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2011/12/07

村田製作所、人が指で押す電力で動作する ZigBee 規格の無線スイッチを開発

 村田製作所は、人が指で押す電力で動作するZigBee(R)規格の無線スイッチを開発し、戸田建設社屋で実験を開始したと発表しました。ZigBee(R)規格は、無線通信規格の一つで、低消費電力であり、複雑なネットワーク構築に適しているということです。今回のスイッチのユニットは、アメリカ、EnOcean社のもので、人がスイッチを押す圧力を電磁誘導で電力に変換し、この電力を用いて無線通信で信号を送信。制御子機が無線通信を受信し、AC100V制御リレーを動作させることで照明器具の点灯・消灯を行うということです。指で押す時に発生するわずかな電力で、障害物のない空間であれば、200~300mの通信が可能。このシステムには、電池が含まれず、結果メンテナンスフリーの、屋内配線が不要な、スイッチ制御システムが構築可能だということです。
 
 このスイッチ制御システム、後付で導入できることを考えると、同社が想定する照明制御、空調制御、ビルオートメーション、ホームオートメーションなどの分野だけでなく、農業や林業、さらにはさまざまな観測装置などにも応用できそうです。

プレスリリース / 村田製作所、2011年12月05日
国内初!! エネルギー・ハーベスティングによる無線スイッチシステムを戸田建設社屋で実験開始!

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-----image : 同リリースより

" 要旨
 株式会社村田製作所は、EnOcean*1を使用した電池不要のエネルギー・ハーベスティング *2 による無線スイッチとZigBee(R) *3 を組み合わせた照明制御システムを2011年11月1日から戸田建設株式会社本社ビルに設置し、効果および機能の検証を開始しました。

当社のシステムを国内事業所に設置した初めての事例です。

背景・目的
昨今、ビルオートメーション*4やリニューアルの市場において、無線による照明制御のニーズが増えており、特にメンテナンスが容易なエネルギー・ハーベスティングによる無線技術に注目が集まっています。そうしたなか、当社独自の高周波回路設計技術やモジュール製造技術、ソフトウェア開発技術を活かしてエネルギー・ハーベスティングによる無線照明制御スイッチシステムの開発を進め、戸田建設様のご協力の下、実用化に向けて試験運用を開始することとしました。

詳細
次の仕組みで電池不要の無線照明制御システムを実現しています。

人がスイッチを押す圧力を電磁誘導で電力に変換し、この電力を用いてEnOceanによる無線通信で信号を送信します
無線照明制御親機がEnOcean無線通信をZigBeeR無線通信に変換します
無線照明制御子機がZigBee(R)無線通信を受信し、AC100V制御リレーを動作させることで照明器具の点灯・消灯を行います

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-----image(”図1: EnOceanとZigBeeRを活用した照明制御システムの構成”) : 同リリースより

特徴
スイッチ部に電池や外部からの電源供給が不要
メンテナンスフリー
屋内配線が不要
障害物のない空間で200~300mの通信が可能

用途
リモートコントローラ、照明制御、空調制御、ビルオートメーション、ホームオートメーションなど
..........
生産体制
2012年夏頃より量産予定

※品名、電気的性能、生産体制はEnOcean無線通信モジュールの場合の内容です

用語解説
*1 EnOcean: 独シーメンス社からスピンオフしたICメーカー。同社が開発した無線通信方式の名称でもあり、エネルギー・ハーベスティングで動作可能という特徴を持つ
*2 エネルギー・ハーベスティング: 光、熱、振動など、身近な環境に存在するエネルギーを電力に変換すること
*3 ZigBee(R): 無線通信規格の一つ。低消費電力であり、複雑なネットワーク構築に適している
※ZigBeeRは、ZigBee Allianceの登録商標です。
*4 ビルオートメーション: 空調、電気、給排水、防災・防犯等の設備をコンピュータで総合的に管理するシステム。室内環境の向上や省エネの推進などに貢献する
.......... "

関連
EnOcean / ECO 200 & PTM 330

コメント続き

 エネルギー・ハーベスティング、エネルギー・ハーベスト、聞きなれない言葉ですが、耳にする頻度はどんどんましてきています。光、熱、振動など、身近な環境に存在するエネルギーを電力に変換することで小型の機器や、センサー、スイッチなどを動作させる技術をさします。熱から電気を作ったり、太陽電池で発電した電気を、バッテリーに蓄えて機器が電力システムから独立して動くものというイメージがありましたが。
 今回のシステムには、電池がない。そして、配線がない。これにより、実現されるオフィスの様子。EnOcean社のビデオクリップで人目でわかります。人がスイッチを押す力、おそらく必要なエネルギーを生み出すスプリングによって発生する電力は正確に制御されているのでしょう。シンプルなアイディアですが、考えたものを形にしたことで製品ができあがる。バッテリーがない、電線がない。それによりはぶける資源量を考えるとさらに評価があがります。(2t)

Ledalite Airwave - energy harvesting wirless sensors, switches and controls using EnOcean

(EnOcean,2009/12/09)

参考
5分で絶対に分かるZigBee-----@IT,2007年12月14日


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