« US Solar Energy Industries Association(SEIA)、2009年の太陽光発電の設備容量で日本はドイツ、イタリアに次三位に | トップページ | アサヒビール、農研機構九州沖縄農業研究センターと共同で高バイオマス量サトウキビにより、砂糖を確保しつつバイオエタノールを大量に生産できるシステムを開発 »

三菱重工、アイスランドのレイキャビク・エナジーと協業。地熱発電の世界市場へ協力展開

 三菱重工は、アイスランドのレイキャビク・エナジーと世界の地熱発電ビジネスなどで協業すると発表しました。レイキャビク・エナジーは、世界有数の地熱発電事業会社だということです。すでに同国内だけでなく、アフリカなどでも世界展開も行っているようです。容量か、地点数かわからなかったのですが、地熱発電設備で世界トップといわれる三菱重工とヨーロッパで定評のあるレイキャビク・エナジーが、世界の地熱発電案件の発掘を共同で進めることになり、まだまだ開発の余地のある世界の地熱開発がどう増えていくのかに注目が集まります。

 折りしも、アイスランドの火山の爆発と噴煙によるさまざまな被害が起こり、世界的な問題に発展しつつあるこのタイミングは両社関係者にとって、複雑な問題への対処をもたらしていると思います。
 個人的にも、エネルギーだけでなく、人、食料を含むあらゆる物品の移動、それぞれの国と地域の相互依存と自給など複雑な問題を考えさせてくれます。

プレスリリース / 三菱重工、2010年4月15日
アイスランドのレイキャビク・エナジーと世界の地熱発電ビジネスなどで協業 福江副社長、スヴェリソン会長などが覚書(MOU)に調印

100415

-----image(”地熱発電システム”) : 同リリースより

" 三菱重工業は、アイスランドのレイキャビク・エナジー(Reykjavik Energy)と、地熱エネルギーの開発などでグローバルに協業していくことで合意、15日東京で、当社の福江一郎副社長と訪日中の同社のスヴェリソン会長、ヒョルレイヴル社長とが覚書(MOU)に調印した。

【地熱発電システム】
 世界有数の地熱発電事業会社であるレイキャビク・エナジーは、地熱エネルギーの開発を地球規模で進める計画を持ち、すでにアフリカなどで開発に着手している。今回のMOU締結は、この計画に世界トップの地熱発電設備メーカーである当社が参画、世界の地熱発電案件の発掘を共同で進めていこうというもの。
 具体的には、世界の地熱資源の特定と検証、事業の立ち上げ、主要機器の開発・供給、運転・管理に関するガイドラインの作成などに両社は取り組んでいく。

 両社はまた、アイスランドで進められている、船舶などの移動体のクリーンな代替動力源となる合成燃料の生産や、電気自動車(EV)の実証試験のためのインフラ構築に対しても協力して取り組んでいくことで合意した。同国は、2050年までの“CO2排出量ゼロ社会”(Zero Emission Society)の実現を目指して多様な取り組みを推進しているが、これらはその一環。
 当社は同国政府のクリーンエネルギー政策に貢献していくことを決め、2008年9月、三菱商事とともに同国政府とMOUを締結、合成燃料の生産や、EV実証試験のためのインフラ構築などの検討に協力してきた。今回の協業合意は、これらの動きを一層加速させることになる。

 レイキャビク・エナジーは、世界有数の地熱発電国であるアイスランドで最大の発電規模を誇る電力会社。地熱発電の開発・企画・運転・管理で多大なノウハウの蓄積を持つ。
 当社は、地熱発電設備商談の顧客であるレイキャビク・エナジーとは20年来の良好な関係を保ち、アイスランド向け地熱発電設備の受注・納入累計は、同社向け13基を含め15基に達し、全世界向け同累計は100基を超える。

 両社は今後も、それぞれが保有する技術・ノウハウを結集しながら、地熱発電事業を一層積極的に展開していく。

担当窓口:エネルギー・環境事業統括戦略室 "

関連
Reykjavik Energy and MHI to Collaborate on Developing Geothermal Utilization-----Reykjavik Energy(E),

"..........
The two companies also agreed to collaborate in green energy projects within Iceland, including production of synthetic fuel as a clean alternative fuel for transportation such as ships, and the establishment of an infrastructure for verification testing of electric vehicles (EV). These projects are part of Iceland's various undertakings to realize a zero emissions society, i.e. 0% hydrocarbon fuel emissions, by 2050.
.......... " 

三菱重工 : 地熱発電プラント

三菱重工 地球とともに歩む : エネルギー・環境ウェブサイト

参考
Renewable energy in Iceland-----Nordic Energy Solutions,18.02.2009

アイスランド噴火 ICELAND VOLCANO / YouTubeから-----自然エネルギー、2010/04/16

United States, Australia, and Iceland to Promote Geothermal Energy / プレスリリース DOE EERE(アメリカ、オーストラリア、アイスランドの地熱開発協力を推進)-----ソフトエネルギー、2008/09/01

-----カテゴリー : 温泉、地熱、地中熱-----

コメント続き

 さて、アイスランドは、2050年までに“CO2排出量ゼロ社会”(Zero Emission Society)の実現を目指しているということです。三菱重工は、”2008年9月、三菱商事とともに同国政府とMOUを締結、合成燃料の生産や、EV実証試験のためのインフラ構築などの検討に協力”(同リリースより)してきているということです。さらにこの関係を推し進めることができれば、地熱だけでなく、移動や運輸まで含めての協力関係をさらに強化できるかもしれないということです。

 日本でも耳にすることが増えてきた低炭素社会への道をまい進しようとしているわけです。Wikipediaによると、次のような国です。

”面積約103000km2(北海道と四国をあわせた大きさ)、人口30万人。人口密度は、3人/km2。......地表の約10%は氷河に覆われている"

 エネルギーは、水力が8割、地熱が2割ということで、すでに100%再生可能エネルギーにより賄っているということですから、驚くべきです。2050にゼロエミッションを実現するための素地は十分というところでしょうか。興味深い国です。これからぼちぼちとアイスランドのこと調べてみたいと思います。(t_t)

Eyjafjallajokull
-----image : Googleマップ : Eyjafjallajokull, サウス, アイスランドより

参考
Twitter / Search - #icelandja

Wikipedia : アイスランド



ブログランキング・にほんブログ村へ

ブログ村ランキング参加中。クリックお願いします!
上のバナーをクリックしていただくだけで当サイトの- 評価 -の向上になります。ご協力ありがとうございます。





greenpost(@greenpost) - Twilog-----twitter : greenpost --- グリーン・ポストのおすすめ”本”(amazon.co.jpインスタントストア)-----しなやかな技術研究会のGoogleマップ-----はてなのブックマーク-----

-- [ バックナンバー、しなやかな技術研究会のタイムライン1しなやかな技術研究会のタイムライン2しなやかな技術研究会のタイムライン3しなやかな技術研究会のタイムライン4 ]--



[テーマ別インデックス]


[PR GreenPostの商品案内のサイトへ PR]

|

« US Solar Energy Industries Association(SEIA)、2009年の太陽光発電の設備容量で日本はドイツ、イタリアに次三位に | トップページ | アサヒビール、農研機構九州沖縄農業研究センターと共同で高バイオマス量サトウキビにより、砂糖を確保しつつバイオエタノールを大量に生産できるシステムを開発 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三菱重工、アイスランドのレイキャビク・エナジーと協業。地熱発電の世界市場へ協力展開:

« US Solar Energy Industries Association(SEIA)、2009年の太陽光発電の設備容量で日本はドイツ、イタリアに次三位に | トップページ | アサヒビール、農研機構九州沖縄農業研究センターと共同で高バイオマス量サトウキビにより、砂糖を確保しつつバイオエタノールを大量に生産できるシステムを開発 »