日立とABB、国内の長距離送電&再エネ対応など高圧直流送電事業 HVDC で合弁会社を設立

 日立とスイスの電力および電機大手のABBは、電力自由化および再生エネルギーの大量導入時代を迎える(?)わが国の電力市場への対応として、東京を拠点とする新会社を新たに設立し、ABBが得意とする高圧直流送電(High Voltage Direct Current : HVDC)事業の合弁会社を設立すると発表しました。
 ABBのHVDC技術は、大陸間にわたるような長距離の高効率送電網整備計画から、洋上風力発電所と陸や都市、大規模太陽エネルギー発電設備と電力網の統合などの計画に欠かせない技術として、欧米の電力網整備計画に登場してきました。特に直流の変圧と遮断には高い技術を擁するABBのシステムを国内に展開するビジネスとして注目されます。出資比率は日立51%、ABB社49%となる予定です。

 ABB社のCEO ウルリッヒ・シュピースホーファー氏は、リリースに寄せたコメントで、
「ABB社は、60年前にHVDC技術を開発し、常に革新の最先端を担ってきました。世界中のHVDC設備の約半数に携わり、HVDCのすべての主要機器を自社で開発、製造する能力を持つことで、この業界のリーダーとしての地位を築いています。今回、高い評価と、日本市場で100年以上の豊富な経験を有する日立とこのパートナーシップを築いていくことを誇りに思います。両社それぞれの強みを補完し合い、日本の電力インフラ改革を共に支えていきます。」と述べています。
 まさに、日本の電力システム全体が再生可能エネルギーの大量導入には、まったく対応できていないことが露呈し、接続保留問題に揺れるわが国において、海外のすぐれた技術だけの導入ではいかんともしがたいほどの惨状ですが、電力の自由化、再編という流れが健全に行われるのであれば、まずは”その電線に流れる電力の名と量と質”をリアルタイムに計測し、制御する技術が必要となり、その大動脈としてHDVC送電の技術が生きることになります。


プレスリリース / 日立、2014年12月16日
日立とABB社が日本の高圧直流送電事業で戦略的パートナーシップ関係を構築

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-----image(”上-HVDC活用例、下-HVDCのしくみ”) : 同リリースより-----
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" 日立の国内市場での強力な地盤とABB社の先端技術を結集した合弁会社の設立により日本の電力システム改革に貢献

 株式会社日立製作所(略/以下、日立)とABB Ltd(略/本社:スイス連邦/以下、ABB社)は、本日、国内向け高圧直流送電(High Voltage Direct Current、以下、HVDC)事業の合弁会社を設立することに合意しました。新会社は東京に拠点を置き、日立が主契約者として受注する日本国内のHVDCプロジェクトに、ABBの最新技術を導入し、直流システム部分の設計からエンジニアリング、機器供給などを一括で請け負い、アフターサービスも行います。
 両社の出資比率は日立51%、ABB社49%となる予定です。今回の合意は、日立とABB社が日本の電力システムの改革に貢献するための戦略的パートナーシップの第一歩となります。今後、日立とABB社はさらに関係を強化し、協業の範囲を拡げることを検討していきます。
 日立とABB社は、それぞれの取締役会による機関決定ならびに必要な承認などを経て、今後数ヶ月での合弁会社設立をめざします。
..........
HVDCとは、二つの電力系統間で送電するためのシステムです。送電側の電力を、交流から直流に変換した上で送電し、受電側の系統では交流に戻して電力を使用します。電気的な損失や設置面積、建設コストを低くすることができるため、長距離送電の用途に最適です。また、周波数が異なり直接交流で接続できない系統の連系にも適しています。

グローバルでのHVDC市場は、1970年代より他励式HVDC*1による多くのプロジェクトがある一方、2000年頃より、新技術である自励式HVDC*2の開発が進んできました。特に近年は再生可能エネルギーの連系における利用に注目が集まっており、系統安定化のメリットも大きい自励式HVDCの新たな設置ニーズが増加しています。自励式HVDCは、地中や海底などの長距離にわたる送電や電力系統の相互接続以外にも、幅広い分野への適用が増加しています。具体的には、陸上の大規模再生可能エネルギー発電、洋上風力発電との連系や、本島から離島への電力供給、海洋石油・ガスプラントや設置面積が制約となる都市の中心部への電力供給、海を隔てた2国間の相互接続などがあります。適用分野を問わず系統連系規定に準拠し、強固なネットワーク接続を確かなものにします。

日本では、2006年までに9つのHVDCプロジェクトがあり、それらは全て他励式によるものでしたが、今後は再生可能エネルギー導入の拡大や電力システム改革を背景に、送電系統の広域連系や洋上風力発電との連系など、自励式HVDCの需要が高まることが見込まれています。

 日立は、日本で設置された全てのHVDCプロジェクトに参画してきました。高い信頼性が求められる日本国内において、技術開発やプロジェクトのとりまとめを通じ、世界トップクラスの高稼働率*3を維持してきたHVDCに貢献してきました。

 ABB社は1954年にスウェーデンで世界初の商用HVDCを納入し、1990年代には自励式技術(HVDC Light)を世界で初めて導入しました。ABB社は同技術で他にも多くの世界記録を打ち立てており、これまでに約100のHVDCプロジェクトに携わり、累計1億2,000万キロワット以上を設置してきました。これは世界で納入されているHVDCの約半分に相当します。ABB社のHVDC Lightは自励式技術の中で最先端のものであり、自励式HVDCの納入実績でも世界の完工済みの15サイトのうち14サイトを手掛けるなど、圧倒的な実績を有しています。

 新たに設立する合弁会社は、日立のもつ営業ネットワークやプロジェクトマネジメントでの知見、品質保証プロセス、これまでの納入実績と、ABB社のもつ最先端のHVDC技術やグローバルでの納入実績を結集し、日本の電力システム改革に貢献していきます。

*1他励式HVDC*1 : オフの際に通過電流をゼロにする必要があるパワー半導体デバイス(サイリスタ)により変換機を構成する方式。1970年以降の主力方式であり、多くの稼動実績がある。システム構成が簡素で技術的にも成熟しているが、設置にあたっての電力系統への制約が多く、無効電力補償などの系統安定化の対策が必要となることもある。
*2自励式HVDC*2 : 任意の時点でオン/オフの切り替えが可能なパワー半導体デバイス(IGBTなど)により変換機を構成する方式。設置にあたっての電力系統への制約が少なく、無効電力の供給など系統安定化のメリットも大きい。系統安定化対策が不要であるため、HVDCの全体構成を他励式に比べ簡易化することが可能である。
*3CIGRE(国際大電力システム会議) 「A Survey of the Reliability of HVDC Systems」などにより報告されている。
..........
HVDCシステムとは、二つの電力系統間等で送電するためのシステム。送電側において交流を直流に変換し,直流で電力を送電する。受電側では直流を交流に変換して電力を使用する。

*1ガス絶縁開閉装置(GIS)
発電所でつくられた電気を需要家(家庭や工場等)に送り届ける中継地点の変電所や開閉所に設置されており、回路の電流を開閉・遮断する遮断器、回路を電気的に隔離し電圧を開放する断路器などで構成される。これらの機器と線路を1つのガスタンクに収納し設置面積をコンパクトにしたもの。
*2電力用パワーエレクトロニクス(変換用変圧器、交流・直流変換器など)
パワー半導体などを用いた交流⇔直流変換器などにより、電力の流れの制御、電力品質の改善や系統安定化などを行う技術。高圧直流送電は、系統の交流電力を変換器で直流化して送電する。
.......... "

関連
日立とABB社が日本の高圧直流送電事業で戦略的パートナーシップ関係を構築-----ABB、2014/12/16
- ABB and Hitachi to form strategic power grid partnership for HVDC in Japan-----ABB,Dec. 16, 2014

日立がスイスABBと送電事業で日本に合弁設立、国内電力改革で-----ロイター、2014年 12月 16日


参考
ABB、日本でソーラー向けソリューションを展示-----ABB、2011-02-23

"新製品、世界初の1,000ボルト 直流ブロックコンタクタ、ならびに包括的なソーラー向けソリューションを発表

GAFコンタクタは、世界で初めて、最大2,000アンペア、直流1,000ボルトの開閉を可能にしたブロックコンタクタ.........."

ABB、世界最強の超高圧直流変圧器を開発-----ABB、2012-07-03

"超高圧直流送電用コンバータ変圧器は、100万ボルト超の電圧で、高効率と信頼性を実現し、より大容量の電力をより長い距離にわたって送電します。"

ABB、テキサスの電力系統の安定化をサポート。 6,000万米ドル相当の直流送電設備を受注-----ABB、2012年8月29日

ABB、高効率の太陽光発電システム設置 静岡県の自社拠点に-----日本経済新聞、2012/9/22

".....750ボルトの高電圧直流に耐える機器を組み合わせ、システム内の電力ロスを従来に比べ3割以上低減....."

ABB、100年来の電力の難問を解決-未来の直流送電系統を実現する新技術-----ABB、2012年11月7日

".....長年にわたる研究の結果、ABBは直流送電(HVDC)向けの世界初となる直流ハイブリッド遮断器を開発しました。 この遮断器は、非常に高速なメカニズムとパワーエレクトロニクスとを融合させ、大規模発電所に相当する電力の流れを、5ミリ秒(1000分の5秒)以内に遮断することができます。 これは人間の瞬きの30倍の速さに相当します。

このブレイクスルーは、直流送電系統の発展における100年来の障壁を取り除くものであり、これにより再生可能エネルギーの効率的な導入および融通を可能にします。 直流送電系統はまた、系統の信頼性を高め、現存の交流系統の送電可能容量を拡張します。 ....."

ABB、島嶼の再エネ電力を北米本土に送る高圧直流送電設備を受注-----TechOn!、2014/07/14

".....スイスABBは7月、カナダの東海岸にあるニューファンドランド島の電力網と、北米大陸の電力網を結ぶ送電技術として、同社の高圧直流送電(HVDC)技術が採用されたと発表....."


コメント続き
 総合統合技術としての電力網制御。一つの電線の中を流れる、電力の量と出自だけでなく、リアルタイムに需給応答を行う技術を備えた電力網。それが技術としてどんなものであるのか? ということより、誰のための技術なのかという質を問うことができるだろうか?
 ABBの電力統合ビジネスの顔は、日本でどんな容貌なのかな?

ABB : HVDC Grid - Power T&D Solutions
Abb_dc_grid_con
-----image : 上記サイトより

"A 100-year-old engineering puzzle is solved opening a new era for the HVDC super grid with the arrival of ABB's hybrid HVDC breaker"

・Twilog @greenpost : #HVDC

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IBMラボ、アースデイにCPV+太陽熱利用で80%効率の太陽エネルギー利用装置を発表

 チューリッヒにあるIBMの研究所とスイス大学 Swiss university の研究グループは、4月22日にアースデイを記念して、ディシュ型の集光型太陽光発電(CPV:concentrated photovoltaic)装置と、スーパーコンピューター用に開発された冷却装置を改造した太陽熱利用機能を搭載した、新たな装置を公開しました。その名は、高い効率で太陽エネルギーを利用可能にできるということで、HCPVT(High Concentration Photovoltaic Thermal - ”高集光・集熱型太陽エネルギー利用装置”)と称されています。
 このHCPVT用の太陽電池は、1センチ角の化合物3接合型太陽電池です。パラボラアンテナ型の皿型の鏡によって、集光することで、たった1センチ角の太陽電池が50Wp程度の発電を行うことができます。1センチ角の太陽電池を複数毎ならべる(スライドショーでは、9個)ことで400Wp程度の集光型太陽光発電(CPV)モジュールを作ることができます。
 さらに、完成型のシステムでは、数百の太陽電池を組み合わせることで、25kWpの電気を作りだすことができるということです。(熱は、 wired.jp の記事によれば、50kW)

 少し前の話題ですが、興味深いので、さらに詳しくみてみます。

 このHCPVTの太陽光発電システム部分で、だいたい太陽の光のエネルギーを最大30%ほど電力として利用することができます。それだけならば、残りの70%は熱として捨てられることになります。しかしこのHCPVTには、この熱を熱媒を利用して回収するしくみがあります。熱として捨てられるエネルギーを大幅に減らし、理論的には太陽のエネルギーの80%を利用できるという話になります。それは、太陽のエネルギーを2000倍に集める技術でもあります。さらに希望すれば、インフラの未整備な地域においては貴重な、淡水と吸収式冷凍機を使って空調用の冷気を供給することも可能です。
 どの程度の熱が質、量得られるのか書かれていませんが、コストさえ折り合えば興味深いシステムです。

 太陽の光のエネルギーから直接電気を作ることができる太陽電池という装置と太陽の熱を有効に”手軽に安価に”利用することができるソーラーハイブリッドシステムは、世界中で研究されてきました。
 今後は、実際どれか私たちが実際に利用できるシステムにはどんなものがあるのか? 大いに興味のあるテーマです。


プレスリリース / IBM,22 Apr 2013
Made in IBM Labs: Collaboration Aims to Harness the Energy of 2,000 Suns

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-----image : 同リリースより

"- High Concentration PhotoVoltaic Thermal system able to convert 80 percent of the collected solar energy - System can deliver electricity, potable water and cool air in remote locations - Design based on a low-cost, large dish-like concentrator and micro-channel cooled high performance photovoltaic chips suitable for mass-production

Today on Earth Day, scientists have announced a collaboration to develop an affordable photovoltaic system capable of concentrating solar radiation 2,000 times and converting 80 percent of the incoming radiation into useful energy. The system can also provide desalinated water and cool air in sunny, remote locations where they are often in short supply.
..........
The prototype HCPVT system uses a large parabolic dish, made from a multitude of mirror facets, which are attached to a sun tracking system. The tracking system positions the dish at the best angle to capture the sun's rays, which then reflect off the mirrors onto several microchannel-liquid cooled receivers with triple junction photovoltaic chips -- each 1x1 centimeter chip can convert 50 watts, on average, over a typical eight hour day in a sunny region.
The entire receiver combines hundreds of chips and provides 25 kilowatts of electrical power. The photovoltaic chips are mounted on micro-structured layers that pipe liquid coolants within a few tens of micrometers off the chip to absorb the heat and draw it away 10 times more effective than with passive air cooling.
The coolant maintains the chips almost at the same temperature for a solar concentration of 2,000 times and can keep them at safe temperatures up to a solar concentration of 5,000 times.
The direct cooling solution with very small pumping power is inspired by the hierarchical branched blood supply system of the human body and has been already tested by IBM scientists in high performance computers, including Aquasar. An initial demonstrator of the multi-chip receiver was developed in a previous collaboration between IBM and the Egypt Nanotechnology Research Center.
.........."

関連
A Solar Energy Breakthrough

(IBMSocialMedia,2012/10/24)
Ibm_hcpvt
-----image : 上記ビデオクリップより

"Bruno Michel, a research scientist at IBM Research - Zurich, explains his latest invention--a technique for concentrating solar radiation to create a much more effective system for harvesting energy from the sun. His hope is that this technique will prove to be so successful that we'll be able to use it to replace all fossil fuel and nuclear energy with solar. The work is being done in conjunction with the Egypt Nanotechnology Center: http://www.egnc.gov.eg

On Earth Day 2013 scientists announced a collaboration to develop an affordable photovoltaic system capable of concentrating, on average, the power of 2,000 suns, with an efficiency that can collect 80 percent of the incoming radiation and convert it to useful energy. The proposed system can be built anywhere sustainable energy, drinkable water and cool air are in short supply at a cost of three times lower than comparable systems."

「効率80%の太陽光技術」をIBMが開発-----Wired Japan,2013.5.1

追加情報


電力に加えてチップ冷却の熱を利用するところが大きなポイント
IBMリサーチ、太陽光の80%を活用する「プロジェクト・サンフラワー」
-----ASCII.jp ,2014年09月26日

"米IBMの研究機関IBMリサーチは9月24日(欧州時間)、スイスAirlight Energyと共同で太陽光を2000倍に集光、エネルギーの80%を活用するシステムを開発、2017年までに市場投入すると発表した。"


参考エントリー
米 IBMとサウジアラビア KACST、集光型太陽光発電を用いた海水の淡水化を共同開発-----ソフトエネルギー、2010/04/13

IBM Research Unveils Breakthrough In Solar Farm Technology/ プレスリリース (IBM、集光型太陽電池の冷却システムを発表)-----ソフトエネルギー、2008/05/22

IBMラボ、地球上に豊富にある材料で化合物系の太陽電池を開発。世界記録となる変換効率9.6%を達成-----ソフトエネルギー、2010/02/16

京応化とIBM、次世代太陽電池製造プロセスを共同開発 / プレスリリース IBM-----ソフトエネルギー、2008/06/18

集光型太陽光発電 / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2010/07/15

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ABB、潮流発電のScotrenewables Tidal Powerに対し1200万米ドルの出資を発表

 スイスの重電関連企業のABBグループは、2013年3月にスコットランドの潮流発電機メーカーの Scotrenewables Tidal Power に1200万米ドル(約11億5千万円)を出資すると発表しました。Scotrenewables Tidal Powerは、いまや世界中から海洋エネルギー開発の中心地として注目されるようになったEuropean Marine Energy Centre(参考:EMEC)において、2012年に250kWのSR250潮流発電機の試運転を成功させています。今回は、発電実証用モデルとしてスケールアップされた2MW(2000kW) SR2000モデルの開発を加速させるためにこれらの資金が活用されることになります。今年の後半の設置に向けてすでにプロジェクトは進行しています。このシステムは、オークニーで進む Lashy Sound tidal demonstrator projectに採用され設置される最初の商用実証システムとる予定です。

 EMECでテストされたSR250のおおまかなスペックは、

 出力 250kW
 長さ 30m
 重さ 100トン
 姿は、まるで浮上した黄色い潜水艦で、水中に2枚の発電用のプロペラを持っています。

 以前発表されたスケジュールでは、今年中に設置される予定の今回の2MWのSR2000に続き、2017年ころに発電用モデルの10MW機の開発が計画されています。


プレスリリース / ABB、March 13
ABB leads $12 million investment in tidal power leader Scotrenewables

Scotrenewables_tidal_power
-----image : 下記ビデオクリップより

Scotrenewables Tidal Power Ltd

(Scotrenewables Tidal Power Ltd,2011/09/07)

"ABB, the global power and automation technology group, has led a $12 million investment in Scotrenewables Tidal Power, a provider of tidal turbine systems, to support the rollout of a new hydrokinetic device and to expand ABB’s renewable energy assets. ABB’s participation was made through its venture capital unit, ABB Technology Ventures (ATV), which invests in early and growth stage companies with technologies of strategic importance to the industries it serves. The investment round included participation from existing strategic investors Total New Energies, a unit of oil major Total, and Fred. Olsen, the Norwegian maritime conglomerate, through its associated Bonheur and Ganger Rolf holding companies.

The funding is being used specifically to roll out a larger and more advanced tidal energy conversion system known as the SR2000. The floating 2 megawatt turbine includes a number of innovations to deliver simplicity, low mass, rapid connection/disconnection and heightened survivability. Scheduled for completion next year, it will be the first of a number of commercial units installed in the Lashy Sound tidal demonstrator project in Orkney, where Scotrenewables is based.

“ABB led a comprehensive review of tidal stream technology and concluded that Scotrenewables was well below its peers in capital outlay per megawatt and overall power delivery cost,” said Grant Allen, senior VP of ATV. “Scotrenewables has designed a remarkably robust hydrokinetic unit which, by nature of its easily accessible floating design bypasses many of the maintenance issues that confront other marine startups.”

Aligning with Scotrenewables is a natural, strategic fit for ABB given the switchgear, transformers, cabling and other electrical gear being used in the containerized design. Through its UK operations, ABB engineers have already been working closely with the company on packaging and integration. The ATV investment complements current competencies in marine energy harvesting through ABB’s prior early-stage investment in Aquamarine, a leader in near-shore wave power development.
.......... "

関連
Major New Investment Announced - 13 December 2012-----Scotrenewables Tidal Power Limited

" Scotrenewables Tidal Power Limited is pleased to announce that it has agreed terms in respect of a major financing package totalling £8.84m which includes £1.24m in public funding from the Scottish Government as well as £7.6m in private investment from a trio of multi-national backers. The deal will see both of SRTP's long-standing investors, shipping and renewable energy specialists Fred. Olsen and oil major TOTAL, participating in this round along with a new investor partner in ABB Technology Ventures. ABB-TV is the venture capital arm of the Swiss power and automation multinational and its decision to invest will allow SRTP access to ABB expertise in key technical areas which complement the offerings of SRTP's existing investors.

Under the terms of the £7.6m investment deal ABB-TV will contribute £5m while the remaining £2.6m will come from SRTP's existing investors. These funds will be injected in two equal tranches the second of which will be linked to the ongoing technical progression of SRTP's proprietary technology. The £1.24m in funding awarded to SRTP in August 2012 under the Scottish Government WATERS 2 scheme was critical in leveraging the agreed terms for this substantial amount of foreign private investment.
.......... "


- The Future Next Generation SRTT- 2MW 'Commercial Scale' Demonstrator
60mw_farm__orcadia
-----image(”60MW farm__orcadia”) : 上記サイトより

Wave energy developer Scotrenewables receives new ABB loan-----Hydroworld,03/15/2013

SR250 Testing at EMEC - August 2012

(ScotrenewablesLtd、2012/08/10)

参考
ABB in Japan

ABBはなぜ中国で存在感を高められたのか  スマートシティ戦略をアジア地域責任者に聞く-----日本経済新聞、2012/1/16


参考エントリー
イギリス、スコットランド、2020年までに1.6GW規模の海洋エネルギー開発を行うプロジェクトを正式にスタート-----ソフトエネルギー、2012/08/21

欧州海洋エネルギーセンター European Marine Energy Centre(EMEC) / 情報のまとめ-----ソフトエネルギー、2012/03/14

波力・潮流・潮汐・海洋温度差発電のカタログ 海洋エネルギーは次代を担う! / P.7

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イベント5/4- ソーラーインパルス Solar Impulse、アメリカ大陸横断飛行計画 2013 Across America

追加情報

ソーラーインパルス Solar Impulse、アメリカ合衆国フライト No.1 2013 Across America-----自然エネルギー2013/05/07


 Solar Impulseのアメリカ大陸横断飛行プロジェクトが開始されました。第一レグは、サンフランシスコからフェニックスまで。5月4日の飛行は無事終了しました。

Final itinerary revealed!-----Solarimpulse,01.05.2013

"..........
Solar Impulse’s 2013 Across America itinerary is now official!

Moffett Airfield (Mountain View, CA)
Sky Harbor International Airport (Phoenix, AZ)
Dallas/Fort Worth International Airport (Dallas, TX)
Lambert-St. Louis International Airport (St. Louis, MO)
Dulles International Airport (Washington D.C.)
John F. Kennedy International Airport (New York City)
.......... "

また、天候などが順調であれば5・3日のテイクオフが予定されています。


 当初の記事は以下です。(イベント日程を訂正しました。再)



 世界最大のソーラー飛行機であるソーラーインパルス Solar Impulse。現在、世界一周飛行に向けて、ソーラーインパルス Solar Impulse HB-SIBの開発が行われています。
 
 ソーラーインパルス Solar Impulseプロジェクトは、これまでプロトタイプ機である、Solar Impulse HB-SIAにより数々の大きな成果を成し遂げてきました。
 そして、2013年、5月1日サンフランシスコから飛び立ち、アメリカ大陸を横断しニューヨーク(ワシントンD.C.)までの北米大陸横断飛行 2013 Across America にチャレンジすることを発表しました。


Solarimpulse : 2013 Across America
- United States: a mirage no more!

Solarimpulse2013_across_america
-----image : 上記リリースより

" It’s official; Solar Impulse and its HB-SIA prototype are planning to join the United States this spring in an attempt to accomplish the legendary coast to coast flight: from San Francisco to Washington D.C. and New York City!
.......... "

Solar Impulse Across America 2013

(SolarImpulseChannel,2013/02/27)


ソーラーインパルス Solar Impulse、Solar Impulse HB-SIAの、当初のスペックは、

「 TECHNICAL DATASHEET
Wingspan : 63,40 m
Length : 21,85 m
Height : 6,40 m
Weight : 1,600 Kg
Motor power : 4 x 10 HP electric engines
Solar cells : 11’628 (10 748 on the wing, 880 on the horizontal stabilizer)
Average flying speed : 70 km/h
Take-off speed : 35 km/h
Maximum altitude : 8'500 m (27'900 ft) 」

 です。なんといっても翼長63.4m、重量1600kgの機体、ジャンボジェット機に匹敵する翼長でありながら、普通車並みの重量しかない機体重量という脅威のスペックが光ります。今回のソーラーインパルス Solar Impulse HB-SIAのアメリカ横断飛行にあたり、機体は欧州からアメリカ合衆国に運ばれ、組み立てられました。その組み立ての様子が公開されています。機体の細部を覗い知ることができる貴重なビデオクリップです。

Payerne to Moffett Airfield - Dissasembly and Shipment Movie

(SolarImpulseChannel,SolarImpulseChannel)


関連
Packing Up A Solar-Powered Plane That Will Fly Across America [Video]-----Popsci,02.25.2013


参考エントリー
ソーラーインパルス Solar Impulse 関連エントリー / おまとめサイト-----自然エネルギー(2011/05/15より情報更新中)

ソーラーインパルス Solar Impulse HB-SIB  再生可能エネルギー豆知識


おすすめエントリー
週刊GreenPost 63号 しなやかな技術研究会 2013-No.9

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Solar Island ソーラーアイランド、3っつの直径25mの発電する島、スイスで建設へ

 以前、UAEで直径5kmの洋上の人工の太陽発電島 Solar Island計画が進行中という記事をアップしました。その後どんな形で実現したのかについては、情報に接する機会もなかったので、忘れていました。今回、スイスで直径25mというサイズで、新たなプロジェクトが動きだしたというニュースを見て、まず過去の様子を調べてみました。

直径5kmの洋上の人工の太陽熱発電島 Solar Island計画が進行中。UAEで実現か-----ソフトエネルギー、2009/02/25

 スイスのNolaris社のサイトによると、Solar Islandは直径20mから200mまでの円形の人工の島の上に、集光式太陽光発電(CPV)または集光型太陽熱発電(CSP)という太陽エネルギー発電装置を搭載し、太陽を追尾する装置により得られるエネルギーの最大化を計るという装置であるということです。計画が発表された当時の直径5kmの人工の島からさサイズ的には小さくなりましたが、苛酷な海洋での利用を考えれば現実的なプランに落ち着いたというところでしょうか。

 2009年にUAEで実施されたプロジェクトでは、砂漠の中に巨大な円形プールを建設し直径80mの人工の太陽熱発電島 Solar Islandが建設され、さまざまなデーターが集められ、良好なトラッキング効果が確認されたということです。具体的に、どのぐらいの発電量の増加が見込めるかなどのデーターは公開されていますが、塩害や波、気象といった苛酷な海上でのテストが次ぎのステップでは必要になります。

Solar Islands - Rotation Test of Prototype in RAK

(SolarIslands,2009/10/27)

 そして、今回発表になった短いリリースによると、今回はスイスのNeuchâtel(ヌーシャテル ; 正しい発音不明)湖に直径25mの太陽電池を取り付けた3つの Solar Islandが建設されるということです。一つのSolar Islandには、33kWpの太陽電池が取り付けられていますので、三つで約100kWpのフローティングソーラーアイランドが建設されることになります。1つの”島”から期待される年間の発電量は、37.100 kWh/年ということです。該当地域の日射量は水平面で年間1200kWh/平方メートルというところですから、日本でも日本海側などにありそうなレベルです。33kWpの太陽光発電で37.100 kWh/年ということから、稼働率を計算してみると、12.8%ぐらいになります。これも常識的な数字です。これだけでは、ソーラーアイランドの効果が計りかねますが、通常のトラッキングシステムでは、15-25%程度の発電量の向上が望めますので、あるていどの皮算用はあるんでしょうね。

 ということで、今回もあまり具体的な情報はありませんでしたが、湖ながら水上での発電プロジェクトに挑むSolar Island計画をこれからも見ていきたいと思います。


News / Solar Island, 30.01.2013
Viteos
-----image : 上記リリースより

"Solar Islands on Swiss Lake
Together with the energy supplier Viteos, Nolaris will build 3 Solar Islands on the Lake Neuchâtel in Switzerland. The islands will have a diameter of 25 meters and will be covered with PV modules. Each island will produce 33 kW electricity, 37.100 kWh per year."

関連
Nolaris : Solar Islands

CSEM : Search results for "solar"

” Nolaris, the CSEM Solar Islands start-up ”
CSEM develops a concept for “Solar Islands” for Production of Electricity and Hydrogen
[http://www.nolaris.ch/files/cp-solarislands-en.pdf]

Swiss_neuchatel_lake
-----image : Googleマップでヌーシャテル湖 を表示

CSP floating labs under construction in Switzerland-----PV Tech, 29 January 2013

参考
Solar Feed in Tariffs / Solar Radiation Map - switzerlandmap


初出
週刊GreenPost 58号 2013/1/28-2/1日版 しなやかな技術研究会 P.3


おすすめエントリー
週刊GreenPost 60号 2013/2/12-15日版 しなやかな技術研究会

人口1400人の小さな島のエネルギー自立。トケラウ Tokelauの英断-----再生可能エネルギー GreenPost、2013-02-13

続きを読む " Solar Island ソーラーアイランド、3っつの直径25mの発電する島、スイスで建設へ"

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欧州風力エネルギー協会(EWEA)、EU圏の風力の設備容量が累計100GWに達したと発表

  欧州風力エネルギー協会 European Wind Energy Association(EWEA)がまとめたところによると、EU圏の風力の設備容量が累計100GWに達したととのことです。同時に公開されたグラフを見ると、1995年の統計開始から、累計50GWに達するまで、2007年までの、12年が必要であったのに、残りの50GWを積み増すのにたった、5年しかかかっていないことがわかります。風車も大型化し、効率よく配置できるようになったことがわかります。

 100GWは、日本的表現では容量1億キロワットに相当し、5700万世帯分の電力消費量をまかなうことができるとのことです。仮に1基を2.5MWとすると4000基に相当します。また、原子炉の39基分、石炭火力発電所62基分、ガス火力発電所にして52基分に相当するそうです。

 また同時に公開された、トップ10の風力発電所ランキングリストでは、

No.1 Fantanele and Cogealac(Romania) 600MW(GE 2.5MW機*240基)
No.2 Whitelee(UK) 539MW(Siemens 2.5MW機*215基)
No.3 Viking(UK) 371MW(Siemens 3.6MW機*103基)

 となどが発表されました。リーマニアにあるFantanele and Cogealac風力発電所が地上としては、最大規模と初めて知りました。


プレスリリース / European Wind Energy Association(EWEA),27 September 2012
EU reaches 100 GW wind power milestone

Stats2011graph_3_4
-----image(”Cumulative wind power installations in the EU (GW)”) : 同リリースより

"The European Union has passed the milestone of 100 gigawatt (GW) of installed wind power capacity, according to the European Wind Energy Association (EWEA).
100 GW of wind power can generate electricity over a year to meet the total consumption of 57 million households, equivalent to the power production of 39 nuclear power plants.
It took the European wind energy sector some twenty years to get the first 10 GW grid connected. It only needed 13 years to add an additional 90 GW. Half of the total European wind power capacity has been installed over the past six years.

"It would require burning 72 million tonnes of coal annually in coal fired power plants to match Europe's annual wind energy production. Loading that amount of coal on trains would require 750,000 wagons with a combined length of 11,500 kilometres - the distance from Brussels to Buenos Aires, Argentina," said Christian Kjaer, CEO of EWEA.

"Despite only utilising a tiny fraction of Europe's vast domestic wind energy resources, wind power is having a substantial impact on Europe's energy security and environment, and benefits us hugely in creating green jobs and technology exports", said Kjaer.

Recent wind turbine installations contributing to the 100 GW milestone include:

•Anholt offshore wind farm, 400 MW developed by DONG off the coast of Denmark;
•Linowo, 48 MW developed by EDF Energies Nouvelles Polska in Poland;
•Ausumgaard, 12 MW developed by a private landowner in Denmark (west Jutland);
•Akoumia, 7.2 MW developed by Greek power company PPCR on the island of Crete.

For a list of Europe's largest onshore wind farms see here.
[ http://www.ewea.org/fileadmin/ewea_documents/
documents/publications/statistics/
Ten_biggest_wind_farms_in_Europe.pdf ]

2012_ten_biggest_eu_windfarms
-----image(”a list of Europe's largest onshore wind farms”) : 同リリースより
..........
100 GW of wind power can produce the same amount of electricity over a year as:

• 62 coal power plants, or
• 39 nuclear power plants, or
• 52 gas power plants.

To produce the same amount of electricity as 100 GW of wind turbines in a year you would have to:

• Mine, transport and burn 72 million tonnes of coal, at a cost of €4,983 million, and emit 219.5 Mt of CO2, or
• Extract, transport and burn 42.4 million cubic meters of gas, at a cost of €7,537 million, and emit 97.8 Mt of CO2.
.......... "

関連
EU reaches 100 GW wind power milestone----- Global Wind Energy Council(GWEC),27 September 2012

EU風力発電、容量1億キロワットに-----日本経済新聞、2012/9/27


参考エントリー
米オレゴン州に日本企業も参画し845MWのShepherds Flat風力発電所が完成-----ソフトエネルギー、2012/09/26

世界風力エネルギー協会 GWEC、リポート Global Wind Statistics 2011 を公開。全世界では、+21%-----ソフトエネルギー、2012/02/13


おすすめエントリー
週刊GreenPost 42号 - しなやかな技術研究会 2012/10/1-5日版

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プラネットソーラー PLANETSOLAR、世界初の大型ソーラー船による世界一周の旅を達成

 世界最大の太陽光発電のみで駆動する世界初の大型ソーラー船、プラネットソーラー PLANETSOLARは、5月4日にモナコに到着。2010年9月27日午後にモナコを出発してから584日目に、再びモナコに戻り世界一周の旅を達成しました。60000kmにも及ぼうとする大冒険です。

 クルーは、4名でドイツとスイスの混成チームです。1800万ユーロ(約21億円)をかけて建造されたとされるプラネットソーラーのサイズは、全長は31m、幅は約15m。60t級のクルーザーに相当。最大50名の乗員乗客をのせ、20 kW (26.8 HP)のモーターにより最高時速25kmで航行可能です。搭載されている太陽電池は、アメリカのSunPower社の高効率単結晶セル約38,000枚で、最大展開時には120kWpに達します。

プラネットソーラー PLANETSOLARは、世界初のカタマラン(双胴)型の大型ソーラー船をドイツ北部の町キール(Kiel)で公開しました。1800万ユーロ(約21億円)の巨費を投じて建造されたプラネットソーラー号は、世界最大のソーラー船と銘打つだけあって、60t級。全長は31m、幅は約15m。最大40名の乗員乗客をのせ最高時速25kmで航行可能ということです。利用している太陽電池は、東芝が取り扱うことで話題のアメリカのSunPower社の高効率単結晶セル約38,000枚、537平方メートル分を搭載しているということです。気になるリチウムイオンバッテリーの搭載量は発表されているスペックシートには記載されていません。

Solarplanetarrival2
-----image(到着時の様子) : Arrival Videos 2より

584日に及んだ世界一周の旅の様子は、YouTubeサイトでも見ることができます。この間何度かブログで関連記事を紹介してきました。動画を見るたび、その航海に思いを馳せ、楽しませていただきました。いい航海でした!

・YouTube :planetsolar
追加情報
Minute PlanetSolar Mai/May 2012

(planetsolar,2012/06/14)


世界最大で、かつ最初に太陽の力だけで世界一周を達成した、プラネットソーラー号の冒険-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/05/10 *新しいビデオクリップが紹介されました

プラネットソーラー PLANETSOLAR、世界初の大型ソーラー船による世界一周の旅、残り30日を切る!-----自然エネルギー、2012/04/06 *動画はこちらにで紹介しています。


関連
www.planetsolar.org / Arrival Videos
/ The Boat

Twitter : PlanetSolar

太陽エネルギー船「プラネット・ソーラー」、世界一周航海を達成-----AFP BB News,2012年05月05日

PlanetSolar - she's arrived! First around the world on solar energy?
-----Sail World,Sat 5 May 2012

関連エントリー
プラネットソーラー PLANETSOLAR、世界初の大型ソーラー船を2月25日に公開。2011年4月から世界一周の旅へ-----しなやかな技術研究会、2010/03/04


おすすめエントリー

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スイス、稼動中の5つの原子力発電所を更新せず順次廃炉へ。新設もなし、2034年までに脱原発の方針を決めた

スイスは、稼動中の5つの原子力発電所の寿命を延ばすことなく、段階的に廃炉にし、2034年までにすべてを停止させる脱原発の方針を決めました。

スイス、2034年までに「脱原発」を閣議決定-----AFP BB News,2011年05月26日

" スイス政府は25日、国内で稼働中の5つの原子力発電所について更新を行わず、2034年までに全廃する方針を閣議決定した。6月に議会で法案化に向けた審議を行う。 "

 また、同時に公開された、Energy Strategy 2050においては、省エネ、さらに水力発電と新たな再生可能エネルギーの開発、そして、コージェネレーション設備や、ガス複合火力発電所などの効率的な運用により、脱原子力発電を実現するとしています。現状の電力は、水力が約56%、原子力が39%、そして残りが火力などで5%。したがって、脱原子力への道は、スイスとて楽なものではありません。再生可能エネルギーについては、風力や太陽エネルギー、バイオマスなどが有望だとしています。

 今回の決定には、ドイツ同様、Fukushimaが大きな影響を与えました。大地震と福島原子力発電所の過酷な事故を受けて、スイス政府の対応は非常に迅速なものでした、3月23日には関係機関に対して、5月末までにはそのエネルギー展望を修正するように依頼したということです。

プレスリリース / Swiss Federal Office of Energy(SFOE),25.05.2011
Federal Council decides to gradually phase out nuclear energy as part of its new energy strategy

" The Federal Council intends to continue to safeguard Switzerland's high level of energy security although without nuclear energy in the medium term. That was the decision taken at its special meeting today. Existing nuclear power plants should be decommissioned at the end of their operational lifespan and not be replaced by new nuclear power plants. In order to ensure the security of supply, the Federal Council, as part of its new Energy Strategy 2050, is placing emphasis on increased energy savings (energy efficiency), the expansion of hydropower and new renewable energies, and, if necessary, on fossil fuel-based electricity production (cogeneration facilities, gas-fired combined-cycle power plants) and imports. Furthermore, Switzerland's power grid should be expanded without delay and energy research strengthened.

As a result of the devastating earthquake in Japan and the disaster at Fukushima, the Federal Council on 23 March 2011 commissioned DETEC to revise its energy outlook by the end of May on the basis of the following three electricity supply options:

Electricity supply option 1: Continuation of current mix of electricity production with possible early replacement of the three oldest nuclear power plants with a view to ensuring the highest possible level of safety.
Electricity supply option 2: No replacement of existing nuclear power plants at the end of their safe operational lifespan.
Electricity supply option 3: Early withdrawal from nuclear energy programme, existing nuclear power plants are decommissioned before the end of their safe operational lifespan.
At its special meeting today, the Federal Council discussed the results of the analyses and took a decision of principle.

Gradual phase out of nuclear energy

The Federal Council wishes to guarantee the secure supply of electricity that Switzerland has enjoyed to date, characterised by high quality, reliability, largely CO2-free production and competitive prices. In view of the earthquake and the tsunami that devastated Fukushima, it feels that the people of Switzerland would like to see a reduction in the residual risk associated with the use of nuclear energy. In addition, due to the expected increasing costs of generating nuclear energy (new safety standards, upgrades, revised liability risks, greater financing difficulties due to higher risk premiums for investors), its competitive advantage with respect to renewable sources of energy is likely to diminish in the longer term.

The Federal Council is therefore of the opinion that the existing nuclear power plants should be decommissioned at the end of their safe operational lifespan and not be replaced by new nuclear power plants. In future, the supply of electricity should therefore follow electricity supply option 2. The Federal Council expects the safe operational lifespan of the existing nuclear power plants to be about 50 years. On that basis Beznau I should be taken offline in 2019, Beznau II and Muhleberg in 2022, Gosgen in 2029 and Leibstadt in Jahr 2034.

The Federal Council sees no reason to seek early decommissioning. Tests conducted by the Swiss Federal Nuclear Safety Inspectorate ENSI) have shown that the safe operation of Switzerland's nuclear power plants is currently assured. ENSI would take the necessary measures were anything to change. Safety is the overriding priority at all times.

Need to reshape the energy system

The gradual phasing out of nuclear energy affords Switzerland the necessary time to implement the new energy policy and reshape the energy system. At present, hydropower accounts for around 56% of Switzerland's electricity production, nuclear power 39% and conventional thermal and other facilities around 5%. The current energy outlook shows that the gradual phasing out of nuclear energy is technically feasible and economically viable. Due to the growing need to replace Europe's ageing power plants, electricity prices are set to rise throughout Europe. That will cushion the impact of an orderly exit from nuclear energy on the international competitiveness of the Swiss economy. Initial estimates put the cost of restructuring our pool of power plants and the construction of new power production facilities, and for measures to reduce the demand for energy, at between 0.4 and 0.7 per cent of GDP.

The reshaping of the energy system will be supported by targeted research at the national and international level, technology transfer between universities and industry and the establishment of new, innovative businesses. At the same time, that will significantly strengthen the position of cleantech firms with the associated labour market benefits. Efficient processes, technologies and products can become major assets in the creation of added value in Switzerland. Investments in efficiency improvements and renewable energies will benefit SMEs throughout the country - particularly in peripheral regions where vast potential in wind and solar energy and biomass remains untapped.

Energy Strategy 2050
.......... "

関連
Swiss Federal Office of Energy (SFOE) : Energy Strategy 2050

Costs of atomic energy opt-out remain unclear-----swissinfo.ch,May 30, 2011 -----May 26, 2011 Nuclear history

" Switzerland’s first nuclear power plant Beznau 1 went into service in 1969. The new technology was praised at first, but soon opposition started to build up. In March 2011 the government announced plans to gradually replace nuclear power, which currently provides 39 per cent of Switzerland’s power production. "

Switzerland opposes building further nuclear power plants-----AFP(Google Ness),25.05.2011

Switzerland To Phase Out Nuclear Power-----Solar Feed,30 May 2011

追加情報
スイス、脱原発を決定=34年までに4カ所全廃-----時事ドットコム、2011/09/29

コメント続き

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