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2009/12/16

トヨタ、プラグインハイブリッド車の先行600台の納品を開始。一般への本格投入は、2年後と発表

 トヨタは、2010年前半までに日・米・欧で2010年企業や官公庁などに600台のプリウス プラグインハイブリッドのリース用車両の納品を開始。そして2年後に一般市場投入を目指すと発表しました。

プレスリリース / トヨタ、2009/12/14
トヨタ自動車、プラグインハイブリッド車を市場導入

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-----image(”プリウス プラグインハイブリッド”) : 同リリースより

" 2年後に市販を開始し、年間数万台規模の販売を目指す
 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、本日よりプリウス プラグインハイブリッド(PHV)を市場導入する。今後は2010年前半にかけて、日・米・欧の特定顧客を中心に約600台を順次納入していく。

 日本においては、官公庁、『EV・PHVタウン』選定自治体、電力会社をはじめとする法人など特定利用者に対し、約230台をリースする。米国では、官公庁、企業、大学、研究機関などを対象にデモプログラムの位置付けで約150台を提供、走行データの取得やインフラの開発推進などを行う予定である。欧州では、約200台をリースする。フランスのストラスブール市への約100台の他、英国やポルトガルに導入が決定しており、さらにドイツやオランダなど約10カ国にも導入を検討している。その他にも、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどに導入する予定である。

 プリウスPHVは、家庭用電源からの充電を可能とし、電池容量を大幅に増やすことにより、EV走行距離を拡大した上に、電気を使いきりEV走行できなくなった後は、従来のハイブリッド車と同様に走行することができる。例えば、通勤や買い物などの日常での近距離使用はEV(電気自動車)として走行し、休日のレジャーや遠出などの長距離使用は、エンジンを併用して従来のHV(ハイブリッド車)として走行できるため、電池の残存量や充電インフラの整備状況にかかわらず使用できる。
すなわちプリウスPHVは、ハイブリッドシステムを備えることで、EVとしても安心して使えるクルマ、ということができる。

 3代目プリウスをベース(ベース車両は、Sグレード)としたプリウスPHVは、駆動用電池にトヨタとして初めてリチウムイオン電池を搭載している。燃費等の審査値の試験法は、国・地域により異なり、日本では、満充電状態でのEV走行換算距離は23.4km、EV走行とHV走行の燃費を複合して算定したプラグインハイブリッド燃料消費率は57.0km/L、CO2排出量は41g/kmとなっている(いずれもJC08モード走行、国土交通省審査値)注1~3。

 充電エネルギーの利用によりHVを大幅に上回る燃費を実現し、化石燃料の消費抑制、CO2排出量削減、大気汚染防止などの効果も期待できる。トヨタは、エネルギー多様化への対応のひとつとして、自動車エネルギーへの電気利用の促進においては、現時点では、PHVが本格的な普及に適したエコカーであると考えており、今回の車両導入における様々な検証や市場からのフィードバックを踏まえ、PHVの早期普及を図るため、2年後に市販を開始し、年間数万台規模の販売を目指す。

 トヨタでは、電気をはじめとした代替エネルギーの利用促進により、石油消費の抑制、CO2排出量の削減を進めるため、長年にわたるハイブリッド車販売、RAV4 EVや燃料電池ハイブリッド車の市場導入を通じて培った電気利用技術の開発を加速させていく。
..........
【車両名称】
▽名称:プリウス プラグインハイブリッド
▽プリウスSグレードをベースとし、プリウスの1グレードとして設定。
.....
【寸法等の主要諸元】
.....
②ハイブリッド燃料消費率 km/L 30.6(CO2排出量 76g/km)
③プラグインハイブリッド燃料消費率  *2 km/L 57.0(CO2排出量 41g/km) "
.....
エンジン 1.8L ガソリン
.....
駆動用電池 リチウムイオン
容量 kWh 5.2
定格電圧 V 345.6
充電所要時間 AC100V 約180分
AC200V 約100分
.......... "

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アンケート
2009/12/14
【トヨタメタポリス】プラグインハイブリッドについてご意見をお聞かせください!

PLUG-IN HYBRID|TOYOTA(プラグインハイブリッドについて写真と動画でわかりやすく紹介)

プリウス プラグインハイブリッド取材会動画配信

コメント続き

 プラグインハイブリッド車については、家庭に太陽電池などの再生可能エネルギーを取り付け、家庭内で消費する電力と移動のためのエネルギーを自給するという考えに可能性を感じ、当初より興味をもってきました。ようやく本格的なプラグインハイブリッド車が市場に投入されることになりそうなので、まずは歓迎しています。
 しかしながら、電気自動車やプラグインハイブリッド車の普及の速度が遅いので、気候変動およびエネルギー問題の本質的な解決に寄与するには力が足りないというリポートが以前ドイツででて、そして今回アメリカでもプラグインハイブリッドの普及による効果は限定的であるというリポートが発表されたようです。

プレスリリース / NRC - The National Research Council,Dec. 14, 2009
PLUG-IN HYBRID VEHICLE COSTS LIKELY TO REMAIN HIGH, BENEFITS MODEST FOR DECADES
" Costs of plug-in hybrid electric cars are high and unlikely to decrease drastically in the near future, says a new report from the National Research Council. Subsidies in the tens to hundreds of billions of dollars will be needed if plug-ins are to achieve rapid penetration of the U.S. automotive market. Even with these investments, plug-in hybrid electric vehicles are not expected to significantly impact oil consumption or carbon emissions before 2030. "

 概略は、以下の記事で読めます。

New Federal Report: Plug-In Hybrids Won’t Help For Decades-----gas2.0, December 14th, 2009

 太陽電池のほうは、はやければ、それこそ2年で化石燃料による発電並のコストとなるという見方もされるほど、世界の開発競争のスピードは激化しています。実際に成果がでそうな企業も複数あります。自宅の家の太陽電池で、移動のためのエネルギーも含めた全体を自前でという状況はより近くなりつつあります。
 ただ、プラグイン車といえどもまだまだ価格やその複雑なシステムは、”重い”です。今後、安全性を満たしながら、より軽量で小さな車(最小の資源と消費エネルギーで最大の効果をあげることができる車)でしかも安い国民車的な車の登場を願って情報を集めていきたいと思います。(t_t)

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