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シャープ、電気自動車のバッテリーを住宅用蓄電池として利用できる太陽光発電用パワーコンディショナを開発

 シャープが、電気自動車のバッテリーを住宅用蓄電池として利用できる太陽光発電用インテリジェントパワーコンディショナを開発。太陽光発電用パワーコンディショナーは、商用電源に連系するための装置です。主な働きは、太陽光発電の余剰分を電力会社に電気を売り、不足時には購入するという同期および保護を行う装置です。通常のパワーコンディショナーには、蓄電池を接続する機能はありませんが、今回開発されたモデルでは、電気自動車のバッテリーを蓄電し、また逆にバッテリーから電気を取り出すことが可能です。
 こうした装置に期待される機能としては、各家庭のエネルギーマネジメントだけでなく、地域の電力のマネージメントにも利用できる可能性が注目されています。電気自動車、各家庭の太陽電池、大規模太陽光発電書や風力発電所などの全体のエネルギーマネジメントの可能性をさぐる、Vehicle-to-Grid (V2G)という研究も行われています。

 今回の製品は、家庭用の太陽光発電システムが蓄電池をもつという可能性だけに終わらず、電力も移動も再生可能エネルギーでまかなう地域にも道を開く可能性があります。ちょっと注目したい技術です。

プレスリリース / シャープ、2011年2月22日
電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として利用できる 「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発

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-----image : 同リリースより

" シャープは、電気自動車に搭載されている駆動用バッテリーを、住宅用の蓄電池として利用できる「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発しました。今後、安全性、信頼性などを確認する実証実験を重ね、早期の実用化を目指してまいります。
..........家庭内で使用する電力の省エネ化を図るため、「太陽電池」「蓄電池」「直流家電(DC家電)」の3つのテーマに着目し、CO2排出量の削減に貢献する「エコハウス」の実現を目指しています。特に、「蓄電池」は、太陽電池が発電するエネルギーを一時的に蓄電し、発電しない夜間などに家庭用の電力として使用できることから、実用に向けた開発が活発化しています。太陽電池による発電エネルギーを最大限に活用するためには、天候によって変動する発電エネルギーの過不足を蓄電池で補うことが必要です。そのためには、これら複数の電力源と系統電力を最適に連携して制御し、家庭内に安定した電力を供給することが重要です。

このたび当社は、太陽光発電システム用パワーコンディショナの開発で培った電力制御技術を活用し、「太陽電池」「蓄電池」が系統電力と連携して、安定した電力を供給する「インテリジェントパワーコンディショナ」を開発しました。将来の「DC家電」の普及を見込み、直流電力の供給も可能です。
さらに、この技術を応用することで、今後普及が見込まれる電気自動車の駆動用バッテリーを住宅用蓄電池として活用が可能です。実証実験では、市販の電気自動車※をベースに、電気自動車の駆動用バッテリーから8kWの電力供給に成功しました。一般的な家庭で消費する電力が賄えます。また、「インテリジェントパワーコンディショナ」から電気自動車の駆動用バッテリーに対し、4kWhのエネルギーを約30分で充電できました。

今後、太陽光発電システムの普及拡大に伴い、ますます再生可能エネルギーを有効活用した取り組みが重要になってきます。今回開発した「インテリジェントパワーコンディショナ」の早期実用化に向けて、研究開発を推進してまいります。

※ 三菱自動車工業株式会社製「i-MiEV(アイ・ミーブ)」(型式:ZAA-HA3W 2010年製)
..........
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-----image : 同リリースより
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参考エントリー
日産自動車、日立製作所そしてオリックスおよびオリックス自動車のV2Gプロジェクト-放電対応EVを用いたEMS、NEDOの蓄電複合システム化技術開発に採択-----ソフトエネルギー、2010/09/03

洋上風車などの再生可能エネルギーの開発、そして電気自動車を都市作り電力供給計画にまで活用するVehicle-to-Grid (V2G)が米デラウェア州ニューアークで開始-----ソフトエネルギー、2009/01/21

スマートグリッド とりあえずの情報集積場 / ブックマーク-----自然エネルギー、2009/05/30

Vehicle-to-Grid (V2G)への展開は? ・アメリカ、デラウェア州ニューアークの電気自動車の蓄電池を利用した電力平準化実験の続報-----自然エネルギー、2009/02/01

コメント続き

 まさに今、蓄電技術に関して、さまざな研究が行われています。電気自動車で使い終わった、”まだ十分使えるバッテリー”を再利用するという試みも行われています。
 バッテリーの技術が進むのをさまざまな状況が待っているという感じです。すぐれたバッテリーができると、思いの外多くのメリットや商品が生まれそうです。(t_t)

参考エントリー2
大和ハウス工業、エリーパワーの家庭用リチウムイオン蓄電池システムを組み込んだ太陽光発電、LED照明、エネルギーマネージメントシステムなど搭載の展示住宅を公開-----しなやかな技術研究会、2010/07/06

三菱自動車、GSユアサなどと4社体制で、電気自動車i-MiEVの使用後のリチウムイオン電池の太陽電池付き充電スタンドでの再利用実験を秋より開始-----しなやかな技術研究会、2010/06/30

[ しなやかな技術研究会 カテゴリー : 蓄電技術 ]



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