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日立アドバンストデジタル、産総研の電力線通信技術を利用した個別太陽電池監視システムを開発

 日立アドバンストデジタルは、産総研の電力線通信技術を利用した個別太陽電池監視システムを開発し、販売を開始します。
 この『太陽光発電パネル監視システム』は、個々のパネルの発電情報を収集することで故障を検知し、正確に自動的な手順で故障パネルを確実に特定できます。メガソーラーに導入されることもあるこれまで利用されているシステムでは、太陽電池の直列接続部分毎の集団の故障を特定してきましたが、個別の太陽電池パネルの故障を感知できることで、確実に迅速に太陽光発電所の状況、そして故障の把握が可能になります。

 今回開発されたシステムには、産総研が開発した符号分割多重アクセス方式(CDMA)と専用通信線を利用しないで直流電力線を利用して信号を把握できるシステムを採用しています。

産総研、太陽電池モジュール一枚一枚に取り付けることができる、安価なモニター用デバイスを開発-----ソフトエネルギー、2012/06/05

 これにより、専用の通信ケーブルが不要となり、ケーブル敷設工事費用を削減できます。このCDMAを応用したノイズに強い通信方式の採用よにり、確実な状況の把握が安価に可能になっています。日立アドバンストデジタルが独自開発した故障診断アルゴリズムにより、環境的な要因(日陰など)を除外する処理をおこなうので、誤検出無く診断できるとのことです。

 今回発売された製品(太陽光発電パネル監視システム 型式:HAD-PVK100)の製品構成は、以下です。
・ハードウェア:検出ユニット、受信ユニット
・ソフトウェア:データ収集用ソフトウェア、故障診断ソフトウェア

 検出ユニットには、最大20枚の太陽電池モジュールを接続できます。200Wpのモジュールとすれば、1検出ユニットあたり4kWpとなります。受信ユニットには、最大40台の検出ユニットが接続できます。200Wpのモジュールとすれば、4kWp×40台で、160kWp程度の太陽光発電システムを1ユニットのハードウェアで扱うことができる計算になります。このユニットを増やすことで、数千枚の単位になるメガソーラーに対応することが可能です。

 的確で迅速なメンテナンス、そして太陽電池の状況を常時把握できるシステムへの要望は高くなっています。今後発展が期待される分野です。
 

プレスリリース / 日立アドバンストデジタル、2013年6月3日
太陽光発電パネル単位の故障を検知する『太陽光発電パネル監視システム』を発売

"太陽光発電パネル監視システムに電力線通信技術を実用化(日本初(*1))

株式会社日立アドバンストデジタル(略)は、太陽光発電パネル単位で故障を検知する『太陽光発電パネル監視システム』を開発し、2013年6月3日から販売を開始いたします。

今回発売する『太陽光発電パネル監視システム』は、太陽光発電システムで使用されている個々のパネルの発電情報を収集することで故障を検知し、正確かつ遠隔で故障パネルを特定できます。世の中で主流のストリング(*2)単位の監視システムでは、ストリング全体の発電量に比べてパネル1枚故障時の発電量低下が軽微であるため、パネル故障検知が困難でした。今回の製品では、遠隔監視により不良パネルを特定できるので現地での不良パネル特定作業が不要となります。
また、独立行政法人産業技術総合研究所が開発した電力線通信技術を応用し、電力伝送ケーブルを利用してデータ通信をおこなう監視システムを日本で初めて実用化しました。これにより、専用の通信ケーブルが不要となり、ケーブル敷設工事費用を削減できます。この技術はCDMAを応用したノイズに強い通信方式で、発電サイトなどの環境に適したものです。
故障診断ソフトウェアにより、パネル単位に注意表示および警告表示をおこないますので、パネル交換などのメンテナンス作業を計画的・効率的に運用できます。当社が独自開発した故障診断アルゴリズムにより、環境的な要因(日陰など)を除外する処理をおこなうので、誤検出無く診断できます。
なお、オプションでお客さまに代わってパネル故障を監視するサービスを用意しております。
..........

(*1)国内で実証実験を除き、実用化されている太陽光発電パネル監視システムで採用されている技術として。2013年6月3日現在、当社調べによります。
(*2)ストリング:太陽光発電パネルを複数枚並べて直列接続したものの呼称。


今回発売する製品

製品名称:太陽光発電パネル監視システム
型式:HAD-PVK100
製品構成:
・ハードウェア:検出ユニット、受信ユニット
・ソフトウェア:データ収集用ソフトウェア、故障診断ソフトウェア

今回発売する製品の価格、提供開始時期

【価格】オープン価格
【受注開始日】 2013年6月3日
【標準的な納期】 受注後4ヵ月

販売目標
2013年度 導入規模30MW

動作環境、詳細仕様については製品ホームページをご覧ください。
.......... "

関連
・日立アドバンストデジタル : 太陽光発電パネル監視システムホームページ
Index_ph01
-----image : 上記サイトより

/ 機能・特徴
Taiyouko_pop_ph01
-----image("日立アドバンストデジタル 太陽光発電パネル監視システム:機能・特徴:詳細接続図") : 上記サイトより

/ 外観・仕様
Hitachi_pv_kanshi_unit_gaikan
-----image : 上記サイトより

参考エントリー
産業技術総合研究所、太陽光発電パネルごとの発電状況をモニタリングできる通信技術を開発-----ソフトエネルギー、2010/06/17

産総研、太陽電池モジュール一枚一枚に取り付けることができる、安価なモニター用デバイスを開発-----ソフトエネルギー、2012/06/05


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