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INTERVIEW : Lovins on Nuclear(A・ロビンス、原子力を語る) / クリッピング Corporate Knights

" Excerpt from an interview with Amory Lovins on Ontario’s nuclear power
What is the status of nuclear power in comparison to other forms of energy production?
Lovins: Micropower has already walloped nuclear in the marketplace worldwide. "-----Corporate Knights,July 13, 2006

コメント
 Rocky Mountain Instituteの創設者の一人であるAmory Lovins氏が、オンタリオの原子力発電所新設計画について、原子力の利用についてカナダのメディアにインタビューを受けています。冒頭、いきなり"Micropower has already walloped nuclear in the marketplace worldwide.(マイクロ発電は、すでに世界中の発電市場において、原子力を壁際においやっています"とかっとばしてくれます。
 
 感想をこめた意訳は、

 ”総合的な評価としての事実として、私達は原子力発電よりすぐれた発電方法をすでにもっている。いまさら原子力と叫ぶ人々が、だれかということに注意する必要があります。それは、政府であり、原子力産業です。彼らは、1ドルの対価に気を配る必要がなく、また気候変動対策という限られた時間枠にもなんの注意を払う必要がない人々なのです。
 一時的に、原子力への再投資が行われ、息を吹き返すことがあっても、生きながらえるということはないのです。”という、いつもながらの力強い発言です。
 
 ソフトエネルギー・パスの訳本は絶版なので手に入れることはできないが、分散型エネルギーという概念をわれわれにもたらし、ソフト(エネルギー)パスという”いき方”、方向性を示唆してくれたエイモリー・ロビンス氏の言動、動向に注意を払っている自然エネルギーの関係者は今でも多いです。

ソフト・エネルギー・パス―永続的平和への道 (単行本)

The Soft Energy Path

 私もこの本を20年近く前に読んで、多大な影響を受けました。人類が化石燃料をがぶ飲みにし続けるなかで、ソフトエネルギー・パスというアイディアは、輝いて見えました。しかし、正直、時には現実に対して、かぼそく、絶望的な状況では脆弱に思えたことも事実です。しかし、今や小規模分散型電源の必要性と有効性を認識しつつある人々の中では、前にも増して大きな発言力をもってきているようです。市場原理を重視し、水、運輸などの多様な問題に対して、ソフトエネルギーパスを”貫く”その場所の力とシンプルな解答にも、励まされます。(t_t)

参考資料
Mighty Mice-----
" The most powerful force resisting new nuclear may be a legion of small, fast and simple microgeneration and efficiency projects. In this guest article in the UK-published Nuclear Engineering International, Amory Lovins explains to the industry who its most formidable competitors are: not central coal- or gas-fired power plants, but micropower and efficient use. These are already adding more than ten times as much global capacity per year, and, being much cheaper, provide more climate solution per dollar and per year. (29 December 2005)."

参考図書
スモール・イズ・プロフィタブル―分散型エネルギーが生む新しい利益
スモール・イズ・プロフィタブル―分散型エネルギーが生む新しい利益エイモリー・B. ロビンス, Amory B. Lovins, 山藤 泰-----amazon.co.jpにおける情報

参考サイト
ソフトエネルギーパスとは何か?-----温暖化いろいろ(アーカイブ)

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ソフト・マテリアル・パス『未来への仮説 人類再生への提言』北大名誉教授:湯川秀樹博士助手から58年、北大理学部教授、79年、北大情報処理教育センター所長(培風館刊=現在は絶版)→糸川英夫著:徳間書店『21世紀への遺言』1996年2月29日初版5章(P-177~198)『ソフトマテリアル・パス/未知の無公害技術』(植物科学が地球・人類を救う)
→宇宙に存在するもの:①1次系列(生命のない)、②2次系列(植物/動物:運動量小のもの)、3次系列、(
②に比べ桁違いに運動量第の『人間』…云々…。

投稿: 岩淵 雅明 | 2007/09/05 14:13

岩淵 雅明 さん
 コメントありがとうございます。ソフト・マテリアル・パスという書籍は、まったく知りません。また、検索しても、見つけられませんでした。
 
未来への仮説―人類再生への提言 (-)
田中 一 (著)
出版社: 培風館 (1985/11)
言語 日本語
ISBN-10: 4563020354

 北大の田中 一先生という方の本に、ソフト マテリアルという単語がでてくるようです。この方の本でしょうか?

 さらに検索を続けると、
・二一世紀を「環境の世紀」に
吉田文和(北海道大学)

http://www.econ.hokudai.ac.jp/~yoshida/articles/21.htm

 という文章にたどりつきました。

投稿: t_t | 2007/08/18 07:48

ソフト・マテリアル・パスと言う
北大教授の本ある事知っていますか?
ロケットの糸川英夫(故人)が勧めていました。

大変良い本でした。ソフト・エネルギー・パスには
この本がペアとして、要るでしょう。

投稿: 岩淵 雅明 | 2007/08/12 19:26

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 といっても、5号炉のあの原因不明のタービン破損事故を起こした炉の話なのだが、、、  原子力発電は、万全の技術、完全な事故対策を配慮して作られているはずだ。浜岡にいって、見学コースに参加すると、職員になんと質問しても、万全です。日本の技術は、世界最高ですと答えてくれる。  浜岡がもっとも大きな地震にさらされる可能性の高い地域であることをもってしても、その地震が揺らぐことはないぐらい、教育と大会社への�... [続きを読む]

受信: 2006/07/22 21:46

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