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Centre for Alt Tech -CAT-、Zero Carbon Britain 2030 ゼロカーボン・ブリテン 2030を公開

 あなたは、英ウェールズのCentre for Alternative Technologyをご存知だろうか? そこは、長きにわたり世界のラジカルテクノロジーの中心的な存在となっている場所です。年間、10万人が訪れると言われる、適正技術のディズニーランドであり、再生可能エネルギーを進める運動の精神的な支柱なのです。
 そのCATが提言であり、具体的な行動指針でもある、Zero Carbon Britain 2030 ゼロカーボン・ブリテン 2030を公開しました。
 384頁にのぼる大冊は、ダウンロード版は無料。印刷版は、£39.95 (ISBN 978 1 902175 61 4)で供されます。

・Twitter / Centre for Alt Tech:CAT launches new zerocarbonbritain2030 report - download here and help us spread the word! http://ow.ly/20b8S

 このリポートは、13の大学と12の研究機関、そして8つの企業のの協力のもとに作られた、2030年にゼロカーボン社会を英国に築きあげるための包括的なプランです。エネルギーセクターにおいては、省エネと再生可能エネルギーにより、特筆すべきは原子力エネルギーにたよらずにこの目的を達成するという内容になっています。他には、トランスポート(運輸、移動)、建物、土地利用、そして政治などを加えた読み応えのある内容です。

 今、読み始めたこのリポート。ひさしぶりに、あの「amazon : Amazon.co.jp: ラジカルテクノロジー (1982年): 槌屋 治紀: 本 」に出会った日を思い起こさせてくれます。適正技術、ラジカルなテクノロジーの大全として読みといていき、行動指針として学んでいきたいと考えています。

プレスリリース / Centre for Alternative Technology,18/06/2010
The Cuts We Really Should Be Talking About. New zerocarbonbritain2030 report launched in parliament.

" New report says Britain could cut greenhouse gas emissions to zero by 2030, creating hundreds of thousands of new jobs and regaining energy security.
A new report published by the Centre for Alternative Technology on Wednesday 16 June 2010, including input from thirteen universities, twelve research bodies and eight key industry players, highlights a path for a zero carbon transition by 2030. For the first time a comprehensive energy strategy has been produced that could reduce emissions to zero for all greenhouse gases and across all sectors.

“ zerocarbonbritain2030 shows how the right mix of wind power, hydro, solar, biomass - plus an intelligent grid to manage demand, can ‘keep the lights on’ and supply the energy the country needs? with major win-wins across the economy.” Paul Allen CAT
.......... "

関連
Zero Carbon Britain 2030 (for down load)
Zerocarbonbritain2030
-----image :「Zero Carbon Britain 2030」 カバー

Centre for Alternative Technology

CATウェブサイト日本語版

blog.cat.org.uk

コメント続き

 英国は、新政権になりましたが、一応再生可能エネルギーに関しては、風力はそのまま、その他の分野につても、継続して取り組む姿勢を見せています。ただし、経済的な事情を優先するために、一部の予算が削減されるという話もあります。原子力に関しても、役割の拡大を目指しています。今回のCATのヴィジョンリポートを読み、学びながら、この資源国でもある島国のエネルギー政策の選択をみていきたいと思います。(t_t)

参考
Publication of energy and emissions projections, carbon value estimates and electricity generation costs (Press Release)-----DECC,09 June 2010

イギリス、エネルギーと温室効果ガス排出量に関する将来予測をまとめた報告書を公表-----EIC News,2010.06.09

『2050年までに80%削減』を目標に、低炭素社会のリーダーを目指す(前編)-----エクール、2010年03月26日

『2050年までに80%削減』を目標に、低炭素社会のリーダーを目指す(後編)-----エクール、2010年03月26日

イギリスの自然エネルギー-----自然エネルギー、2010/05/12



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コメント

 一般に金型機械加工してるところは、工具鋼の一種SKD11が難削材なので、これに切削条件を合わしている。しかし、こんなところに朗報があった。カーボンオフセットさんが書いているように、日刊工業新聞社の「プレス技術」に紹介されていた、SLD-MAGIC(S-MAGIC)という材料、SKD11の4~10倍被削性(工具費ならコストが約1/4~1/10になる)がよいので、工場全体の生産性がこれに比例して向上する。また、これで作った金型は自己潤滑性が高く、使う方の生産性もアップする。使う方作るほう両方で、生産性が上がるという、奇跡の金属材料だ。

投稿: 経営コンサルタント | 2013/04/21 19:27

 それにしても日立金属の高性能冷間工具鋼SLD-MAGICのトライボロジー特性は凄いですね。先月の、日刊工業新聞社の「プレス技術」で読みましたが、微量の油を塗ったセミドライ状態で、摩擦させると先端技術のDLCのような自己潤滑性(摩擦係数が下がる)が出るなんて。耐摩耗性もたかいのでコーティング費用分コストパフォーマンスがよく、耐荷重能も相当応力で2500MPaと高強度でベアリング・金型などのいろんな機械の転動・摩擦・摺動部品に使えそうだ。まさにノーベル賞級の発明だ。

投稿: カーボンオフセット | 2013/02/20 23:26

 島根県安来市に巨大な工場を構える日立金属が開発した新型工具鋼 SLD-MAGIC(S-MAGIC)は微量な有機物の表面吸着により、金属では不可能といわれていた自己潤滑性能を実現した。この有機物の種類は広範囲で生物系から鉱物油に至る広い範囲で駆動するトライボケミカル反応を誘導する合金設計となっている。潤滑機械の設計思想を根本から変える革命というものもある。
 このトライボケミカル反応にもノーベル物理学賞で有名になったグラフェン構造になるようになる機構らしいが応用化の速度にはインパクトがある。

投稿: カーボンニュートラル | 2012/11/07 23:39

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