« 国書刊行会グループのセイユウ、北海道初のFIT地熱適用案件となる100kWバイナリー、温泉発電事業を実施へ | トップページ | 九州工業大学工学研究院の研究グループ、水力発電ユニットの開発について国際コンテストで最高賞を受賞 »

富山県、二上浄化センターに放流水利用の10kW小水力発電設備が完成

 富山県は、二上浄化センターに未利用エネルギーとしても注目される下水処理水の放流水を利用した小水力施設を完成させました。
 この二上浄化センター小水力発電施設は、下水処理後の放流水を小矢部川に流す前に利用するもので、その落差は約2.0m、最大使用水量はおおよそ0.85立方メートル/sです。設置された投げ込み式水車型マイクロ水力発電機の最大出力は、10kW。
 総事業費は、約3,200万円(負担割合:国50%、県25%、関係市25%)で、所内電力として活用。二上浄化センターで利用される年間使用電力量の約0.6%をまかなう計算だということです。電気代としては、年間約74万円の節約が可能であるということです。
 下水施設における放流水を利用するメリットとしては、未利用なエネルギーの活用であること、そして水利権の取得が不要である点があり、同様の施設であれば、簡単に設置できることから、今後の他所での展開が期待できそうです。


プレスリリース / 富山県 都市計画課、2013/2/5
富山県 報道発表一覧 / 二上浄化センター小水力発電施設の竣工式について

20130205toyamasewerage10kwmicrohydr
-----image : 同リリースより

"小矢部川流域下水道二上浄化センターにおいて、県が整備を進めていた小水力発電施設がこのたび完成しました。つきまして、下記のとおり竣工式を開催しますのでお知らせします。
..........
2.二上浄化センター小水力発電施設の概要
(1)形 式 投げ込み式水車型マイクロ水力発電機
(最大使用水量:約0.85m3/S 有効落差:約2.0m)
(2)最 大 出 力 10kw(年間発電量:約8万kwh、一般家庭約21軒分)
(3)総 事 業 費 約3,200万円(負担割合:国50%、県25%、関係市25%)
(4)用 途 二上浄化センター所内電力として活用(年間使用電力量の約0.6%)
(5)特 徴
・未利用エネルギーである下水処理水の放流落差を利用し、水利権取得が不要。
・県内企業製造のマイクロ水力発電機を県内で初採用。
・下水処理水を利用するため、ゴミの撤去が不要。
(6)事 業 効 果
・維持管理費用が低減できる。(年間電気料金の低減額 約74万円)
・温室効果ガス削減効果がある。(年間温室効果ガス削減量 約33t-CO2)
・再生可能エネルギーを積極的に活用することにより、広く県民に「環境に配慮し
た下水道事業」をPRできる。
.......... "

関連
富山県 : 下水道の役割と種類・下水道資源の有効活用等について - 流域下水道とは

"小矢部川流域下水道(二上浄化センター)の処理フロー図"

水利権取得の必要がない下水処理水を利用して小水力発電---スマートジャパン、 2013年02月07日

初出
週刊GreenPost 60号 2013/2/12-15日版 しなやかな技術研究会 P.4


おすすめエントリー
週刊GreenPost 61号 2013/2/18-22 日版 しなやかな技術研究会

民主党、エネルギー政策の見直しの見直し、議論の場「総合部会」が具体的に-----自然エネルギー、2013/02/21





ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2-----しなやかな技術研究会 まとめ

[PR]

|

« 国書刊行会グループのセイユウ、北海道初のFIT地熱適用案件となる100kWバイナリー、温泉発電事業を実施へ | トップページ | 九州工業大学工学研究院の研究グループ、水力発電ユニットの開発について国際コンテストで最高賞を受賞 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27110/56797142

この記事へのトラックバック一覧です: 富山県、二上浄化センターに放流水利用の10kW小水力発電設備が完成:

« 国書刊行会グループのセイユウ、北海道初のFIT地熱適用案件となる100kWバイナリー、温泉発電事業を実施へ | トップページ | 九州工業大学工学研究院の研究グループ、水力発電ユニットの開発について国際コンテストで最高賞を受賞 »