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British Wind Energy Association (BWEA) が リポート”UK Offshore Wind: Moving up a Gear ”を発表

 2020年までに33GWの風力発電を導入するという大胆な計画を発表していた英国の動き、British Wind Energy Association (BWEA) が リポート”UK Offshore Wind: Moving up a Gear ”を発表しています。このリポートでその計画の全貌が、かなり詳しくわかってきました。

U.K. aims for 33GW of wind / クリッピング cleantech.com(イギリスは、2020年までに33GWの風力発電を導入計画-----ソフトエネルギー、2007/12/13

 では、British Wind Energy Association (BWEA) のリリースから、

プレスリリース / British Wind Energy Association (BWEA),7th December 2007
Hutton to anounce major offshore wind push

" ”By 2020 enough electricity to power all of UK's homes”
Britain's leading renewable energy trade association, BWEA, today welcomed the prospect of major increase in the UK's renewable energy capacity. Business & Enterprise Secretary John Hutton is set to announce imminently a new strategy for the development of offshore wind.

The 2007 Scoping Document is due to be published on Monday 10th December. The Scoping Document will set out Government's expectations for future offshore wind farm sites in UK waters.

It is the starting gun for a Strategic Environmental Assessment of UK waters that should result in new sites for developers from 2010 onwards. Following a round of site awards, offshore wind power could provide virtually all electricity for UK's domestic power consumption.

BWEA Chief Executive Maria McCaffery ”This is a decisive step towards delivering Britain's share of the EU 2020 renewables target." She added "The Scoping Document sets out where the UK's next generation of offshore wind could be and the BWEA's new report, Moving up a Gear, shows that it can be delivered”


Bwea_movingup_2
-----image(pop up ; キャプチャー画像 : ”UK Offshore Wind: Moving up a Gear”カバー) : 同リポートは、上記リリースよりPDF書類がダウンロードできます。

The BWEA's report 'UK Offshore Wind: Moving up a Gear' examines the challenges of delivering offshore wind, and concludes that we are well on the way to having 6,300MW of generating capacity in the water by 2015. With new sites flowing from the process started by the Scoping Document, the UK could have 20,000MW of offshore wind capacity by 2020, the equivalent of 17% of UK supply.
Capacity equal to half the world's existing offshore wind fleet is currently being built in UK waters. Earlier this year the world's largest offshore wind farm, the 1,000MW London Array, received its final approval and it is expected to be completed in the Thames Estuary by 2012. The 500MW Greater Gabbard and 300MW Thanet projects in the Thames are aiming for construction by 2010, while the 450MW Walney scheme was approved recently. In 2008, the UK will overtake Denmark as the largest generator of offshore wind power in the world.

McCaffery added "We welcome the Government's effort to place wind energy on a sound footing and promote Britain into a leader in this sector. This expansion will mean that by 2015 the UK's offshore market will be twice the size of any other national offshore wind market. "

Bwea_movingupp16
-----image(pop up ; キャプチャー画像 : ”UK Offshore Wind: Moving up a Gear”P.16図)

-BWEA : Offshore Wind

コメント
 イギリスが積極的に陸から沖へと風力発電機の設置場所を大きくシフトさせているのには、理由があります。これまでも積極的に風力を展開してきたイギリスにおいて、日本と同様景観や環境への配慮から新規の立地は非常に困難とされていた2年前ぐらいまでの状況の打開策として、開発の目が向けられたのが沖合いに風力発電機を建設するオフショアです。
 EU全体としての温暖化効果ガス削減計画には、若干の遅れがあると言われています。目標、2020年20%、2050年50%以上、80%ぐらいまでの高い数字があがるなか、英国が打ち出した数字は、2050年60%削減という数字です。これを達成するために、省エネと再生可能エネルギー、原子力などを積極的に行うということです。ただし、温暖化効果ガス削減がうまくいっているかについては、現状では問題点がたくさんあります。
 北海油田などをもちエネルギーの自給率も高いイギリスがかくも積極的に動いていることに注目すべきです。なにせ、政治は急には動きません。日本は、化石燃料というエネルギー資源をほとんど自国内に現状はもっていません。同じ島国といっても国の姿は大きく違います。しかし、参考になりそうな取り組みはたくさんあります。今後英日の再生可能エネルギー関連の情報、技術の交流がますます必要とされると思います。現状、日本がすべきことは、国内の資源、取り組みのそうざらいです。地震国で原子力エネルギーが妥当なのか? 風力発電は、海洋を流出事故などで汚染し続ける石油資源よりも鳥にやさしくないのか? 景観、環境に配慮しつつ国内の風力エネルギーや海洋エネルギーなどの、日本独自の技術の涵養はできないのか? などさまざまな点に取り組む必要があります。

関連エントリー
Massive Offshore Wind Turbines Safe for Birds  / クリッピング Technology Review (洋上の風車におけるバードストライクの研究)-----ソフトエネルギー、2007/02/15

参考
英国大使館 : 環境・エネルギーニュース

英国で「気候変動法」が施行される-----Nikkei BPnet,2007年11月16日
" 11月15日、英国で世界初の「気候変動法」が施行された。国内の二酸化炭素(CO2)排出量を2020年までに1990年比で26~32%削減し、2050年までに同60%以上削減することを定めたもの。向こう15年間、5年ごとの「炭素予算」を設けることも規定した。明確な数値目標の設定とこれを裏打ちする予算措置により、「低炭素経済」実現のための道筋を付けた。 "

頑張れ!気候変動への戦い ~イギリス編~-----EICネット、2005.04.21

MORE WIND POWER FOR THE UK

Wind Madness (YouTubeへのリンク)



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コメント

SWGさんコメントありがとうございます。
 イギリスの動きには、注目していますが、ネット、ニュースだと情報が限られていて雰囲気がわかりません。そのあたりを限界的ながらも、ネットを使って把握する努力をしてみたいと思っています。
 状況は違いますが、同じ島国、参考になる点もあるのではと思います。食料の自給率の彼我の差を考えると、政策と国民の意識の差が大きく際立ちます。
 北海油田に関しては、Deep Oilはコストや資源性の問題で手がでないようですから、今後自給率を下げる可能性がありますが、英米両者とも隠し”玉”があるようです。イザとなったら、温存しているものがある程度の油はでてくるようです。日本は、イザは、備蓄分だけですから、貯金の好きな日本人が、なぜ国の安全保障をここまでないがしろにしてきたかと考えると、不思議なバランスの悪さがわかってきます。文化論にまで発展しそうで、ややこしい問題です。
 参考になる具体的なライフスタイルのヒントと考えると、現在のイギリスには、たくさんのヒントがあります。そのあたりを追求するほうが、いいように思います。今後も注目していきたい国の一つです。

 今後ともよろしくお願いいたします。
しなやかな技術研究会 つねとうとうじ t_t

投稿: t_t | 2007/12/29 10:50

英国は確かに北海油田がありますが、本領を発揮していたのは90年代までで、つい最近石油の純輸入国に転落したのではなかったかと思います。
それまで維持できていた自給が出来なくなると危機感が出始めるのはうなづけます。

投稿: SGW | 2007/12/28 09:17

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