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JR東日本、太陽光発電、蓄電池活用の鉄道電力用スマートグリッド技術開発へ。東北本線平泉駅には太陽光発電78kWpと蓄電池 240kWh導入へ

 東日本旅客鉄道、JR東日本は、鉄道電力システム用スマートグリッド技術を開発する計画を発表しました。5月に青梅線での電力貯蔵システムの基礎的な試験に着手するのを皮切りに、列車が停車するときに発生する電力や、太陽光発電等による電力の効果的な利用についての具体的な取り組みに順次着手するとのことです。
 エコステーション、つまりJR東日本のいう「エコステ」としては、東北本線平泉駅に太陽光発電78kWpと蓄電池 240kWh導入し、太陽光発電の余った電力を蓄電池に貯めたり、余った太陽光発電電力を遠くの駅へ送る技術などの実験も行うということです。また、千葉支社ビルにおいては、スマートメーター等による自動的な節電の検証も行い。鉄道会社として、総合的な発電、送電、蓄電、見える化という総合的なエネルギーマネージメントに取り組むということです。

 前から、鉄道、高速道路、港湾関連などの事業者による、将来の”地域”発電事業への参入を期待していました。東京では、東電の新体制も発表され、より積極的な東京ガスなどの積極的な電力への参入も動きはじめています。今後は、これらの輸送、移動関連のインフラを所有する事業社による、自社内消費および管理にとどまらない、発電事業への参入という可能性もさぐっていただきたいと思います。電力会社の寡占状態を打破する上で、可能性のある事業だと考えています。

 さて、今回のJR東日本の事業。そうした可能性への一歩であると期待しつつ、東北本線平泉駅に強い興味を感じます。それほど乗降客の多くないこの駅のエネルギー的なデザインを含めた機能に強く惹かれます。完成したら是非見に行きたいです!


プレスリリース / 東日本旅客鉄道(JR東日本)、2012/5/8
ホームページ / 鉄道電力システムへの「スマートグリッド技術」の適用について [PDF/564KB]

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-----image(”今回取り組む技術の全体像”) : 同リリースより-----
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"○ JR東日本ではこれまで、自営発電所等の設備更新や蓄電池駆動電車の試験など、エネルギー分野の新技術導入に取り組んでまいりました。その一環として、エネルギー利用の一層の効率化を目指し、「スマートグリッド技術」を適用する検討を進めています。 ○ この度、5月に青梅線での電力貯蔵システムの基礎的な試験に着手するのを皮切りに、列車が停車するときに発生する電力や、太陽光発電等による電力の効果的な利用についての具体的な取り組みに順次着手してまいります。

■ スマートグリッド技術とは
スマートグリッド技術とは、ICT 技術と電力機器技術を組み合わせ、使いきれない電気を貯めたり、別の場所へ送ったりすることで、エネルギーの一層の効率的・効果的な利用を実現する技術です。このたび当社は、最初の取り組みとして、電車が停止するときに発生する回生電力と、鉄道関連用地に多くの導入可能性がある太陽光発電電力を有効利用するためのスマートグリッド技術の適用に取り組みます。
これまで、回生電力や太陽光発電の電力を、「貯めて使う」、「遠くで使う」技術についての検討を進めてきましたが、5 月以降、フィールドでの試験や実用化を順次進めてまいります。

1.電力貯蔵装置などを用いた回生電力の有効利用(① ②) 【別紙1】
 列車が停止するときに発生する回生電力を有効に利用する技術として、余った電気を「貯めて」使う電力貯蔵装置と、別の電車が走っている電気回路に余った電気を「送る」電力融通装置について、実設備での取り組みを行います。
(①回生電力を貯めて使う電力貯蔵装置)
・ 青梅線古里変電所ではニッケル水素電池を用いた電力貯蔵装置の試験を行います。
・ 青梅線拝島変電所ではリチウムイオン電池を用いた電力貯蔵装置を実現します。
(②回生電力を別の電気回路に送る電力融通装置)
・ 常磐線牛久き電区分所に電力融通装置(RPC)を実現します。

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-----image(”別紙1 電力貯蔵装置などを用いた回生電力の有効利用 ”) : 同リリースより

2.太陽光発電など自然エネルギーの効果的導入(③ ④) 【別紙2】
線路沿線の用地を利用した自然エネルギーの導入には、大きな可能性があります。将来の本格的な導入に向けて、電気を「貯める」、あるいは「遠くに送る」ことで、自然エネルギーを有効に利用する技術についての取り組みを行います。
(③太陽光発電の余った電力を蓄電池に貯めるシステム)
・ 太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、夜間にも太陽光発電で発電した電力を有効に利用するゼロエミッションステーションを東北本線平泉駅で実現します。
(④余った太陽光発電電力を遠くの駅へ送る技術)
・ 沿線の鉄道用地で発電した電力を離れた駅で使用する技術として、電力系統を制御して電力を遠くに送る技術について、鉄道沿線設備を模擬した試験を行います。

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-----image(”別紙2 太陽光発電など自然エネルギーの効果的導入 ”) : 同リリースより

3.スマートメーター等による自動的な節電の検証(⑤) 【別紙3】
当社は、発電から負荷までを一元的に管理する事業体として、必要に応じて電力の使用を制御し、適切に利用する技術が重要であると考えています。まずは、スマートメーター等により自動的に節電をする技術について、新しく今年度から使用を開始する千葉支社ビルで試験を行います。

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-----image(”別紙3 スマートメーター等による自動的な節電の検証”) : 同リリースより
.......... "

関連
東日本旅客鉄道(JR東日本) / 2012/5/8「エコステ」モデル駅の工事着手について [PDF/824KB]

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-----image : 上記リリースより

" ○ JR東日本では、省エネルギー・再生可能エネルギーなど様々な環境保全技術(エコメニュー)を駅に導入する取組み「エコステ」を実施しています。
○ エネルギーの地産地消を実現し、CO2排出をゼロとする「ゼロエミッション」を目指す「エコステ」モデル駅として、東北本線平泉駅を整備します。
○ 設備の使用開始は6月末を予定しています。(改良工事は4月16日に着手済)
..........
(導入を進める設備)
エコステメニュー主な内容
① 省エネ ホームや駅事務所にLED照明を導入します。
遮熱塗装により駅舎の断熱性を向上します。
② 創エネ 駅東側に太陽光発電(500平方メートル、78kW)と蓄電池(240kWh)を設置します。
③ エコ実感 太陽光発電量等を表示するエコ情報表示盤を設置します。
(年間電力使用量の約8割を太陽光発電でカバーする見込み。)

2.今後の取り組み
「エコステ」モデル駅の取り組みについては、京葉線海浜幕張駅や中央本線小淵沢駅の検討を進めており、今後も順次導入してまいります。
なお、2012 年 3 月より中央本線四ツ谷駅がモデル駅第1号として本格稼動しています。
.......... "

追加情報
JR東日本のゼロエミッションを目指すエコステ 東北本線 平泉駅向け電力供給システム納入のお知らせ-----三菱電機、2012年6月28日


参考エントリー
JR東日本、日光線鶴田駅で有機薄膜太陽電池の駅での導入を目指したフィールド試験を開始-----ソフトエネルギー、2012/01/13

JR東日本、四ツ谷駅がエコステになる。省エネ、太陽光発電、自然換気、環境整備など-----しなやかな技術研究会、2011/02/16

JR東日本、東京駅のホームの屋根に435kWpの太陽電池を設置。進むエコステ化!?-----ソフトエネルギー、2011/03/03

-----Google GreenPost関連サイト内横断検索 : JR東日本-----

おすすめエントリー

家庭用蓄電池システム・電源 2012カタログ(定置用リチウムイオン蓄電池)-----自然エネルギー、2012/05/09

サンワサプライ、使用電力をtwitterに自動でつぶやくワットチェッカーを発売-----しなやかな技術研究会、2012/05/09

やっぱり旬は工期の短い太陽光発電か!?  戸建住宅群でメガソーラー!-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/05/09

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/7 - 9 版(*Naverまとめ、を利用して数日分のトピックスをまとめてます。)


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