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2010/12/09

三菱自動車、三菱グループと電気自動車を用いたスマートグリッド関連システムの開発に着手。北米仕様”i”も発表

 三菱自動車は、三菱商事、三菱電機と電気自動車を用いたスマートグリッド関連システムの開発に着手すると発表しました。具体的には、三菱自動車の名古屋製作所に、太陽光発電システム、EVおよびEVから回収されたリユース蓄電池を設置し、太陽光による名古屋製作所への電力供給と共に、EVおよびリユース蓄電池に蓄えられた電力を必要に応じ充放電することで、名古屋製作所におけるエネルギー収支の最適化に寄与するエネルギーマネジメントシステム(Energy Management System- EMS)の開発、有効性の検証を行うということです。
 将来のスマートグリッドを意識した研究として、電力と移動・輸送手段としての電気自動車のエネルギーの需給関係に再生可能エネルギーの太陽光電池を加えることで、新たなEMSの確立を目指すということです。市場としては、日本ではなくこれからエネルギーインフラと電気自動車が同時に普及すると考えられる新興国を中心にターゲットを絞っているところが興味深いです。

 これまでも、他でも電気自動車搭載の蓄電池の有効活用や再利用は各社で模索されています。リチウムイオン蓄電池を走行、その後の再利用、そしてリサイクルまで徹底的に使い倒す技術は日本のお家芸になるかもしれません。さらに、総合インフラとしての、太陽光発電、スマートメーター、送電網、蓄電池、ホームエネルギーや産業用EMS、そして電気自動車を加えたたらしい地域や国のインフラ技術としての世界との競争が熾烈になってきそうです。

 また、三菱自動車は、i-MiEVより若干大きめの北米仕様”i”も発表しました。i-MiEVのデザインまで、世界に合わせて仕様変更する戦略には驚きました。逆輸入の需要もありそうです。
 スマートグリッドについては、世界市場となれば、標準化、規格化の中でいかに有利な立場を獲得するかが鍵となっています。他国、国際社会との互恵関係の確立がますます大事になってきそうです。

プレスリリース / 三菱自動車、2010年12月02日
電気自動車を用いたスマートグリッド関連システムの開発に着手
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-----image : 同リリースより

" NEDO共同研究事業「蓄電複合システム化技術開発」の契約締結
三菱商事株式会社(以下「三菱商事」)、三菱自動車工業株式会社(以下「三菱自動車」)及び三菱電機株式会社(以下「三菱電機」)は、新エネルギー産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の共同研究事業に参画し、東京工業大学(以下「東工大」)の指導を受けながら、電気自動車(以下「EV」)に搭載された蓄電池を有効活用するスマートグリッド関連システムの開発に着手することと致しました。
..........
(研究開発費用の2/3をNEDOが負担)
..........

本研究開発では、三菱自動車の名古屋製作所に、太陽光発電システム、EVおよびEVから回収されたリユース蓄電池を設置し、太陽光による名古屋製作所への電力供給と共に、EVおよびリユース蓄電池に蓄えられた電力を必要に応じ充放電することで、名古屋製作所におけるエネルギー収支の最適化に寄与するエネルギーマネジメントシステム(Energy Management System、以下「EMS」)の開発、有効性の検証に取り組んで参ります。

 また、これと同時に、EVの蓄電池を電力源として使用するにあたり、EVとしての利用に支障がなく、かつ電力供給制御等に有効に活用できるよう、充放電可能量を適切に設定していく技術(Electric Vehicle Integration System、以下「EIS」)についても開発を行うこととしており、今年度よりこれら装置・設備を順次開発、設置、来年度下期以降に本格運用の上、実証データを取得・検証していく予定です。

 三菱商事、三菱自動車及び三菱電機は、互いに連携しながら本研究開発の事業化について早期に結論を出し、新興国を中心に加熱するスマートグリッド整備等の事業に展開していきたいと考えております。

1.本研究開発の背景・特徴
..........

【本研究開発のシステム概要図】
20101202_ac02_1par82738file
-----image : 同リリースより
*1:PCS(Power Conditioning System)とは
 電力入出力(電流・電圧・周波数)の制御装置。
*2:FEMS(Factory Energy Management System)とは
 名古屋製作所における電力給配電系統と、リユース蓄電池、PV、EVとの電力需給を    
調整する装置(電力需給情報の処理を含む)。
..........
2.役割分担
..........
3.契約期間、研究開発の開始時期等
NEDO「蓄電複合システム化技術開発」事業は本年度から2014年度までの予定ですが、本研究開発については、当面2011年度末までの契約を締結しています。
尚、本研究開発は、今秋から着手し、2011年度末のNEDO共同研究事業中間評価までに一定の成果を得たいと考えております。また、研究開発成果の海外展開に関しては、各国におけるビジネスチャンスを踏まえ、随時検討していく予定です。
.......... "

プレスリリース / 三菱自動車、2010年11月09日
三菱自動車、2010ロサンゼルスオートショーで北米向けの『i-MiEV』を初披露
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-----image(”i-MiEV(北米仕様)”) : 上記リリースより

" 『i-MiEV』(北米仕様)主要スペック 【 】内は日本仕様との差
全長 :3,680mm【+285mm】
全幅 :1,585mm【+110mm】
全高 :1,615mm【+5mm】
トレッド(前/後) :1,420mm/1,380mm【+110mm/+110mm】 "

関連
2012 Mitsubishi "i" - 2010 Los Angeles Auto Show

(RoadandTrack,2010年11月18日)

Mitsubishi Motors - MMNA / Fleet: Electric Vehicle

"Introducing The Mitsubishi "i" Powered By MiEV Technology
NORTH AMERICAN VERSION COMING FALL 2011
"

MITSUBISHI i-MiEV (国内版の英語サイト)

EV PORTAL -Portal Website of Related Information about EV (Electric Vehicle)-(世界市場版、コメ-いろいろなサイトが存在しています。切り口が多いセールス体制ですね。)

Mitsubishi Debut: North American Version of New “i” Electric Vehicle-----Pikaba.com,December 01, 2010

三菱自動車、新世代電気自動車『i-MiEV』を一部改良-----三菱自動車、2010年11月04日

コメント続き

 実際のところ、電気自動車のある暮らしというのが自分の仕事や生活の中ではイメージできていません。電気自動車を使うとなれば、シェアして使うサービスを利用したいと思います。というのも、価格中の多くを占めるバッテリーの技術の確立には、コストを含めて改善にまだまだ時間がかかると考えているからです。用途に合わせて、ガソリン車やハイブリッド車、そして電気自動車を随時借りたりシェアして使うサービスの登場を期待しています。(t_t)

参考エントリー
ヤマト運輸、三菱自動車、i-MiEVのシステムを組み込んだミニキャブバンベースの電気自動車のテスト開始-----しなやかな技術研究会、2010/10/25

三菱自動車、電気自動車i-MiEVの欧州仕様(プジョー・ブランド iOn、シトロエン・ブランド C-ZEROなど )車5000台の生産を開始-----しなやかな技術研究会、2010/10/12

シムドライブ社 SIM-Drive、三菱自など34機関と電気自動車の共同開発に着手-----しなやかな技術研究会、2010/01/25

[ カテゴリー : 電気自動車 ]

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