« 産総研、フレキシブルなフィルム基板上に印刷して作る熱電変換素子を開発 | トップページ | イベント 10/25 「つながり・ぬくもりプロジェクト」説明会 Ustream中継あり »

川崎重工、海洋エネルギー開発、潮流発電システム開発に着手

 川崎重工は、海洋エネルギー開発、潮流発電システム開発に着手すると宣言しました。
 また、海洋エネルギー開発で世界の先端を行くスコットランドにある、欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC)での、本格的な試験を予定していることも発表し、世界市場での展開を画策していることもアピールしました。BBCによると、アレックス・サモンドスコットランド議会党首も、川崎重工の欧州での海洋エネルギーへの取り組みをアナウンスしたということです。

Kawasaki to test tidal energy technology in Orkney-----BBC News,20 October 2011

 この川崎重工の取り組みは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」において、「海洋エネルギー発電システム実証研究事業」に採択されています。この採択先リストは、日本の海洋エネルギー開発の本格的な夜明けへの、一つの大きな一歩となるかもしれない、重要なリストです。今後、リストにあがった企業の動きに注目です。
 
プレスリリース / 川崎重工、2011年10月19日
潮流発電システムの開発に着手

C31110192
-----image : 同リリースより

" 川崎重工は、再生可能エネルギーの一つとして期待される海洋エネルギーを利用した発電システムの開発に着手しました。
潮流エネルギーは世界中に広く分布しており、気象や天候の影響を比較的受けにくく、発電量が安定していることから、その実用化が有望視されています。当社は、船舶や舶用推進器、各種調査船、多様な海洋構造物等の開発・建造実績を有しており、さらに高効率を誇るガスタービン発電プラントなど、幅広いエンジニアリング技術を用いて、様々な事業を展開しています。これらの技術を活用し、独自の優れた高効率で信頼性の高い、世界市場で競争力のある製品となる、潮流発電システムを開発します。
このほど新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」において、「海洋エネルギー発電システム実証研究事業」の実施企業に採択されました。本事業では、発電事業者としてこれまで風力や太陽光等の自然エネルギーの系統連系など多くの実証研究で蓄積してきた技術・ノウハウを有する、沖縄電力(株)ならびに沖縄新エネ開発(株)に協力いただいて沖縄海域での実証実現に向けて検討していきます。
 今後、実証試験に向けた技術開発を加速し、海洋エネルギー開発で世界の先端を行く英国スコットランドの実証フィールド欧州海洋エネルギーセンターEMEC(European Marine Energy Center)での本格的な試験を予定しています。
さらに、英国など世界で今後大きな発展が見込まれる大規模プロジェクトへの参画や、日本国内での商用発電など、グローバルな事業展開へ向けた動きも進めています。
当社は、これまでに小水力発電システム、バイオマス、風力および太陽光などの再生可能エネルギーの利用技術・製品も提供してきました。潮流発電システムも含め、今後も温室効果ガスの削減、限りある資源の有効利用等を通じて、世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献していきます。
.......... "

関連
「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」に係る実施体制の決定について-----NEDO,平成23年10月19日

"..........
詳細

 NEDOは平成23年7月8日~8月8日の間に公募しました「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」 に対する応募提案について、外部有識者からなる採択審査委員会(別添1)及びNEDOの審査を経て採択予定先(別添2)を決定しました。
1.件名

 風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発

2.事業内容

(1)事業概要
 本事業では、実海域における実証研究として海洋エネルギー発電システム実証研究を実施し、発電性能や信頼性の向上等に関する要素技術の研究開発として次世代海洋エネルギー発電技術研究開発を実施します。
 また、各国の技術開発や市場動向の情報収集及び各々の海洋エネルギー発電システムの性能評価等に関する方法や手順のとりまとめとして、海洋エネルギー発電技術共通基盤研究を実施します。
 
(2)事業期間
 海洋エネルギー発電システム実証研究及び次世代海洋エネルギー発電技術研究開発は、平成23年度から平成27年度迄(平成28年2月末迄)の5年以内とします。原則として最初の2年間は複数年度契約で行うものとします。平成25年度以降の契約については、外部有識者等による目標達成度の審査を踏まえ、中間目標の達成が認められたものについて締結するものとします。
 また、海洋エネルギー発電技術共通基盤研究は、平成23年度から平成24年度(平成25年2月末迄)の2年以内とします(ただし、各国の技術開発や市場動向の情報収集については、1年以内とします)。
 
資料

別添1:採択審査委員会(60KB)
..........
「海洋エネルギー技術研究開発 採択予定先一覧
海洋エネルギー発電システム実証研究
発電方式 共同研究予定先
波力発電
三井造船株式会社

波力発電
三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 東亜建設工業株式会社

波力発電
株式会社ジャイロダイナミクス 日立造船株式会社

潮流・海流発電
川崎重工業株式会社

次世代海洋エネルギー発電技術研究開発
発電方式 委託予定先
海流発電
国立大学法人東京大学 株式会社IHI 株式会社東芝 株式会社三井物産戦略研究

海洋温度差発電
国立大学法人佐賀大学 株式会社神戸製鋼所

海洋エネルギー発電技術共通基盤研究
テーマ 委託予定先
海洋エネルギー発電技術に関する情報収集・分析
株式会社三菱総合研究所

海洋エネルギー発電技術システムの性能試験方法等の検討
みずほ情報総研株式会社 」-----別添2:採択予定先(60KB)より
.......... "

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、潮流・海流、波力、海洋温度差などの海洋エネルギー発電システムなどの海洋エネルギー開発の実証研究実施体制を発表-----自然エネルギー、2011/10/21

潮の満ち引きを発電に利用 川崎重工が新システムを開発-----Sankei Biz,2011.10.19

" .....数十億円を投じて沖縄県とスコットランドで実証実験を進める.....沖縄に出力数百キロワット規模の装置を設置する。同事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業として採択されており、費用の3分の2は補助金..... "

Kawasaki to test tidal technology in Scottish waters-----Scottish Development International,20 October 2011

追加情報
日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

「潮の流れ」で電力を起こせ プロペラ、タービン、橋梁、総力結集する川崎重工業-----日経ビジネスオンライン、2011年12月27日

参考エントリー
スコットランドの400MW潮流発電所建設計画 MeyGen、発電機などのデザインは、ロッキード・マーティン Lockheed Martin が担当-----ソフトエネルギー、2011/09/30

スコットランドの自然エネルギー-----自然エネルギー、2011/01/04

スコットランド、2020年の再生可能エネルギーの導入目標を100%へと引き上げ-----ソフトエネルギー、2011/05/23

[ カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー ]



ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





・東北関東大震災、福島原子力発電所事故対応サイト : crisis311 #disaster_kit311


greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost
---しなやかな技術研究会のGoogleマップ2

[PR]

|

« 産総研、フレキシブルなフィルム基板上に印刷して作る熱電変換素子を開発 | トップページ | イベント 10/25 「つながり・ぬくもりプロジェクト」説明会 Ustream中継あり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 川崎重工、海洋エネルギー開発、潮流発電システム開発に着手:

« 産総研、フレキシブルなフィルム基板上に印刷して作る熱電変換素子を開発 | トップページ | イベント 10/25 「つながり・ぬくもりプロジェクト」説明会 Ustream中継あり »