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シャープ、集光型太陽電池セルで世界最高変換効率44.4%を達成

 シャープが、集光型化合物3接合太陽電池セルで世界最高変換効率44.4%を達成したと発表しました。
 結構昔から、シャープが集光型を研究してきたのは知っていますが、今回の発表を読んでも、実際に”地上用”集光型太陽光発電 CPVにシャープが取り組む”状況”とは思えません。とはいえ話題として拾わせていただきました。

シャープ、化合物3接合型太陽電池セルで世界最高変換効率37.7%を達成-----ソフトエネルギー、2012/12/13

 この研究は、NEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」プロジェクトの一環として行われたもので、ドイツのフラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所において、集光型太陽電池セルとして世界最高変換効率の測定結果を得たものです。
 なお、シャープの化合物3接合型太陽電池は、JAXAの観測衛星に採用され、宇宙で活躍しています。


プレスリリース / シャープ、2013年6月14日
集光型化合物3接合太陽電池セルで記録を更新 集光型太陽電池セルで世界最高変換効率44.4%を達成

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-----image : 同リリースより-----
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"シャープは、レンズで集光した太陽光を電気に変換する集光型化合物3接合太陽電池セルで、世界最高変換効率※1 44.4% ※2を達成しました。

本件は、NEDO※3の「革新的太陽光発電技術研究開発」プロジェクトの一環として開発に取り組んだ結果、ドイツのフラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所※4において、集光型太陽電池セルとして世界最高変換効率の測定結果が確認されたものです。

一般的に、化合物系の太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど複数の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を持ち、高い変換効率が特長です。当社の集光型化合物3接合太陽電池セルは、インジウムガリウムヒ素をボトム層とする3つの光吸収層を積み上げ、太陽光を電気に効率的に変換できる独自の構造を採用しています。

今般、受光面と電極を繋ぐコンタクト層の幅を電極幅と同一にすることで、受光する面積を広げ、世界最高変換効率※1 44.4% ※2を達成しました。

現在、化合物太陽電池は主に人工衛星などに使用されていますが、今回の開発成果を元に、今後は地上用途への展開を目指してまいります。

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-----image(”■ 集光型太陽光発電システムを採用した太陽光発電所のイメージ”) : 同リリースより

■ 当社 化合物太陽電池の開発の経緯
.......... "


コメント続き

 集光型太陽光発電についての世界の動向は、下の記事などをご覧ください。素子変換効率では、シャープより下でも、モジュール、実発電ベースでは実用化にむけて、コスト削減が可能かという大きな目標の達成に向けてアメリカ合衆国を中心に動いています。

 なかでも、AMONIX 7700 集光型太陽光発電システムは、導入コスト 1W=$1というラインを示し、一般太陽光発電並みのコストの達成をいち印象付け、技術開発の確実な進捗状況をアピールすることに成功しています。

米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)、CPV 集光型太陽光発電システム AMONIX 7700の劇的な進化をアピール-----ソフトエネルギー、2011/03/09

 その後、このコストを意識した開発が世界の研究機関で続けられています。

参考エントリー
米アモニクス社、集光型太陽光発電 CPVにおいて、世界最高効率36%以上を達成-----ソフトエネルギー、2013/05/27

集光型太陽光発電 CPV / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー

集光型太陽光発電 CPVの情報を更新しました-----ソフトエネルギー、2013/05/29



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