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日立と新神戸電機、NEDOの大型蓄電システム開発助成事業に採択

 日立と新神戸電機は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の大型蓄電システム開発助成事業に応募、今回実施先として採択されたということです。同事業は、今後の再生可能エネルギーの導入が増えるにつれ、技術開発の方向性として低コスト、長寿命でより安全性の高い蓄電デバイス及び蓄電システムの開発を推進する必要が高まるとのことから、研究開発および実証実験を行うことを目的として行われるということです。
 具体的には、新神戸電機は、保有する長寿命な鉛蓄電池の改良等を行い、入出力特性と寿命特性に優れた蓄電デバイスの開発を行い、日立は、同社の持つ優れた電力制御技術を駆使して、電力系統内に設置する複数の蓄電デバイスを組み合わせた蓄電システムの最適な構成の検討とその運用技術の開発を行い、安全で低コストかつ長寿命な電力安定化用の大型蓄電システムを開発するということです。さらに、両社は、これらの開発成果をもとに、メガワット規模の電力系統の実証試験を2016年2月末まで実施するとのことです。

 さらに、NEDOの大型蓄電システム開発助成事業においては、サンケン電気日本電気、NECエナジーデバイス、三菱重工業など、また基盤研究拠点として同志社、早稲田大学が選ばれ、それぞれ大規模なエネルギーストレージシステムの開発研究に取り組むということです。
 
プレスリリース / 日立製作所、2011年8月30日
NEDOの大型蓄電システム開発助成事業への参画について

0830
-----image : 同リリースより

" 株式会社日立製作所(以下、日立)と新神戸電機株式会社(以下、新神戸電機)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」の公募に共同で応募し、このたび、実施先として採択されました。

気象に左右されやすい風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーの大量導入時においては、電力の安定供給のため、電力系統の電圧および周波数の変動を抑制する必要があります。本事業では、その対策として、基幹系統内に大規模な蓄電システムを設置して、余剰電力の吸収や周波数変動の抑制が可能な、安全で低コストかつ長寿命な蓄電デバイスおよび蓄電システムの開発を行います。
具体的には、新神戸電機は、自社の保有する長寿命な鉛蓄電池の改良等を行い、入出力特性と寿命特性に優れた蓄電デバイスの開発を行います。また、日立は、自社の持つ優れた電力制御技術を駆使して、電力系統内に設置する複数の蓄電デバイスを組み合わせた蓄電システムの最適な構成の検討とその運用技術の開発を行い、安全で低コストかつ長寿命な電力安定化用の大型蓄電システムを開発します。さらに、両社は、これらの開発成果をもとに、メガワット規模の電力系統の実証試験を2016年2月末まで実施します。

蓄電システムは、再生可能エネルギー大量導入下での電力の安定供給を実現する有望な手段のひとつであり、本事業は、これを実用化するための重要な技術開発となります。
今後も日立と新神戸電機は、蓄電池を有効に活用することで、再生可能エネルギー発電の導入・普及およびスマートグリッドによる電力の安定供給・効率利用に貢献していきます。

<開発内容と分担>
蓄電デバイスの開発 (新神戸電機)
大規模蓄電システムの開発 (日立製作所)
実証試験 (日立製作所、新神戸電機)
..........
* EV : 電気自動車 (Electric Vehicle)
* PV : 太陽光発電 (Photovoltaic power generation)
.......... "

関連
新神戸電機 -2011年08月30日 NEDOの大型蓄電システム開発助成事業への参画について
(PDF 177KB)

「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」に係る実施体制の決定について-----NEDO,平成23年8月9日

" 3.採択先
〔1〕系統安定化用蓄電システムの開発
サンケン電気株式会社
日本電気株式会社、NECエナジーデバイス株式会社
株式会社日立製作所、新神戸電機株式会社
三菱重工業株式会社
〔2〕共通基盤研究
学校法人 同志社
学校法人 早稲田大学 "

 -「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」の公募について-----NEDO,平成23年4月27日

コメント続き

 日本人は、生真面目なのか、慎重なのか、はたまた過剰に安全安心を求める国民なのか、、、、。ドイツやイギリスなど大規模な風力発電所をすでに稼動させ、将来にわたってそれを有効利用するために蓄電や揚水水力、そしてスマートグリッドなどの整備と研究開発に取り組むそれらの国に伍して蓄電分野に取り組もうとしています。もちろん、研究開発は必要です。しかし、肝心の再生可能エネルギーを利用する仕組み、実際の建設はこれからなのです。

NEDO、大型蓄電池、およびシステム。フライホイールなど大規模蓄電システム開発のプロジェクト開始。メガソーラーの導入手引書も配布開始-----ソフトエネルギー、2011/08/11

 さらに、蓄電以外にも揚水水力、フライホィール、圧搾空気、温度(冷蔵)、電気自動車などさまざまな電気の貯蔵や運輸尾方法を賢く制御する方法も研究されています。今後10年くらいは、まず太陽光、風力、小水力、地熱などをある程度の規模を実際に確保、実証しながら、全体の仕組みを同時に整備していってほしいです。(2t)

参考エントリー
AT&T、ブルームエナジー Bloom Energyの固体酸化物形燃料電池 Bloom Energy Server を加州の11サイトに合計7.5MW導入-----ソフトエネルギー、2011/07/22

カナダのシンレッドライン・エアロスペース Thin Red Line Aerospace、海中にエネルギーを溜める圧搾空気タンクを開発-----ソフトエネルギー、2011/05/19

川崎重工、名古屋第一工場と明石工場に太陽光発電設備を導入。風力とギガセルを組みあわせたシステムも計画-----ソフトエネルギー、2011/04/08

IEEE、スマートグリッドにおける二次電池やフライホィールなどのエネルギー貯蔵技術に関するガイドラインの検討を本格化-----ソフトエネルギー、2010/11/05

" 参考、[フライホィール]
[夜氷]
[キャパシター]
[V2G] "

独RWE Innogy社、揚水発電所に風力発電所を併設する複合発電施設の開発検討を開始-----ソフトエネルギー、2010/11/29

イギリスで風力発電と組み合わせて、再生可能エネルギーの信頼性を向上させるバイオマス火力発電所建設へ-----ソフトエネルギー、2010/11/18

米国立再生可能エネルギー研究所 National Renewable Energy Laboratory、電力網は従来の研究よりも不安定化の恐れなく大量の再生可能エネルギーを受け入れることができるという研究成果を発表-----ソフトエネルギー、2010/07/09

[ カテゴリー : 電力変換/蓄電、蓄熱、水素など ]




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