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2009/11/18

三洋電機、自然エネルギーや軽車両で使える大容量のリチウムイオン電池を開発

 電気自動車、プラグインハイブリッド車の本格的な普及のキーを握る蓄電池の開発は、世界的に激しさを増しています。蓄電池メーカーの動向は常に大きな注目を集めています。そんな中で、パナソニックに半数以上の株式を公開買い付けにより譲渡し、事実上の子会社化するも独自色をだすことで独自の地位を発揮できるかが三洋電機の正念場といえるのかもしれません。保有する技術の太陽光発電と蓄電池は大きな柱です。

 今回、三洋電機は太陽光発電や軽車両に利用できる大容量のリチウムイオン電池を開発したと発表しました。

プレスリリース / 三洋電機、2009年11月13日
太陽電池とのハイブリッド化が可能な蓄電システムと軽車両の動力用システムの2種「大容量・高電圧リチウムイオン電池システム」を開発・量産

09111301

-----image : 同リリースより

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三洋電機株式会社は、大容量・高電圧リチウムイオン電池システム2種を開発し、2010年3月より量産を開始します。
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特長
民生用電池を活用した、汎用性の高い「大容量・高電圧リチウムイオン電池システム」を量産化
太陽電池とのハイブリッド化が可能な蓄電用標準電池システム(DCB-101)
軽車両の電源として使用できる、動力用標準電池システム(EVB-101)

Ⅱ.特長
<共通>
1.民生用電池を活用した、汎用性の高い「大容量・高電圧リチウムイオン電池システム」を量産化
 ノートパソコン用途で一番多く使われている18650サイズ(直径18mm×高さ65mm)の円筒形リチウムイオン電池を、一つのシステムに数十本~数百本搭載。
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【民生用リチウムイオン電池を搭載するメリット】
・鉛電池に比べ、小型軽量化を実現(省スペース化)
 従来、大型電源として使用されてきた鉛電池と比較してセルベースで3~4倍のエネルギー密度を有するため、システムの大幅な小型軽 量化(体積:約2分の1、質量:約3分の1)が可能です。
・鉛電池に比べ、充放電効率アップ
 原理的に充放電効率が高く、エネルギーのロスが少なく、省エネに貢献します。
・既存電池の活用により、初期投資の負担が少なく、迅速対応も可能
 標準システムであり、小規模生産または開発中の用途にも、新規開発費用の必要がなく、短納期対応が可能です。
2.システム本体を直列・並列に接続することにより、用途に応じてフレキシブルに対応可能
..........
<蓄電用標準電池システム(DCB-101)>
1.蓄電専用セルと高信頼性システムの組み合わせにより長寿命、メンテナンスフリーを実現
.....実用性については、当社 洲本事業所内のソーラーLEDサイン、徳島県庁で実証実験中のソーラー駐輪場システム、徳島市内にて試験的に設置している信号機バックアップシステム等で検証を積み重ねています。
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Ⅳ.仕様
<蓄電用標準電池システム>
品 名 蓄電用標準電池システム
形状(電池構成) 13直列24並列 18650タイプ
品 番 DCB-101
出力電圧 平均48V(39~52V)
電池容量 33.6Ah
充電電圧(最大値) 52V
電力量 1613Wh
最大出力 約1.5KW
最大放電電流 30A
サイズ 438×386×80mm(約13.5L)
質量 約19kg
量産開始時期 2010年3月
通信機能 通信インターフェース内蔵(自己診断機能等)

<動力用標準電池システム>
品 名 動力用標準電池システム
形状(電池構成) 14直6並 18650タイプ
品 番 EVB-101
出力電圧 50.4V(42.0~57.4V)
電池容量 10.8Ah
充電電圧(最大値) 57.4V (4.1V/セル)
電力量 544Wh
最大出力 5.2kW(ピーク)/1.5kW(連続)
最大放電電流 120A(ピーク)/35A(連続)
サイズ 366×213×66mm(約5.2L)
質量 約7kg
量産開始時期 2010年3月
通信機能 通信インターフェース内蔵(自己診断機能等)
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関連
【井元康一郎のビフォーアフター】バッテリー技術は囲い込みかオープンソースか-----Response,2009年11月12日

コメント続き

 将来価格がこなれてくれば、サイクル寿命重量あたりのエネルギー密度の高さを生かして、太陽光発電などの自然エネルギーソースと組み合わせた、独立系のシステムとしてさまざまなシステムに利用できそうです。

 三洋電機のラインナップを見ると魅力的な製品が多いような気がします。こんなものがありました。

~eneloop universe products新商品~ モバイル機器を充電できる、スリム&軽量なハンディ電源 「エネループ スティックブースター」を新発売-----三洋電機、2009年11月11日
0911111a
-----image : 同リリースより

 USB出力付のハンディ電源で、三洋電機の1900mAhの単三型エネループ2本を内蔵し、さまざまなハンディ機器への電力の供給を行えるという品物です。使い始めたiPhoneは便利なのですが、1日屋外で作業をする場合などは電源の確保が課題で、バックアップ電源を探していました。このスティックタイプの電源はスマートですし、単三型の蓄電池を使うということで、使いやすそうです。単三型エネループ4本を用意すれば、1日中使えそうです。
 この製品を購入したいと思っています。三洋電機、結構いろいろと使えそうな機器をだしています。ますます楽しみな展開になるといいですね。(t_t)

参考エントリー
新「エネループ」は、出荷時の充電に太陽エネルギーを活用。サイクル寿命は、1500回に。iPhone用に買うかも、、-----しなやかな技術研究会、2009/10/19


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コメント

ノートPCのバッテリーが逝ってしまい、価格を調べその高さに絶句し、旧式なのでそこまで投資して良いものかと悩んでいるところです。

以前から期待していたのもあり、サンヨーさんには頑張って頂きたいですね。やはり日本の力は技術畑で発揮されるべき、だと思うのですが如何でしょう。

投稿: saipan-sky | 2009/11/18 11:20

saipan-skyさん

 コメントありがとうございます。島、そして周辺の様子はどうですか?いつか行ってみたいです。
 さて、ノートのバッテリーは日本でも高いです。人気のあるタイプにしておかないと、長く使うつもりで大事にしていても、バッテリーの調達に困難をきたすことがあります。このあたり、汎用の規格で内容で各社が競ってくれるような規格統一をしてほしいところです。
 三洋電機、最近身近な人たちがドラム式洗濯機や冷蔵庫などの高機能な製品を安価に購入しました。ドラム式の洗濯機、さっそくメカを拝見してびっくり、”ダンパー”付で振動をを押さえ、音や効率の向上を計っているようでした。さらに、電動アシスト自転車を購入した人もいます。一様に満足しているようです。安価でしかも高機能、ブランドイメージの刷新はうまくいっているような気がします。

 ではまた

 しな研 t_t

投稿: t_t | 2009/11/28 17:24

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