政府は、海洋発電開発加速を指示。実証実験などの体制を2014年にも整備すると発表しました

 5月25日に、政府は立ち遅れている海洋発電開発加速を指示、企業などが自由に実証実験を行える専用の海域を、早ければ平成26年度にも整備するなど支援策を具体的に発表したということです。また、一部報道では、実証実験のための”候補”の募集も行うなどと報道されました。

総合海洋政策本部-----首相官邸、平成24年5月25日

"..........
野田総理は本日の議論を踏まえ、「四方を海に囲まれました、海洋国家である我が国にとりまして、海洋資源の開発利用や海洋研究の保全を進めて行くことは、重要な課題であります。
 本日決定した、洋上風力発電をはじめとした海洋再生可能エネルギーの利用促進に向けた取組方針は、新たなエネルギー社会を築く礎となるもので、これを機に各府省の連携を密に、今後の取組を一層強化していくことが重要であります。
 また、先月、我が国の大陸棚の延長が.........."

 25日の首相の発表は、具体的には洋上風力発電など海洋エネルギーの研究開発と大陸棚延長についてふれている簡単なものです。報道はより具体的な内容もありますから、どこかに別のペーパーがあるのでしょうが、まだ発見できていません。今後の動向に注目しています。

関連
首相官邸 : 総合海洋政策本部 / 総合海洋政策本部 開催状況

"総合海洋政策本部会合 第8回 23.5.27 配布資料 議事概要

平成23年5月27日、国会内で、総合海洋政策本部の第8回会合が開催されました。
 この日の会合では、低潮線保全基本計画について平成22年度の進ちょく状況を本部へ報告するとともに、海洋保護区の設定等について本部了承が行われました。
 会合において、枝野官房長官(総理代理)は「我が国は四方を海に囲まれ、管轄する海域の広さは世界でも第6位の海洋国家です。東日本大震災では、甚大な津波被害にあうなど、大変なこともある一方で、海から受ける恩恵もたいへん大きいものがあります。今回の低潮線保全区域の指定や海洋保護区の設定は、我が国が豊富な海洋資源を適切に管理しつつ開発・利用し、成長につなげていく上で極めて重要です。各府省の枠にとらわれず関係府省が密接に連携していくことがこれまで以上に求められています。各閣僚におかれましては、広大な海域の適切・有効な利用に向けて各府省が協力して取り組んでいけるよう、一層の御尽力をお願いしたいと思います。」と述べました。
.......... "

我が国の大陸棚延長申請に関する大陸棚限界委員会の勧告について 外務報道官談話----外務省、平成24年4月28日


関連報道
首相 海洋発電開発加速を指示-----NHK、5月25日

" 政府は総合海洋政策本部の会合を開き、海の波の力などで発電する海洋発電の開発に向け、企業の実証実験への支援を強化する方針をまとめ、野田総理大臣は関係閣僚に対し、取り組みを加速するよう指示しました。
.......... "

海洋発電実験場 26年度にも整備-----NHK、5月25日

"..企業や研究機関が自由に実験ができる専用の海域を整備することを決め、自治体などと調整を進め、早ければ平成26年度にも設置する方針.."

海洋エネ開発促進へ方針決定 13年度中に海域選定-----東京新聞、2012年5月25日

"..実験海域を地方自治体から公募し、2013年度中に選定する。.."

海を使った再生可能エネルギー発電 政府が実証実験へ-----SankeiBiz,2012.5.25

"..すでに岩手、福島、和歌山、佐賀などの各県が周辺海域への事業誘致に積極的な姿勢を示しているという。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の試算によると、日本沿岸に打ち寄せる波の潜在的な発電能力は約3600万キロワット(原発36基分)に相当するとされる。.."

海洋エネ開発を促進 本県誘致目指す-----岩手日報、2012/05/26

"..本県は復興計画に「国際海洋研究拠点」の形成を掲げており、応募する方針だ。政府は年内に気象条件など候補地の具体的な要件を示す予定で、県は沿岸全域での現地調査などの準備を進め、誘致を目指す。.."


参考エントリー
日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ--””---再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

海洋エネルギー資源利用推進機構、イギリス EMEC のアドバイスを受けながら海洋エネルギー開発のための実証実験場を整備-----ソフトエネルギー、2012/03/13

福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の2015年までの内容と実施体制が発表されました-----ソフトエネルギー、2012/03/07

[ カテゴリー : 潮汐力・海流など海洋エネルギー ]
[ カテゴリー : 海洋エネルギー-OTEC ]


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大阪府立大学ら研究グループ、全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功

 大阪府立大学の林 晃敏 助教、辰巳砂昌弘 教授らの研究グループは、全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功したと発表しました。この成果は、「Nature Communications」のオンライン速報版で公開されました。

 リチウムイオン蓄電池は、金属材料の資源性に問題があり、またナトリウム・硫黄電池(例:日本ガイシNAS電池)は、温度管理がむずかしい、といった欠点を克服した次世代の蓄電池として、次世代の蓄電池としての可能性に期待が集まります。今後実用化にむけた研究により、コストの点でもメリットがある蓄電池であるということです。

 ナトリウムはリチウムに比べて資源量が多く、産地偏在の懸念がないというのは、資源をもたない我が国には、大きなメリットです。エネルギー密度もリチウムイオン蓄電池なみで、サイクル寿命も数千から数万回の良好な可能性が期待されています。開発された無機固体電解質は、室温での粉末成形によって、高いナトリウムイオン伝導性と広い電位窓が実現できるため、全固体電池への適用が容易。全固体電池の研究事態が世界でも珍しく大きな成果が期待されます。

 全固体ナトリウム蓄電池という名称を頭に刻みました。期待しております。

プレスリリース / 大阪府立大学、2012年5月23日
全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功

Image0011
-----image(”図1: 薄膜型全固体電池とバルク型全固体電池の模式図。一般的には、バルク型全固体電池は、微粒子を圧粉成形することによって作製される。”) : 同リリースより

" 本学の林 晃敏 助教・辰巳砂昌弘 教授らの研究グループは、ナトリウムイオン伝導性を示す無機固体電解質(解説1)を新たに開発し、それを用いた全固体ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功しました。ナトリウム蓄電池は、次世代蓄電池として非常に期待されており、今回の成果は、世界中で活発化している次世代蓄電池の研究開発で大きな一歩となるものです。

現在、低炭素社会の実現に向けて、電気自動車をはじめとするエコカーの駆動電源や、太陽光や風力発電によって生み出された再生可能エネルギーを貯蔵するための定置用電源として、高性能な蓄電池の開発が急務となっています。特に、ナトリウムイオンを用いて電力を繰り返し貯蔵・放出可能なナトリウム蓄電池は、豊富なナトリウム資源を背景に低コスト化が期待でき、ポスト・リチウムイオン電池として近年研究が進められています。さらに、従来リチウムイオン電池に用いられてきた有機電解液を、無機固体電解質に置き換えた全固体電池(解説2)は、電解質が不燃性の固体となるため、電池の安全性が向上するだけでなく、高エネルギー密度と長寿命を兼ね備えた次世代の革新型蓄電池として期待されています。全固体ナトリウム蓄電池を実現するための鍵となる材料として、室温でナトリウムイオンが高速移動できる固体電解質が挙げられ、開発が望まれていました。
 本研究グループは、ガラスを結晶化させる手法によって、これまでに報告例のない立方晶 Na3PS4 相が析出した固体電解質を見出し、これが10(-4)Scm(-1) 以上の高い室温導電率と約5 Vの広い電位窓 (解説3) を持つことを明らかにし、様々な電極材料との組み合わせが期待できます。さらに、この電解質微粒子を室温で圧粉成形し作製した 全固体ナトリウム電池は、室温で繰り返し充電・放電できることを初めて実証しました。
 本研究は、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「先端的低炭素化技術開発(ALCA)」の一環として行われ、2012年5月22日(英国時間)発行の英国科学雑誌「Nature Communications(ネイチャー・コミュニケーションズ)」のオンライン速報版で公開されます


1.研究の背景と経緯
 小型ポータブルデバイスの電源として広く普及しているリチウムイオン電池は、軽量かつ高エネルギー密度という特長を持っています。近年この電池は、プラグインハイブリッド自動車や電気自動車の駆動電源や家庭用蓄電池としての用途が拡大しつつあり、電池の大型化が進められています。それに伴い、電池にはより一層の安全性と低コスト化が求められており、リチウムイオン電池にかわる、全固体ナトリウム蓄電池の開発が期待されています。
 ナトリウムはリチウムに比べて資源量が多く、産地偏在の懸念がありません。大型蓄電池としての普及に対してはナトリウム蓄電池が有利であると考えられます。
 また、ナトリウムイオンを伝導種とする蓄電池としては、唯一、ナトリウム-硫黄電池 (解説4) が大型電力貯蔵用の蓄電池として既に実用化されています。この電池は、β-アルミナ固体電解質 (解説5) のイオン伝導性を高めるとともに、正極(硫黄)および負極(ナトリウム)を溶融状態で使用するため、250℃以上に加熱して運転する必要があります。一方、無機固体材料を電解質に用いた全固体電池は、有機電解液を用いる従来の電池とは異なり、液漏れや発火などの危険性のない究極の電池形態として知られています。全固体電池には、電極および電解質の薄膜を積層して得られる薄膜型全固体電池と、微粒子を積層して得られるバルク型全固体電池の2つに大別されますが (図1) 、後者のバルク型電池においては、固体内のイオンの移動が電解液に比べて困難なことや電極-電解質間における固体界面接合の困難さから実用化された例はまだありません。
 このように、室温で作動する全固体ナトリウム蓄電池 が開発できれば、ヒーターなどの電池加熱用の補機が不要となり、電池トータルとしてのエネルギー効率が向上するとともに、電池の安全機構が簡略化することから電池の小型化、軽量化が可能となり、高安全性と高エネルギー密度を両立した革新型蓄電池として期待できます。
...........
3.今後の展開

 試作した全固体ナトリウム電池が室温で充放電可能であったことから、本研究で見出した立方晶 Na3PS4 が有望な固体電解質となりうることが明らかになりました。全固体電池の高性能化には、固体電解質のより一層の導電率増大と電極-電解質間の良好な固体界面構築が重要となります。これらの課題を解決し、全固体ナトリウム-硫黄電池の室温作動が可能となれば、安全性と高エネルギー密度を兼ね備えた次世代電池としての普及が期待されます。
........... "


関連
全固体型ナトリウム蓄電池の室温作動に世界で初めて成功 ~安全性の高い次世代蓄電池の研究開発における大きな一歩~-----科学技術振興機構、平成24年5月23日

・全固体ナトリウム電池を指向した無機固体電解質の開発(公立大学法人大阪府立大学工学研究科 物質・化学系専攻応用化学分野 助教 林 晃敏 教授 辰巳砂昌弘)

Batteries: Recharging sodium battery development-----Nature Communications,May 23, 2012
- Superionic glass-ceramic electrolytes for room-temperature rechargeable sodium batteries-----Nature Communications,22 May 2012


おすすめエントリー
ソーラーインパルス Solar Impulse、アフリカへ! 初の大陸間飛行に出発-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/25

東京モノレール、川重の鉄道システム用地上蓄電設備新型ニッケル水素電池(ギガセルR)を導入-----しなやかな技術研究会、2012/05/25

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Qセルズ Qcells、ヨーロッパ最大の91MWpの大規模太陽光発電所 Brandenburg-Briest を予定通り完工

 4月に法的な整理に入ったQセルズ Q-Cells。しかし事業は続けられ、予定されていた大規模太陽光発電所に太陽電池の供給を無事に続けることができました。破産管財人に指名された、Henning Schorisch氏は、一部のインタビューで、用心深いながらも、同社の行く末に楽観的ともいえる回答を寄せています。果たして、かつて太陽電池メーカーのトップにまで上り詰めたQセルズの今後はどうなっていくのでしょうか。

Q-cells 堕つ! ドイツの太陽電池大手のQセルズが経営破綻-----ソフトエネルギー、2012/04/03

 同社の今後の動向は時間が立たないとわからないようです。だから、はっきりするまで、情報を待ちましょう。再生なるかは、おそらく資金調達の大幅な改善、ブレークスルーが必要だと考えられます。
 一方、製造ラインの従業員は、レイオフどころか4月の末の時点でフル稼動状態であったようです。そして、ドイツに欧州最大の太陽光発電所 Solar power plant Brandenburg-Briestへ太陽電池を無事収めたということです。他にも、新規のメガソーラーに太陽電池を納品することを成し遂げたというニュースが伝えられています。この計画が発表されたのは、2011年の11月ですから、工事は順調に進みました。

Q-Cells、91 MWのヨーロッパ最大の大規模太陽光発電所建設計画を発表-----自然エネルギー、2011/11/04

 さて、このSolar power plant Brandenburg-Briest、ブランデンブルグ、ブリースト(ブリスト?)の規模は91MWpです。この巨大な大規模太陽光発電所がどれぐらいの期間で建設されたか想像がつきますか? 以前、Qcellsは、Q-Cellsの200,000枚のCIGS太陽電池を使い、わずか2ヶ月で20.8 MWpのソーラーパークAmmerlandを建設したことがあります。そのときもやはり、今回と同じように古い飛行場を利用しています。ただ、出力規模が4倍以上です。

 ところが、規模が4倍でも期間はたった8週間。ほぼ同じ工期で完成させています。200ヘクタールの敷地に約383,000の太陽電池モジュールでくみ上げた見事なプロジェクトです。おどろくべき速さです。

プレスリリース / Q.CELLS、25.04.2012
Q.CELLS SUCCESSFULLY COMPLETES EUROPE’S LARGEST SOLAR PROJECT

Qcells_91mwpsolar
-----image : 同リリースより

" Q.CELLS has completed the solar project Brandenburg- Briest to full extend. It is the largest solar installation in Europe. With the last outstanding financial installment being placed by the financing bank, the commercial part of the mega project has now been finished. Q.CELLS had completed the entire construction of the mega solar park in an astounding eight weeks at the end of 2011.

“We are very pleased by this lighthouse project to have demonstrated our experience and outstanding competence in the systems business”, said Clemens Jargon, head of marketing, sales and product management at Q.CELLS. “Our customers and their banks continue to rely on the high quality of our products also in the current situation.”

In Brandenburg-Briest, what was once a former military airbase covering some 200 hectares is now “home” to approximately 383,000 of Q.CELLS’ crystalline solar modules. With a total output of 91 MWp, Brandenburg-Briest produces enough electricity for over 22,500 households’ annual requirements, making it the largest solar power plant in Europe. The plant will also reduce annual CO2 emissions by approximately 50,000 tons.

The Briest solar part is subdivided into three different sections. Brandenburg-Briest West and Brandenburg-Briest East have a total output of 60 MWp: located on land that belongs to the municipal authorities of the town of Brandenburg, they were transferred to the ownership of Hamburg-based asset management company LUXCARA in November 2011. The third section at the site produces 31 MWp and is located in the communal district Briest-Havelsee. It was bought by Berlin-based MCG Management
........... "

関連
Q.Cells : SOLAR POWER PLANT BRANDENBURG-BRIEST, GERMANY 91 MWP

"Module power classes 230-245 Wp 383.000 crystalline modules (Q.PEAK, Q.PRO and Q.BASE) from Q.CELLS"

Q.Cells : Press
- 23.04.2012 Q.CELLS SE: BUSINESS OPERATIONS STABILISED

Insolvency manager: Q.Cells could survive----PV-Magazine,03. MAY 2012

参考
Q-Cellsの200,000枚のCIGS太陽電池を使い、わずか2ヶ月で建設された 20.8 MWpのソーラーパークAmmerlandがドイツで完成-----ソフトエネルギー、2011/11/02

動画-工事の概要が収められています!

Photovoltaik-Kraftwerk der Superlative

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昭和シェル石油、太陽光発電、蓄電池、EMS、電気自動車システム(V2H)などを組み合わせ導入、次世代給油所モデルを構築へ

昭和シェル石油は、主に神奈川県内の複数のガソリンスタンドに太陽光発電、蓄電池、EMS、電気自動車システム(V2H)などを組み合わせ導入、次世代給油所モデルを構築するための実証試験を行うと発表しました。太陽光発電に蓄電池や電気自動車を組み合わせた最先端の自立分散型システムを試験導入により、地域のエネルギーサービス拠点としての次世代給油所モデルを検証するということです。

 太陽光発電は、ソーラーフロンティアの太陽電池合計35kWpを3拠点に導入。リチウムイオン電池は、蓄電容量合計12kwhを2拠点に導入。これは、日産リーフ搭載のリチウムイオン蓄電池の二次利用を進めるフォーアールエナジー 4R Energy のものだということです。急速充電システムは、GSユアサ。V2H電力制御システム(V2H: Vehicle to Home)は安川電機、電気自動車は、この夏にもを発売する日産リーフ(蓄電池容量24kwh)。タブレット型情報端末を試験的に導入し、次世代SSに求められる最適なエネルギー設備や新しいサービスモデルの検証するシステムは、日本電気。エネルギーマネージメントシステム(EMS)は、シンセー電機のものが太陽光発電設置の3スタンドに導入され、電力監視、デマンドコントロールを行うということです。

 これらのシステム全体で、太陽光発電設備・蓄電池・EMSを組み合わせたシステムで、「グリーン・ステーション普及実現化事業」として、CO2排出と系統電力への負担を最小限とした、自立分散型のサービスステーションの機能が、そして、「給油所次世代化対応支援事業」においては、停電時等における地域の病院や避難所向けのEVの蓄電機能・太陽光発電・V2Hシステムを組み合わせ、SSで充電したEVを派遣する非常用電力供給サービスモデルとしての機能を試験運用から確認するということです。

 通常は、地域の省エネ自立型スタンドとして、非常時には電源とエネルギー供給ステーションという新しい機能を備えた次世代ガソリンスタンドの試験が行われます。

プレスリリース / 昭和シェル石油、2012/05/18
地域のエネルギーサービス拠点としての次世代給油所モデルを検証

Shellpvev_stand
-----image(”今回導入した設備の概要と導入拠点”) : 同リリースより

"太陽光発電に蓄電池や電気自動車を組み合わせた最先端の自立分散型システムを試験導入

 昭和シェル石油株式会社(略)は、地域のエネルギーサービス拠点としての役割を将来も担って行くために必要な、次世代に対応したサービスステーション(以下SS)の検証を開始しました。具体的には、当社系列SSに、当社100%子会社であるソーラーフロンティア株式会社のCIS薄膜太陽電池を使った太陽光発電設備をはじめ、リチウムイオン電池・エネルギーマネージメントシステム(以下EMS)・電気自動車(以下EV)から住宅等への電力供給システム(以下V2H)(※註1)・タブレット型情報端末を試験的に導入し、次世代SSに求められる最適なエネルギー設備や新しいサービスモデルの検証を行っていきます。

 これらの取り組みは、経済産業省資源エネルギー庁の「グリーン・ステーション普及実現化事業」および「給油所次世代化対応支援事業」(※註2)の一環として行なわれ、各実証事業に含まれる検証内容はそれぞれ下記の通りとなります。

「グリーン・ステーション普及実現化事業」で検証する項目
 太陽光発電設備・蓄電池・EMSを組み合わせたシステムで、CO2排出と系統電力への負担を最小限とした、自立分散型のサービスステーションのモデル。
 太陽光発電のEV向け急速充電サービスへの活用方法と最適システム。

「給油所次世代化対応支援事業」で検証する項目
EVの蓄電機能・太陽光発電・V2Hシステムを組み合わせ、SSで充電したEVを派遣する非常用電力供給サービスモデル(停電時等における地域の病院や避難所向け)。
サービスステーション来店客の待ち時間の付加価値サービスとして、タブレット型情報端末による情報・コンテンツの試験的配信。
 なお、定置用リチウムイオン電池に加えて、V2Hの機能を備えた電力制御システムをサービスステーションに導入するのは、世界でも初めての試みとなります(当社調べ)。
(※註1) V2H: Vehicle to Homeの略。
(※註2) 2つの事業は平成23年度の補助金として公募されたものです。
.......... "

関連
ソーラーフロンティア

フォーアールエナジー / プレスリリース

"2012.02.03 フォーアールエナジー、「家庭用リチウムイオンバッテリーシステム」を発表
2011.07.11 日産自動車とフォーアールエナジー、太陽光発電と日産リーフ用リチウムイオンバッテリーによる電気自動車用充電システムの実証実験を開始
2010.09.15日産自動車と住友商事、「4R」事業推進に向けて合弁調査会社を設立
2009.10.20 日産自動車と住友商事、電気自動車用バッテリーの二次利用事業の検討を開始「4R」事業戦略が環境を保護し、エネルギー貯蔵のソリューションを提供
.......... "-----参考、上記リリースより表題

GSユアサ / 電気自動車用急速充電器

安川電機

日産自動車 : リーフ
- LEAF to Home

日本電気 / 2012年5月18日 NEC、昭和シェル石油のサービスステーションに設置したタブレット端末に、クラウドサービスでコンテンツを配信~ 電気自動車充電中のサービスを向上 ~

シンセー電機

昭和シェル石油、次世代給油所モデルの検証を開始、太陽光発電、蓄電池など導入-----nikkei BP、2012/5/22

".....太陽光発電、蓄電池、EMSによって系統電力への負担が最小限になる自立分散型のサービスステーションのモデルを目指し、太陽光発電のEV向け急速充電サービスへの活用と最適システムも検討....."

参考
アブダビ国営石油精製会社がCIS薄膜太陽電池の導入実験開始-----昭和シェル石油、2012/05/24

コメント続き
 この中で、特に今年の夏に導入される、日産自動車の電気自動車リーフのLEAF to Homeが気になっています。移動する蓄電池、定置式蓄電池と連携して機能する電気自動車、電気の新しい使い方のコアとしての車という存在の可能性に興味があります。

 日産は、リーフに続き、商用車の電気自動車e-NV200でも試験運用を積極的に世界で行っています。さらに、高価なリチウムイオン蓄電池を二次利用するしくみも先んじて作ろうとしています。この夏に家庭用の定置式蓄電池、高価なリチウムイオンの導入を検討している人が少なからずおられます。そうした方々には、医療用の機器、照明、通信、情報などを停電することなしに使いたいという要求があります。したがって、有効であれば、あるていどのコストはやむおねないと考えておられます。しかし、確かなものを探したいということも当然あります。高価な蓄電池が家庭や設備の中に、かなり無理な形で短期間に入っていくことも考えられます。このあたりの情報収集を行っていくつもりです。
 というわけで、とりあえずどうせ高い蓄電池を買うのなら、動くやつがいいな、という知人の高い要求もあって、LEAF to Homeの情報収集を進めます(2t)

参考エントリー
ニッサン NISSAN、e-NV200のテストカーの運用を開始-----自然エネルギー、2012/05/22

家庭用蓄電システム・電源 2012カタログ(定置用リチウムイオン蓄電池)(Naverまとめ)


おすすめエントリー
富山県に全国初の市民出資による小水力発電所「小早月発電所」-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/23

イベント5/30-6/1 スマートグリッド展2012&次世代自動車産業展2012-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/05/22

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/21-23日版(Naverまとめ利用)

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JFEエンジニアリング、既存ビル水蓄熱槽に後付で使える空調の節電対策用蓄冷パック、ネオホワイト(R)を開発

 JFEエンジニアリングは、既存ビル水蓄熱槽に後付で使える空調の節電対策用蓄冷パック、ネオホワイト(R)を開発したと発表しました。

 JFEエンジニアリングのネオホワイト(R)蓄冷パックは、従来の冷水に代えて冷熱の搬送/蓄熱媒体として使用することができ、7℃程度の温度で固体化しその際に水の2倍の冷たさを蓄えるという優れた蓄冷性を持っている材料を使っています。この蓄冷能力により、夜間に蓄えた冷熱を放出することで冷凍機などの機器の昼間消費電力を低減することが可能ということです。真夏のクーラー負荷の軽減に利用できるため、ピークカット効果が期待できます。その効果は、建物全体のピーク時使用電力を最大10%程度削減することが期待できるということです。
 ネオホワイト(R)を封入したパックを既存の「水蓄熱空調」の水槽内に設置することで、水を循環するシステムを維持し配管の付け替えなどを要することなく、容易に新規導入と同等の省電力効果を得ることが可能だということです。

 今、創エネ、省エネが注目を集めていますが、こうした熱交換の効率を利用し、エネルギー消費を抑えることが可能になる技術はなんと呼びましょうか? 活エネ? コストがかかるということですが、ピーク需要を抑制する効果は、今の日本が強く求めていることです。活用できるならば、是非活用しましょう。

プレスリリース/ JFEエンジニアリング、2012年04月23日
ネオホワイト(R)蓄冷パックの販売開始 ~既存ビル空調の節電対策~

E12002_01
-----image : 同リリースより

" JFEエンジニアリング株式会社(略)は、このたび、蓄冷性に優れた素材「ネオホワイト(R)」※1を既存ビルの水蓄熱空調に利用できる蓄冷パックの販売ならびにそのエンジニアリングサービスを開始しました。

 ネオホワイト(R)は当社が開発した素材で、7℃程度の温度で固体化しその際に水の2倍の冷たさを蓄えるという優れた蓄冷性を持っています。
 「ネオホワイト(R)蓄熱空調」は、ネオホワイト溶液を熱媒体とする空調システムで水の2倍以上の蓄冷ができ、夜間に蓄えた冷熱を放出することで冷凍機などの機器の昼間消費電力を低減します。建物全体のピーク時使用電力を最大10%程度削減できる省電力効果の高い新空調システムとして、すでに各地で実用化されています。

 このたび当社が商用化した蓄冷パックは、既存のビルにおいて、その優れた蓄冷性を容易かつ経済的に利用するために開発したものです。ネオホワイト(R)を封入したパックを既存の「水蓄熱空調」の水槽内に設置することで、水を循環するシステムを維持し配管の付け替えなどを要することなく、容易に「ネオホワイト(R)蓄熱空調」と同等の省電力効果を得ることが可能です。

当社は、このたびの蓄冷パックの販売にあたり、水槽内への設置数や配置方法、既存設備改良などのエンジニアリングも行ってまいります。
 現在、国内の業務・産業分野において数千箇所の「水蓄熱空調」の既存ビルがあります。今後当社は蓄冷パックの販売を通して、より多くの水蓄熱空調への設置を進め節電対策に貢献してまいります。

※1: ネオホワイト(R)は、当社が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発研究機構(NEDO)と共同で開発しました。
.......... "

関連
JFEエンジニアリング 技術紹介 : 水和物スラリ ネオホワイト
- 水和物スラリ潜熱空調システム ネオホワイト潜熱空調システム

これからの省エネ冷房「水和物スラリ」 ~今のシステムを活かして10%~30%の省エネ効果~-----JFEエンジニアリング、2008年4月14日

参考
ヒートポンプ・蓄熱センター / 蓄熱槽

・Wikipedia : 蓄熱槽

インドネシア地熱発電所向け蒸気供給設備の受注-----JFEエンジニアリング、2012年04月24日

".....インドネシアで開発が進められているパトハ地熱発電所の蒸気供給設備の設計・施工を受注いたしました。

 当社が受注した設備は、パトハ地熱発電所1号機※注1における井戸元から発生した蒸気をパイプラインで発電プラントまで輸送するための設備です。....."

参考エントリー
JFEエンジニアリング、福島県土湯温泉における温泉バイナリー発電の事業化調査に着手-----ソフトエネルギー、2012/02/07

-----Google GreenPostサイト横断検索 : JFEエンジニアリング-----


おすすめエントリー
イベント5/30-6/1 スマートグリッド展2012&次世代自動車産業展2012-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/05/22

ニッサン NISSAN、e-NV200のテストカーの運用を開始-----自然エネルギー、2012/05/22

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/21- 22日版(Naverまとめ利用)

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イベント 6/6 地域からエネルギーの未来を創る緊急シンポジウム「自然エネルギーは地域のもの

-----イベント案内より-----(要事前申込)

" 地域からエネルギーの未来を創る緊急シンポジウム「自然エネルギーは地域のもの」
開催主旨 
2012年度の初頭、私たちは、3-11後のエネルギーと環境について、従来の思考様式を超えた新しい方向性を確立しなければならないという、重大な局面に立っています。いま考えなければならないのは、「地域の自然エネルギーを、地域の創富力を高めるように、どう持続的に活用するのか」という、重要な設問です。
 今回の緊急シンポジウムでは、エネルギー・環境についていま求められている国民的議論の一環として、地域の自然エネルギーが今後どのように活用されるべきかを、全国各地の自治体首長の皆様や地域の方々とともに、大いに論じ、地域の自然エネルギー利活用についての理念、原則、あるべき制度的枠組み等についても、積極的な提言を行う予定です。
 多数の皆さまのご参加をお待ちします。

日程 平成24年6月6日(水)
時間 13:00~18:00(開場12:30)予定
会場 イイノホール 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビル4F
定員 500名
参加費 無料
主催 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
   社会技術研究開発センター(RISTEX)

共催 総務省(地域力創造グループ 地域政策課緑の分権改革推進室)

申し込みフォーム
..........
プログラムより
”13:00 - 13:05 開会挨拶 科学技術振興機構(JST) 13:05 - 13:40 I 本シンポジウムの視点
I-1. 緑の分権改革の推進について (総務省 地域力創造審議官 門山泰明)
I-2. 地域に根ざした脱温暖化R&D領域から
       -シンポジウムのねらいと本日の提言案-
(領域総括/龍谷大学教授・東京農工大学名誉教授 堀尾正靱)
13:40 - 14:20 II 地域と自然エネルギー
II-1. エネルギーの将来ビジョンと地域の重要性 (資源エネルギー庁(予定))
II-2. 地域が主体のエネルギービジョンを (ジャーナリスト・環境カウンセラー 崎田裕子)
II-3. 地域自然エネルギー条例の必要性とひな形案 (法政大学教授 舩橋晴俊)
14:20 - 15:10 III こうすればできる!自然エネルギー大幅拡大
III-1. 小水力への新しい展望 (九州大学教授 島谷幸宏)
III-2. 地域力風車こそ風力の主流たるべし (ウインドコネクト 斉藤純夫)
III-3. 森林を破壊しない持続的なバイオマス利用を (土佐の森・救援隊 中嶋健造)
III-4. こうすればできるカネ・仕組み・人づくり (早稲田大学 岡田久典・東京都 谷口信雄)
15:10 - 15:40 休憩・パネル展示(ホワイエ) 15:40 - 16:25 IV 地域主体で取り組む自然エネルギー利用 (順序は変わることがあります)
IV-1. 北海道ニセコ町 町長  片山 健也
IV-2. 徳島県上勝町 町長  笠松 和市
IV-3. 滋賀県湖南市 市長  谷畑 英吾
IV-4. 長野県飯田市 市長  牧野 光朗
IV-5. 富山県南砺市 市長  田中 幹夫
IV-6. 徳島県知事  飯泉 嘉門
16:25 - 17:55 パネル討論
コーディネーター:岡田久典
上記スピーカー、堀尾正靱、崎田裕子
今後に向けての提言 司会:堀尾正靱
17:55 - 18:00 閉会挨拶 科学技術振興機構(JST)
........... ”
お申し込み
参加ご希望の方は下記申込みフォームにてお申込みください。
※参加証をメールもしくはFAX にて送付させていただきます。
※お送りいただいた個人情報をもとに、関連情報等をお送りすることがございます。
  希望しない場合は、申込みの際にお申し出ください。
  当日受付にて、参加証をご提示ください。

アクセス
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関連
科学技術振興機構(JST)

 詳細、お問い合わせは、イベント案内をご覧ください。


おすすめエントリー
国営公園再生可能エネルギー活用実証事業の公募について-----自然エネルギー、2012/05/21

アップルがデーターセンターの電力を100%再生可能エネルギーで賄うと発表-----再生可能エネルギー GreenPost、2012-05-21

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/21- 日版(Naverまとめ利用)

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NEDO、インドの工業団地で6MWの太陽光発電システムを導入。既存発電設備との協調、マイクログリッドの実証試験

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、インドの工業団地で6MWの太陽光発電システムと発電設備、そしてマイクログリッドの実証試験を実施することで、インド財務省、新・再生可能エネルギー省(MNRE)およびデリー・ムンバイ産業大動脈開発公社(DMICDC)と合意に達したと発表しました。

 具体的なシステムの委託先は、日立製作所、伊藤忠商事、日立プラントテクノロジー、日立システムズで、薄膜CIS化合物系の太陽電池5MWpと多結晶太陽電池1MWp、合計6MWpの日本製太陽電池が導入され、既存のディーゼル発電、そして系統内での挙動などの協調、マイクログリッドの実証実験が行われるということです。

 日本に限らず、世界中から注目されるインドですが、一時の注目度も正直若干薄れてきた感もあります。インドが2008年に発表した、ジャワハルラール・ネルー太陽エネルギー開発総合プロジェクト Jawaharlal Nehru National Solar Mission(June 30,2008)では、太陽光と太陽熱利用合わせて、2010年から以下のようなプロジェクト期間を決めて、太陽エネルギー利用の導入推進を行うことを発表しています。

第一期 2010-2013 (1GW)
第二期 2013-2017 (3GW)
第三期 2017-2023 (20GW)

 この中には、1-2 GWpの系統と独立した電源が含まれている点が、インドの電力事情を表していて、興味深い計画です。
 しかし、この予定はすでに遅れていると言われ、太陽エネルギー利用大国へと突き進もうという方向性を支える資金を心配する声もあるようです。
 
 とはいえ、まだはじまったばかりの計画です。どこの国でもスタート時は、反発も多いものです。今後の展開を見守ることにしましょう。
 先日紹介した、アレバ AREVAのアジア最大規模250MWの太陽熱発電所(CSP)建設計画のような巨大プロジェクトもいくつかあり、予定は多少遅れても、インドが太陽エネルギー利用を積極的に進める方向である点は間違いないようです。

 この記事をピックアップするために、若干下調べをしてつけた付け焼刃の知識ですが、今後はこのアジアの大国の再生可能エネルギーの情報も、もう少し積極的に集めていこうと考えている次第です。

プレスリリース / 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、2012年5月1日
インドでメガソーラーの技術実証

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-----image(”図:ラジャスタン州ニムラナ工業団地における技術実証事業のイメージ”) : 同リリースより

" NEDOとインド財務省、新・再生可能エネルギー省(MNRE)およびデリー・ムンバイ産業大動脈開発公社(DMICDC)は、4月30日、同国ラジャスタン州ニムラナ工業団地で大規模太陽光発電システムを利用した技術実証事業を行うことで合意、覚書(MOU)を締結しました。
 デリー・ムンバイ間産業大動脈(DMIC)地域の総合開発を共同で進めることで合意していますが、このプロジェクトは初の技術実証事業となります。大規模太陽光発電等によるマイクログリッドシステムを構築、再生可能エネルギーの供給を実現するとともに、現状の不安定な電力供給の改善を目指します。
 なおMOUは、インド・ニューデリーにおいて開催された第2回日印官民政策対話の中でNEDOから報告し、また、枝野経済産業大臣とシャルマ商工大臣の立ち会いの下、NEDO古川理事長とDMICDCカント総裁が調印しました。

1.事業概要
 インドでは、経済発展に伴い電力供給不足が顕著となっており、その電力需要は2030年には2005年の約3倍に増加すると予測されています。インド政府は再生可能エネルギーの導入促進計画として、2009年末にJawaharlal Nehru National Solar Mission (JNNSM)を発表しました。この計画は、2022年までに20GWの太陽光発電を導入するために有効な政策を構築するとしており、今後10年にわたり大規模な太陽光発電市場が形成されることが期待されています。他方、インドの工業団地に入居する企業においては、工場の安定操業に適した安定電力のニーズが増しています。
 こうした背景の中、本事業ではラジャスタン州ニムラナ工業団地に6MWの太陽光発電システムを設置し、さらに太陽光発電システムと複数のディーゼル発電機とを連携したマイクログリッドシステムを構築し、工業団地に入居企業および電力系統に対してクリーンでかつ安定した電力を供給するシステムの技術実証を行います。これにより、我が国のマイクログリッド技術の有効性を実証し、同国での普及を目指します。
 なお、この事業は、MNREが進める太陽エネルギー普及政策においても特別プログラムとして認定されており、両政府の支援を得つつ本事業を実施していくこととなります。
事業期間(予定):2012年度~2014年度
予算規模:約41億円(内、NEDO負担: 28億円以内)
委託先:日立製作所、伊藤忠商事、日立プラントテクノロジー、日立システムズ

実証項目:
(1) クリーンかつ経済的な電力安定供給を行う事による技術的・経済的有効性
(2) マイクログリッド制御技術による省エネ
(3) 日本の最新の太陽電池パネルの有効性
..........
2.今後の予定

 この事業の建設工事は約18カ月を見込んでおり、2013年度末までに設備を完成、2014年度上期中に実証運転によるデータの評価、検証を実施する予定です。同時に、普及セミナー等を通じてインド国内、特にDMIC地域の工業団地に対して本技術の普及を目指します。
.......... "

関連
Ministry of New and Renewable Energy
 - Jawaharlal Nehru National Solar Mission - Minister's Statement
 " http://www.mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/mission_document_JNNSM.pdf "

・Wikipedia : Jawaharlal Nehru National Solar Mission

UNT Digital Library : Jawaharlal Nehru National Solar Mission - All Pages

参考エントリー
アレバ AREVA、インドにアジア最大規模250MWの太陽熱発電所(CSP)を建設-----ソフトエネルギー、2012/05/16

世界資源研究所 WRI 、インドの貧しい地域において再生可能エネルギー関連技術の普及に関するリポート「Power to the People」を公開-----しなやかな技術研究会、2010/10/13

-----Google GreenPost関連サイト横断検索 : インド-----

[ カテゴリー : インド ]

追加情報
India Targets Doubling Of Renewable-Energy Installations To 2017-----Bloomberg,May 22, 2012

"..India plans to more than double its amount of clean power generation capacity to almost 53,000 megawatts by 2017 under the latest five year plan.."

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太陽光発電協会、一般住宅用の太陽光発電システムが累計100万件を突破したと発表-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/18

メガソーラー 大規模太陽光発電所の世界 / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2012/05/18

日本の海洋エネルギー開発すすむ。川崎重工の動き、イギリスで、そして沖縄で実証試験へ-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/5/17

GreenPost - しなやかな技術研究会 2012/5/17 - 18日版(Naverまとめ利用)

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ジオパワーシステは、福岡県に今夏オープンのセブン-イレブンで地中熱換気システムの導入実証実験実施

 ジオパワーシステムは、福岡県に今夏オープン予定のセブン-イレブン店舗において、コンビニエンスストアには国内初となる、地中熱換気システムの導入実証実験を行うと発表しました。

 同社の地中熱換気システム、GEOパワーシステムとは、地中へ垂直に埋設したパイプ内に外気を通し、夏は涼しく、冬は暖かい空気を室内に送り込むことで、出来る限り冷暖房機器に頼らずに「心地よい」空間を提供することが可能ということです。地中5mの、年間を通して安定した温度(地域の年間平均気温とほぼ同じ温度)を利用することで、店内空調の使用電力削減効果が期待できるということです。
 具体的には、電力削減効果として夏季のピーク時の冷房電力の50%削減を目指すということです。非常に大きな効果ですね。その成果に期待しましょう。

プレスリリース / ジオパワーシステム、2012年04月25日
【国内初!】コンビニエンスストア店舗に、初めて『地中熱換気システム』を採用 ~今夏オープン予定のセブン-イレブン店舗に導入し、実証実験を開始~

Seven_s
-----image(”システムイメージ図”) : 同リリースより

"株式会社ジオパワーシステム(略)と株式会社セブン-イレブン・ジャパン(略)は、今夏、福岡県にオープン予定のセブン-イレブン店舗に『地中熱換気システム』を導入し、実証実験を開始いたします。  今夏も、昨年以上に原発事故の影響による電力供給不足が予想される中、ジオパワーシステムの開発した地中熱を利用した特許工法「GEOパワーシステム」をコンビニエンスストアとして、 初めてセブン-イレブン店舗に導入することにより、再生可能な自然エネルギー「地中熱」を活用した店舗の店内空調における使用電力の削減効果を実証いたします。

「GEOパワーシステム」とは・・・

地中5mの、年間を通して安定した温度(地域の年間平均気温とほぼ同じ温度)を活用し、地中へ垂直に埋設したパイプ内に外気を通し、夏は涼しく、冬は暖かい空気を室内に送り込むことで、出来る限り冷暖房機器に頼らずに「心地よい」空間を提供することで、店内空調の使用電力削減につなげるジオパワーシステムが開発した『地中熱換気システム』です。 同システムの導入による店内空調における電力削減効果としては夏季のピーク時の冷房電力の50%削減を目指しております。 また、同システムは、環境大臣賞や、経済産業省が提唱する「新日本様式」100選、グッドデザイン賞、エコプロダクツ大賞等、数々の賞を受賞しております。
.......... "

関連
セブン-イレブン・ジャパン / 2012年04月25日 コンビニエンスストア初!「地中熱換気システム」を採用 (200KB)

地中熱利用システム「ジオパワーシステム」の原理

(geopowersystem,2011/05/11)

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News! 経済産業省、再生可能エネルギー特別措置法の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始

 いよいよ施行前最終ともいえる手続き、

 経済産業省は、再生可能エネルギー特別措置法(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始しました。以下に情報をクリッピングしておきました。関連、関心のある方はどうぞご覧ください。

経済産業省、再生可能エネルギー特別措置法の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始-----自然エネルギー、2012/05/16


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アレバ AREVA、インドにアジア最大規模250MWの太陽熱発電所(CSP)を建設

 フランスの原子力大手である総合エネルギー企業のアレバ AREVAは、その再生可能エネルギー部門のAREVA Solarが、インドの大手電力会社(Reliance Power)とアジア最大の太陽熱発電所の建設の契約を結んだことを発表しました。計画は、インドのラージャスターン州で、250MWの規模の集光型太陽熱発電 Concentrating Solar Power(CSP)を建設しようというもの。まずは、第一期の工事として2013の完成をめざし125MW分のシステムを完成させる予定。
 
 アレバは、オーストラリアでも同型の250MW太陽熱発電所をガス火力との複合発電所( solar thermal gas hybrid power plant )として稼動させる計画を打ち出しています。こちらは、2015年完成の予定ですので、インドのほうが先行しそうです。

オーストラリアは、世界最大規模の250MW太陽熱発電所と150MW太陽光発電所建設プログラムに着手-----ソフトエネルギー、2011/06/30

 インド、オーストラリアのシステムの集光型太陽熱発電(CSP)システムの部分は共通で、アレバソーラーがCompact Linear Fresnel Reflector (CLFR)と呼ぶ技術が遣われています。「直訳 : コンパクト線状フレイネル反射鏡 ? -> 意訳 : 線状鏡面集光式太陽熱発電」。日本語にそのまま訳しても、ちょっと意味不明。細長い巨大な幾筋も並んだ鏡で、上部のコレクターに太陽のエネルギーを集めて、内部の水を加熱することで発電するシステムだと考えてください。下の一分間弱のアレバのビデオクリップがわかりやすいと思います。

AREVA Concentrated Solar Power Technology

(AREVAinc,2012/02/01)

 この技術を保有していたオースラ Ausra社は、2010年にアレバに買収された。このオースラ Ausraがカリフォルニアに建設した2008年稼動の5 MW Kimberlina Solar Thermal Energy plantが初号基です。まだ新しい技術ですが、すでに世界中でプロジェクトが進んでますね。なによりも、コストが安いという話もあります。原子力産業のアレバが取り組む再生可能エネルギーとしても注目です。

プレスリリース / AREVA,April 11, 2012
INDIA: AREVA AWARDED CONTRACT BY RELIANCE TO BUILD ASIA’S LARGEST CONCENTRATED SOLAR POWER INSTALLATION

"AREVA Solar, an AREVA subsidiary, has been awarded a contract by the Indian group Reliance Power Limited to build a 250 megawatt (MW) concentrated solar power (CSP) installation in India, which will become the largest in all of Asia. The project will help advance India’s goal of adding 20,000 MW of solar energy by 2022 and will result in the avoidance of approximately 557,000 tons of CO2 emissions per year compared to a similar sized coal-fired power plant.

Under the contract, AREVA will build two 125 MW CSP plants using its Compact Linear Fresnel Reflector (CLFR) technology and will provide construction management services for the project. The first phase of the project is under construction, with a target commercial operation date of May 2013. The solar power plants will be located in Rajasthan.
..........
The Reliance contract solidifies AREVA Solar’s position as a leading global supplier of CSP solutions for large-scale standalone power plants, power augmentation of fossil-fired power plants and solar hybrid applications, and follows on a series of successes. This project also further strengthens and diversifies AREVA’s low-carbon energy hub in India.

In Australia, AREVA Solar was awarded a contract to build a 44 MW solar thermal addition to the coal-fired Kogan Creek power station, and its energy consortium was selected as the preferred bidder for a 250 MW CLFR power plant under Australia’s Solar Flagships Program. And in the USA, AREVA Solar recently announced a partnership with Tucson Electric Power on a solar augmentation project in Arizona.

In total, AREVA Solar currently has more than 500 MW of CSP projects in operation, under construction or in advanced development, making AREVA one the fastest-growing CSP technology providers.
.......... "

関連
Reliance Power : Media Release(現在のところリリース記載なし)

AREVA SOLAR
Arevacsp_from_blc
-----image : 上記サイトより同社資料「Solar simplified」より
- Areva : Renewable Energy / Solar power
- CLFR: HOW IT WORKS
- AREVA Solar’s latest projects Australia U.S.

Areva - SOLAR POWER: TURNING UP THE HEAT

Areva to Build Asia’s Largest Concentrated Solar Power Installation in India-----Solar Thermal Magazine,Apr 11 2012

・Wikipedia : Compact linear Fresnel reflector

参考エントリー
集光型太陽熱発電 Concentrating Solar Power(CSP) / 自然エネルギーの世界-----自然エネルギー、2011/01/29

----Google GreenPostサイト横断検索 : 集光型太陽熱発電----


おすすめエントリー
経済産業省、再生可能エネルギー特別措置法の施行に向けた主要論点についてパブリックコメントを募集開始-----自然エネルギー、2012/05/16

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