをイメージすることができるかもしれませんね。
 これらの特長から、コージェネレーション設備で発生する低温の排熱を利用することなどで利用できるということです。高い省エネ効果が期待できる小型吸着式冷凍機です。

 三菱樹脂のAQSOA(R)は、低温領域でも非常に効率よく水分を吸湿、再生する新しい吸着材で、従来のゼオライトやシリカゲルなどの吸湿剤と比べて水蒸気を吸いやすく、吐きやすい特性があるということです。より低温で水蒸気を吸着・脱着することができるという特長を生かし、すでに工場の低温排熱や太陽熱温水パネルを有効活用する事業が行われています。同社は、大きな省エネ効果を得ることができる吸着式冷凍機とその熱交換器を事業の1つの柱として、工場や大規模商業施設向けの大型吸着式冷凍機を中心にその事業拡大を行ってきたということです。そして今回、コージェネレーション設備導入に対する政府からの補助金などもあり、今後は、電気と空調を24時間使用する小規模の施設(データセンターや老人介護施設、コンビニなど)においてもコージェネレーション設備の導入が進むことが予測されるということで、その排熱を利用した屋内設置タイプの小型吸着式冷凍機の市場も期待できるということです。


プレスリリース / 三菱樹脂、2013年07月01日
インベンゾー社の小型吸着式冷凍機の輸入販売を開始

Invensor_picAqsoa_hex
-----image(”左-吸着式冷凍機「Invensor LTC」、右-「AQSOA®」を塗布した熱交換器”) : 同リリースより

"三菱樹脂株式会社(略)は、当社の高機能ゼオライト「AQSOA®」を使用した吸着式冷凍機メーカーであるドイツの Invensor GmbH(以降、インベンゾー社)から小型吸着式冷凍機「Invensor LTC」を輸入し、7月1日より販売を開始します。

 当社は、低温で水蒸気を吸着・脱着することができるという特長をもつ独自の高機能ゼオライト「AQSOA®」を新規事業と位置づけ、その事業の拡大に取り組んでいます。「AQSOA®」にはいくつか用途がありますが、工場の低温排熱や太陽熱温水パネルを有効活用することで大きな省エネ効果を得ることができる吸着式冷凍機とその熱交換器を事業の1つの柱として、従来から工場や大規模商業施設向けの大型吸着式冷凍機を中心にその事業拡大に取り組んでまいりました。一方で、コージェネレーション設備導入に対する政府からの補助金などもあり、今後は、電気と空調を24時間使用する小規模の施設(データセンターや老人介護施設、コンビニなど)においてもコージェネレーション設備の導入が進むことが予測され、その排熱を利用した屋内設置タイプの小型吸着式冷凍機の市場も急拡大すると期待されます。そこで、当社は、「AQSOA®」を塗布した熱交換器の販売先で、ドイツの吸着式冷凍機メーカーであるインベンゾー社の小型の吸着式冷凍機「Invensor LTC」を輸入し、本年7月1日より国内での販売を開始することといたしました。

 販売を開始する吸着式冷凍機「Invensor LTC」は、小型(長さ110cm・高さ137cm・幅75cm)かつ軽量(重量390kg)でありながら、7〜10Kwの冷却能力を有します。熱交換器には高機能ゼオライト「AQSOA®」を塗布しており、60〜70℃付近の熱源で冷凍機が駆動することから、コージェネレーション設備で発生する低温の排熱を利用することで高い省エネ効果を得ることができます。また、メンテナンスがほぼ不要のためメンテナンスに伴う手間や費用も削減できます。その優れた性能が認められ、ドイツを中心に欧州で高いシェアを有するとともに、環境に配慮した高効率な冷凍機として複数の賞も受賞しています。

 当社は、「AQSOA®」を用いた吸着式冷凍機の事業を拡大するべく、インベンゾー社の小型吸着式冷凍機を当社の販売ラインナップに加え、省エネルギー化という社会の要請に応えるとともに、三菱ケミカルホールディングスの提唱するKAITEKIの実現に向けて取り組んでまいります。

【特長】
 1.優れた省エネ性能
 2.小型かつ軽量  
 3.豊富な実績   
 4.メンテナンスが容易
 5.施工が容易(ポンプを内蔵)
 6.タッチパネルによる操作が可能
.......... "


関連
・三菱樹脂 : 吸着式冷凍機 AQSOA (R) 吸着式冷凍機
- 適用事例
- 2010年09月06日 「AQSOA」を利用した冷暖房の実証試験システムを導入

" 三菱樹脂株式会社長浜工場(所在地:長浜市三ツ矢町 工場長:略)は、省電力化、CO2排出量の削減及び独自のゼオライト系水蒸気吸着材「AQSOA®」の開発促進等を目的とし、太陽光熱温水を利用できる「AQSOA®」を利用した冷暖房の実証試験システムを、長浜工場内の事務棟(第2本館)に導入致しました。

 「AQSOA®」は、当社が生産・販売しているゼオライト系の水蒸気吸着材で、60℃〜80℃という、比較的低い温度領域でも水蒸気を効率的に放出(吸着材の再生)できるという他の吸着材には無い特長を有します。
当社は、その特長を活かし、吸着式冷凍機向けの「AQSOA®」関連部材を生産・販売しております。吸着式冷凍機とは、水を冷媒に気化熱を利用するノンフロンの産業用機器で、真空下で水を強制的に蒸発させ、熱交換機に塗布した専用の吸着材に吸着させることによって、動力をほとんど使わず7〜25℃の冷熱(冷水)を連続的に作ることできます。

 今般、当工場内の第2本館に導入した太陽光熱温水を利用する冷暖房の実証試験システムは、「AQSOA®」を搭載した吸着式冷凍機に太陽光熱温水パネルを組み合わせたもので、従来、吸着式冷凍機で効果的な活用ができなかった太陽光熱温水(約65℃)を吸着材の再生に使用致します。また使用する吸着式冷凍機の冷凍能力は太陽光熱温水を利用するシステムとしては、初めて商業用として流通している175kWを導入致しました。

 今回のシステムは、フロンガスを用いる一般的な空冷式冷凍機と比較した場合、CO2排出量を約1/3に削減でき、冬場には太陽熱温水を暖房の熱源として利用することで、第2本館の空調に使用する消費電力量を年間で約40%削減可能と見込んでおります。
.......... "

invensor : ÜBERSICHT KÄLTESYSTEME
Invensor_site
-----image : 上記サイトより


参考
・wikipedia : 沸石



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