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2013/06/28

Googleが買った凧風力発電の姿

Makanipower_site

Googleが、自律凧型空中風力発電システムのMakani Wind Power社を買収-----ソフトエネルギー、2013/06/27

 Googleは、データーセンターの省エネ化や再生可能エネルギーの採用に積極的に取り組もうとしていることで、昔から有名でした。そして今回、Googleが、凧発電システムのマカニ・ パワー Makani Power社を買収しました。同社は、実証飛行・発電を成功させています。本当に役立つのか? という話も大切ですが、この姿に惚れました。まずは、ビデオクリップをご覧ください。

Airborne Wind Turbine Flight Demonstrations

(makaniarchives,2012/05/04)

Googleは今後、先進のテクノロジーを開発し発表してきたGoogle Xプログラムにおいて、この自律凧型空中風力発電システムに取り組むようです。どんな形で、どんな点に着目して取り組みが行われるのか楽しみです。


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2013/06/27

浮体式洋上風力発電。日本は数年後に世界をリードできるか!?

Fukushima_offshore_wind


福島県沖2MW浮体式洋上風力発電機、10月稼動に向けて準備が進んでいます-----ソフトエネルギー、2013/06/26

 海の上にプカプカ浮かぶ浮体式洋上風力発電。福島沖での本格実証実験がスタートしています。着床式の洋上風力発電の開発、技術では欧州勢に一回り以上の経験と技術の差を空けられた感じがあります。たとえば、世界最大規模のイギリスのロンドンアレイ洋上風力発電所の規模は、第一段階の工事が終わった時点で、シーメンスの3.6MW風力発電機が175基という構成で、合計の設備容量は630MWに達します。

世界最大の洋上風力発電所 ロンドンアレイ洋上風力発電所、本格稼動開始!-----ソフトエネルギー、2013/04/16

 そして、こうした大型の洋上風力発電所は、世界中で作られています。(*1) こうした巨大な風力発電所を建設し、商用電線網に収容していく技術は、日本にはまだありません。
 日本でも着床式の風力発電施設が建設されていくようになります。欧州を中心とした技術を学んでいく行程がようやくはじまろうとしています。

 一方、浮体式の場合は、世界的にも歴史が浅く、大型のものも作られているものの、本格的な普及と開発はこれからです。実際の海で最初に浮体式の風力発電システムがテストされたのは、2007年。南イタリアの海岸から21.3km沖合いの水深113mの場所ところで、オランダのBlue H Group Technologies社が実施(*2)したものです。その後各国で研究開発が続けられています。(*3)

 国内では、2012年6月、五島沖の浮体式風力発電実証試験の第一段階100kW基によるテストが開始されました。(*4)
 福島沖でこれから始まる浮体式洋上風力発電は、今回の2MWに続き、7MW機も建設されることが決まっています。この段階で、日本は浮体式のプロジェクトとしては世界をリードできる体制が整ったことになります。
 強力なライバルは、まずは着床式で多大な経験を積んできた欧州勢。そして、ほぼ同時期に開発を進める、アメリカかです。アメリカでは、2017年に6MW機2機の浮体式風力発電機の稼動を目指しているニューイングランドのAqua Ventus I 計画の前段階のテストとして八分の一スケールの実験機のテストが開始されました。(*5)

 経験とコスト的な問題を考えると洋上風車の量産技術をもつ欧州の力を借りて、海洋国日本の技術の水を集めて、この新しい事業に取り組むことを、世界の開発のスピード感をもって進めることができれば、日本が生きる道がありそうです。


*1 Wikipedia : List of offshore wind farms

*2 オランダのBlue H Group Technologies 、2008年に世界初のフローティング(浮体式)風力発電機を洋上実験-----ソフトエネルギー、2011/08/30

*3 浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine 再生可能エネルギーまめ知識(Naverまとめ利用)

*4 京大、戸田建設ら、環境省の五島沖の浮体式風力発電実証試験の第一段階100kW基によるテストを開始-----ソフトエネルギー、2012/06/14

*5 メイン大学 University of Maine、アメリカ初の1/8スケールの浮体式洋上風力発電機 VolturnUS 1:8 を実証稼動-----ソフトエネルギー、2013/06/14


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2013/06/26

集光型太陽光発電と熱利用システムで、総合効率80%のソーラー

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IBMラボ、アースデイにCPV+太陽熱利用で80%効率の太陽エネルギー利用装置を発表-----ソフトエネルギー、2013/06/25

 むかしから、太陽電池で電気を発電し、同じパネルで熱利用ができるソーラーシステムは、合理的なのではないかという議論があります。しかし、光のエネルギーを電気に直接変換するデバイスである太陽電池は、実は熱い環境だと発電効率が落ちてしまいます。しかももし熱をうまく利用できたとしても、太陽熱温水器程度の低品位のお湯を得ることがせいぜいなので、意外と使えないということがありました。

 今回IBMのラボとスイスの大学の研究グループが開発したシステムは、集光型の太陽光発電システムとその冷却システムを積極的に利用しようという代物です。太陽電池は、高効率の三接合型の太陽電池で素子の大きさは、たった1平方センチです。発電効率が十数パーセントの通常の太陽電池ならば、1平方センチのサイズでは、0.0125Wp程度の発電しかできないサイズです。しかしこのIBMのラボらが開発したシステムでは、皿型の集光器を使って光を集めることで、50Wpもの発電が可能だということです。実に4000倍のシステムなのです。
 しかし、問題は熱の処理です。いくら熱に強い太陽電池を利用しているとはいえ、一定の温度に冷却装置を使って下げる必要があるのです。そして、今回使われたのはIBMのスーパーコンピューターに使われている冷却装置です。その特殊な冷却装置を利用することで、熱の利用へ道が拓かれることになることが期待されています。太陽電池だけなら、30%の変換効率。それに熱利用の50%を加えることで、なんと太陽のエネルギーを80%有効利用できるという夢のシステムがお披露目されたということです。

 一つの夢の技術の種蒔きがまたひとつ!

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2013/06/24

太陽光発電は、その結果を知り、計測して”なんぼ”の時代がやってくる

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日立アドバンストデジタル、産総研の電力線通信技術を利用した個別太陽電池監視システムを開発-----ソフトエネルギー、2013/06/24

 日立アドバンスデジタルの最新型の太陽電池監視システムは、これまでの複数のグループ毎に発電状況をモニターする方式から、一枚一枚の太陽電池の状態を知ることができるシステムに進化したということです。しかも、配線たる直流電力線を利用することで、モニターに必要な別に必要だった通信用ケーブルを不要にできる技術が使われています。

 これからの太陽光発電では、発電状態と万が一の故障などの不具合への対応力も大事ですから、期待の技術ですね。

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2013/06/21

太陽電池の進化 ソーラーフロンティアとシャープの変換効率の話題

ソーラーフロンティア、CIS太陽電池の変換効率14.6%、量産モジュールベースで達成-----ソフトエネルギー、2013/06/20

シャープ、集光型太陽電池セルで世界最高変換効率44.4%を達成-----ソフトエネルギー、2013/06/21

 昨日のソーラーフロンティアと本日のシャープ、どちらも太陽電池の変換効率が向上したという話題です。ソーラーフロンティアの銅-Cu、インジウム-In、セレン-Seの頭文字をとって命名されているCIS、化合物系薄膜太陽電池の変換効率が、多結晶系の太陽電池並みになったということです。

 また本日のシャープの化合物3接合型太陽電池セルは、集光型太陽電池として、世界最高変換効率44.4%を達成したということです。

 すこしづつ、確実に進化する技術。さらに将来に期待しています。

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2013/06/19

平成25年度 新エネ大賞の募集が開始されました

Shinene_award_2

平成25年度 「新エネ大賞」の募集開始 / 新エネルギー財団-----ソフトエネルギー、2013/06/19

 新エネ大賞ってご存知でしたか? 名前は知ってはいましたが、平成8年(1996)の第一回から、数えて17回目になり、これまでに172件の優れた案件が表彰されてきたという話を知り、再生可能エネルギーの歴史において、貴重なる歴史を刻んできた栄えある賞であることを、改めて認識させていただきました。

 ところで、新エネルギーってなんだかご存知ですか? しな研でも自然エネルギーや再生可能エネルギーといった言葉を記事のなかで多く使っていますが、あえて新エネルギーという表現をもちいることはありません。というのも、国が規定してその施策の上で利用される言葉だと考えているからです。資源エネルギー庁によると、

”新エネルギーとは

 「新エネルギー」は、1997年に施行された「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」において、 「新エネルギー利用等」として規定されており、「技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、 石油代替エネルギーの導入を図るために特に必要なもの」と定義しています。そのため、実用化段階に達した水力発電や地熱発電、 研究開発段階にある波力発電や海洋温度差発電は、自然エネルギーであっても新エネルギーには指定されていません。
 具体的には以下の通り。

太陽光発電
風力発電
太陽熱利用
温度差エネルギー
廃棄物発電
廃棄物熱利用
廃棄物燃料製造
バイオマス発電(*)
バイオマス熱利用(*)
バイオマス燃料製造(*)
雪氷熱利用(*)
クリーンエネルギー自動車
天然ガスコージェネレーション
燃料電池
 (*)は、政令改正(平成14年1月25日公布・施行)により、新たに追加。”


-----以上、資源エネルギー庁 :
新エネルギーを巡る動向 (1)新エネルギーとは
より

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2013/06/18

本日のおすすめエントリー 2013/06/18

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東京ガスとパーパス、保育園や飲食店などの小規模業務用向け、太陽熱利用ガス温水システム SOLAMO を販売-----ソフトエネルギー、2013/06/18

 東京ガスが、小規模業務用向け、太陽熱利用ガス温水システム SOLAMO を販売します。

 太陽熱温水器、希望小売価格は3枚なら6平方メートルのパッケージの場合、210万円(税込み、標準施工費込み)とのことです。かなり高価な買い物です。それでも、導入すれば確実に太陽の力をかりて、”ガスの焚き減らし”ができるるとのことですから、お買い得?

 太陽熱温水器、家庭用に関しては20万円前後で、安価な平板式よりも保温(断熱)性能が高いものをさがしています。今回の東京ガスのシステムは、容量90Lの蓄熱タンク、補機類(集熱ポンプ、熱交換器、リザーブタンク、混合弁)および制御装置を一体化した「蓄熱タンクユニット」と、高効率な潜熱回収型ガス給湯器「タフジェット」、そして、2平方メートルの太陽熱集熱器がパッケージ化されています。小規模業務用ということですので、このぐらいの価格でもいいかもしれないですが、個人宅用のSOLAMOでは、87万円強。やはり、探している太陽熱温水器には高すぎます。タンクとバックアップ用のガス給湯器を入れても50万円以下という感覚が、正直なところです。

 以前から太陽熱温水器について、情報を整理したいと考えてきましたが、なかなか評価ってむずかしいです。今後、なにか方法を考えて、整理したいと思います。

 

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2013/06/17

本日のおすすめエントリー 2013/06/17

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神戸製鋼所、久米島の海洋温度差発電実証事業に高伝熱チタン板を供給-----ソフトエネルギー、2013/06/17

 50kWの海洋温度差発電の実証試験が、沖縄県ではじまっています。

 Ocean Thermal Energy Conversion:OTECに関して関心の高い人が多いです。もっと詳しく知りたいと思い、ちょっと歴史を調べてみました。

 これまでのわが国における開発動向は、以下にありました。

・海洋温度差発電推進機構 : (4) 海洋温度差発電(OTEC)開発の小史

・佐賀大学海洋エネルギー研究センター : 沿革 - 洋温度差エネルギー分野 (1973~)

 上から重要そうなトピックスを書き出してみると

1977 佐賀大学で1kWの発電に成功
1979 島根沖で日本初の海洋温度差発電の短期間の洋上実験
1980 伊万里市に日本初となる海洋温度差発電実験所が完成
1988 日本海洋温度差発電研究会発足 佐賀大学で、クローズドサイクルの研究が実施
1994 佐賀大学ウエハラサイクルを開発。伊万里実験プラントにおける実証研究が始まる。30kW海洋温度差発電システムが稼動。

 さらに、システムのポテンシャルの概観は、NEDO 再生可能エネルギー技術白書 7 海洋温度差発電の技術の現状とロードマップが詳しい
http://www.nedo.go.jp/content/100107275.pdf


 そして、今回の久米島のシステムは、50kWで、今後さらに詳しい実証試験が行われます。

 今後も情報の収集につとめます。

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2013/06/15

本日のおすすめエントリー

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アメリカ初の浮体式洋上風力発電機の稼動実証試験が5月末にメイン州ではじまりました。

メイン大学 University of Maine、アメリカ初の1/8スケールの浮体式洋上風力発電機 VolturnUS 1:8 を実証稼動-----ソフトエネルギー、2013/06/14

 実験を担うのは、メイン大学 University of Maineの研究所で、将来の設置が決定している6MW機の八分の一スケールの浮体式風力発電機が設置され、商用電力網への実際の接続など、将来の本チャンを意識した実際的な実証試験が開始されました。プロジェクト名は、VolturnUS 1:8です。


Volturnus_18

 本チャンの6MW機のサイズは、全高520フィート(156m、翼の直径は423フィート、つまり126.9m!)の巨大な風力発電機となります。今回のVolturnUS 1:8の高さは、全高65フィート(19.5m)となります。

 メイン大学は、これまでも浮体式洋上風力発電機の開発に熱心に取り組んでいます。アメリカ政府もその動きを支援しています。

 浮体式洋上風力発電機をめぐっては、欧州が先行し、日本、アメリカが追う展開です。今後の開発競争も注目です。


参考エントリー
浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine 再生可能エネルギーまめ知識 / p.2

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2013/06/13

本日のおすすめエントリー 2013/06/13

国際再生可能エネルギー機関 IRENA、十カ国によるRenewables Clubの結成を歓迎-----ソフトエネルギー、2013/06/13

 中国、デンマーク、フランス、インド、モロッコ、南アフリカ、トンガ、アラブ首長国連邦(UAE)、イギリス、そしてドイツ の十カ国は、再生可能エネルギーへに積極的に取り組むことを表明し、Renewables Clubを結成しました。

 なかなか興味深い面子です。

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2013/06/12

本日のおすすめエントリー 2013/06/12

シャープ、タイ王国で東南アジア最大の太陽光発電施設約84MWp を完成-----ソフトエネルギー、2013/06/12

 現時点でのアジア最大の太陽光発電所は、Large-Scale Photovoltaic Power Plants Ranking 1-50によると、インドの214MWpのCharanka Parkです。二位は中国のゴルムド市の200MWpで、3位もまた、中国青海省‎の100MWpのXitieshan Solar Parkです。そして、4位が東南アジアでは最大のタイのLopburi PV power plantとなります。
 ちなみに、日本最大は2013年の5月に完成したばかりの、大分市臨海工業地帯(大在地区6号地)のメガソーラー 26.5MWp です。

 世界で、そしてアジアで大規模な太陽光発電所の建設はまだまだ続きそうです。

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2013/06/11

本日のおすすめエントリー 2013/06/11


中部電力、恵那市で維持流量を利用した 220kW新串原水力発電所を計画-----ソフトエネルギー、2013/6/11

 既存の水力発電所のダムを利用し、これまで利用されてこなかった維持水力、つまり放水されている水資源を利用した小さな発電所の建設が全国で計画されています。


参考エントリー
東北電力、福島市で維持流量を利用した小水力発電所 230kW飯野発電所の建設を開始-----ソフトエネルギー、2013/05/16

中国電力、広島県で維持流量を利用した140kWポンプ逆転水車、高野発電所を稼動-----ソフトエネルギー、2013/04/15


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2013/06/10

本日のおすすめエントリー 2013/06/10

伊藤忠商事関連 スカテック・ソーラー、南アフリカ共和国でアフリカ最大級の太陽光発電設備建設に着工-----ソフトエネルギー、2013/06/10

 南アフリカの日射量の資料もアップしました。

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