2016/02/29

世界でもっとも”グリーン”なビルとは? シアトルのブリットセンター Bullitt Center の紹介

 ネットエネルギーゼロのビル。まず頭に浮かぶのが、極省エネにして太陽光発電で電力を賄うというような電力自給のビルディングです。
 ということでネットで調べてみると、世界でもっともグリーンな商業ビルはシアトルのブリットセンターだという記事を発見しました。この下の記事は、つい先日刊行された「The Greenest Building: How the Bullitt Center Changes the Urban Landscape(@amazon)」の紹介だったのですが、

The Greenest Building: How the Bullitt Center Changes the Urban Landscape-----Living Future Ins., January 21, 2016

 シアトルに2013年に建設された、ブリットセンター Bullitt Centerは、敷地面積4645平方mの6階建ての商業ビルです。当初から環境に配慮し、エネルギー的にも自立した設計を盛り込んで立てられています。同ビルの機能紹介のページには、紹介すべき17のポイントが紹介されています。その中でこのビルを特長づけていると思われるのは、屋根の太陽電池により電力はすべて賄われている。トイレのし尿は、コンポスト化され肥料と水分ともに植物の生育に供されている。暖房効率、快適さを実現するように屋内空気環境とその循環が整えられている。さらにこれらのエネルギーと水の利用量や、空気のデータは、リアルタイムに表示されて、利用者にこのビルの機能を知らせることができる、など。
 このビルの総工費は、約3000万ドル。建設されてから、数々の賞に輝いている。シンプルなデザインで、強省エネと先進のデザインを組み合わせたビルとなっているようです。


関連
Bullitt Center
Bullitt_center_hp
----image : 上記サイトより
/ Building Features


参考
 このビルの様子がわかる記事と動画を紹介しておきましょう。

Bullitt Center(ブリットセンター):シアトルで成功した太陽エネルギープロジェクト-----Mother Earth News,2015/10/23

Daniel Blumberg assignment 4 Precedent Conditions Research Bullitt Center

(Daniel Blumberg、2016/02/07 )

コメ-同ビルの建築中、運用中の写真を紹介するコーナーもおすすめです。働いている人も自由な感じで、くつろげそうなビルですね。


2016/2/26 のしなやかな技術研究会のクリッピング

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2016/02/21

CAT Phones、赤外線サーモ機能搭載のアンドロイドスマホ「CAT S60」を開発

 CAT Phones、あのキャタピラー社のスマホ開発部門が赤外線サーモ機能搭載のアンドロイドスマホ「CAT S60」を開発したそうです。

 前から欲しかったものとして、手軽に買えて使える赤外線サーモメーターやカメラがありました。家の開口部からの隙間風と放射熱をはかり、エコハウス診断。屋根に登って、太陽電池の面を撮影し、熱の変化や場合によっては不具合の発見。人を測って、いろいろ実験したりとやりたいことはたくさん。森の中にいって、小動物を探すなんてこともできたら便利で楽しいだろうと、考えておりました。ただ、ほとんどの製品が高価で、いつも持ち歩くという使い方には向かない。

 と、キャタピラーが世界初の赤外線サーモカメラ搭載の頑丈系スマホ「CAT S60」を開発したということで、希望が芽生えました。FLIRの赤外サーモグラフィーカメラを搭載し、海外で2016年後半に599ドル(約6万7000円)/649ユーロ(約7万3000円)で発売予定とか、、、。日本での販売はかなり微妙かなぁ。でも、発売するならiPhoneに3月に戻るのをやめて、待ってもいいんだけどなぁ。ほしい。

プレスリリース / CAT Phones、February 18, 2016
CAT® S60 ANNOUNCED AS WORLD'S FIRST SMARTPHONE WITH INTEGRATED THERMAL CAMERA
S60pr
-----image : 同リリースより

関連



参考
 スマホに後付という選択肢としては、FLIR ONE for iOS and FLIR ONE for Androidという手もある。3万円半ばで手に入るようです。

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2012/09/06

圧縮空気エネルギー貯蔵ガスタービン ( CAES-G/T ) -圧縮空気によって蓄電する方法。需要が多い時には圧縮を解き、タービンを回す

圧縮空気エネルギー貯蔵ガスタービン ( CAES-G/T ) -圧縮空気によって蓄電する方法。需要が多い時には圧縮を解き、タービンを回す に関するメモ

 カテゴリーネタの種です。

 イベントの録画に関するツィートで「圧縮空気によって蓄電する方法。需要が多い時には圧縮を解き、タービンを回す」という技術に関する言及があった。そこでちょっと検索してみました。

 新エネルギー財団には、こんな情報がありました。

新エネルギー財団 事業報告 : エネルギー貯蔵技術本部

".....負荷平準化電源として揚水発電を補完する電力貯蔵技術の一つとして期待される圧縮空気貯蔵ガスタービン(CAES-G/T)発電システムの実用性と安全性の確認を目的に北海道上砂川町・旧砂川炭鉱の既存坑道を利用して2,000kWパイロットプラントを建設し、高圧の圧縮空気を貯蔵する施設の気密構造や周辺岩盤の健全性を確保する技術等を試運転を通して実証.....
..........
3) 経済性評価
   商用規模CAES-G/Tプラントの概念設計諸元に基づき、発電機器および土木構造物の概算工事費を試算した。その結果、出力395,100kWのCAES-G/T発電所の建設費は約859億円となり、kW当たりの建設単価は約217千円/kWとなった。揚水発電所の建設単価200千円/kW程度と比較するとやや割高となるが、CAES-G/Tプラントは揚水発電所より需用地近傍に立地可能なことから、送電線建設費や送電ロス等を考慮すると、揚水発電所と遜色ない結果が得られた。
.......... "

 国内では、IHIが実験しているのか、、、、。面白い
「圧縮空気エネルギー貯蔵ガスタービン ( CAES-G/T ) の開発
Development of Compressed Air Energy Storage-Gas Turbine ( CAES-G/T )」-----石川島播磨技報 Vol.43 No.3 ( 2003-5 )
 [ www.ihi.co.jp/ihi/file
/technologygihou/10017_5.pdf ]

 圧縮空気貯蔵ガスタービン CAES-G/Tという内容に今後注意していこうと思います。

 ちなみに、冒頭のツィートは、2012年9月5日(水)、代々木オリンピックセンターで行われている、アーニー・ガンダーセン東京講演会 岐路に立つ日本――二つの未来 の実況ツイートからのものでした。

 Togetterまとめと、録画が公開されています。

・Togetter : 120905 アーニー・ガンダーセン東京講演会 岐路に立つ日本――二つの未来

・Ustream 録画 iwakamiyasumi4 : 12

おすすめエントリー
GreenPost 38号 - しなやかな技術研究会 2012/9/3-6日版

日立造船ら6社1協会、洋上風力発電建設技術および事業化に関する共同研究を開始-----ソフトエネルギー、2012/09/06

進むか、日本の海洋エネルギー開発、、、、 南西の海は波高しだけどね-----再生可能エネルギー GreenPost、2012/9/5

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2012/08/28

トヨタ自動車、デューク・エナジーらと米インディアナ州でプリウスPHVと電力網をつなぐ共同実証実験実施へ

  トヨタ自動車は、米国の大手電力会社デューク・エナジー社(ノースカロライナ州)と、NPO法人 エナジー・システムズ・ネットワーク(ESN、インディアナ州)と共同で、電力網の負荷平準化と電気利用車両の最適充電設定に関する実証実験を、2013年初めから約1年間にわたり米国インディアナ州で行うと発表しました。
 米国自動車技術会(SAE)が定める通信標準技術、PLC(電力線通信)の1種であるHomePlug GreenPHYを利用して、電力の需給状況に応じて電力消費を調整するデマンドレスポンスを使って電力網の負荷を平準化するこころみや、夜間の時間帯を利用し充電コストが最も安くなるように、かつ電力消費のピークシフト効果などを検証する。
 具体的には、デューク・エナジー社管内であるインディアナ州インディアナポリス市在住の一般消費者5世帯を対象に、各家庭にプリウスPHV1台を貸与し、充電スタンドと通信機器を各1台設置する。双方向通信により、各世帯で充電を最適に管理・モニターする。実験を通じて得られたデータを基に、車両と電力網との間の通信システムの性能評価と充電管理システムの動作検証を行う、とのことです。トヨタのV2Hと電力会社の関心の高いV2Gの実証実験として、新たな通信規格採用の場としても注目されます。

V2H : Vehicle to Home
V2G : Vehicle to Grid

プレスリリース / トヨタ自動車、2012年08月22日
トヨタ自動車、米インディアナ州でプリウスPHVと電力網をつなぐ共同実証実験に参画

" トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、米国の大手電力会社デューク・エナジー社(ノースカロライナ州)と、NPO法人 エナジー・システムズ・ネットワーク*1(ESN、インディアナ州)と共同で、電力網の負荷平準化と電気利用車両の最適充電設定に関する実証実験を、2013年初めから約1年間にわたり米国インディアナ州で行う。

この実証実験では、米国自動車技術会(SAE)が定める通信標準技術を採用し、電気利用車両と電力会社の電力網との間で双方向のデジタル通信を行うことにより、「デマンド・レスポンス」(需給状況に応じて電力消費を調整するシステム)による電力網の負荷の平準化と、利用時間帯により料金が変動する制度を踏まえた最適な充電設定を自動的に行う仕組みの確立を目指す。こうした先進技術により、消費者は、電力需要の電気料金を極力抑えることができるようになる。国際電気標準会議(IEC)でもデジタル通信の標準化が進められており、自動車会社が米国内のみならずグローバルに利用できることが期待される。

本実証実験では、デューク・エナジー社管内であるインディアナ州インディアナポリス市在住の一般消費者5世帯を対象に、各家庭にプリウスPHV1台を貸与し、充電スタンドと通信機器を各1台設置する。双方向通信により、各世帯で充電を最適に管理・モニターする。実験を通じて得られたデータを基に、車両と電力網との間の通信システムの性能評価と充電管理システムの動作検証を行う。

なお、トヨタと共に、ITとクルマに関する調査・研究・開発会社である(株)トヨタIT開発センターの100%子会社 トヨタ・インフォテクノロジー・センターUSA*2 と、トヨタの北米における研究開発・製造統括会社トヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニュファクチャリング・ノースアメリカ(TEMA)*3も実証実験に参画する。

トヨタでは、電気利用車両の普及期を想定し、このような取組みを通じて低炭素社会の実現に貢献したいと考えている。

*1 インディアナ州における新エネルギー関連の技術・製品に関する合弁事業やプロジェクトの開発・コーディネーションを担当するNPO法人

*2 Toyota InfoTechnology Center, U.S.A., Inc.

*3 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc.
.......... "

関連
Central Indiana Pilot Project with Toyota, Duke Energy, Energy Systems Network Envisions Common Standard between Plug-in Cars, Charging Stations and Utilities-----(Bisinesswire)Toyota,Duke Energy, Energy Systems Network (ESN),August 22, 2012

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-----image(”Graphic depiction of PHEV communication system”) : 上記リリースBusiness Wire : Smart Multimedia Galleryより

"As plug-in hybrid electric vehicles (PHEVs) continue to gain consumer acceptance and market share, automotive companies, utilities and charging equipment providers are collaborating on common standards to seamlessly align vehicles, charging stations and the power grid. Toyota Motor Corporation’s new pilot project in central Indiana will begin to answer the question of how best to manage plug-in vehicle charging based on integrated communication between the vehicle and the electric power grid, taking advantage of the region’s existing efforts deploying plug-in vehicles as part of the ‘Project Plug-IN’ initiative.
.......... "

Central Indiana pilot project with Toyota, Duke Energy, Energy Systems Network envisions common standard between plug-in cars, charging stations and utilities-----Energy Systems Network (ESN),Aug 22 2012
- Hoosier commuters will debut new technologies and practices to help cars, chargers, and utilities ‘speak the same language’-----Energy Systems Network (ESN),Aug 22 2012
 - PROJECT PLUG-IN
- Flickr esnstaff : 19. Toyota Prius Plug-in

toyota.jp プリウスPHV
/ 諸元表
/ プリウスPHVのポイント

「プリウスPHV」と電力網をPLCで接続、充電効率化を目指しトヨタが米国で実験-----@IT MONOist オートモーティブ、2012年08月23日


コメント続き
 トヨタも、日産のリーフに続き、クルマから家庭へ電力を供給する V2H(Vehicle to Home)への対応を進めています。確かに、そこに大きな蓄電池があるのですから、使わない手はないのです。あとは、省エネや家庭のエネルギーマネージメントにどう組み込めるか? ですね。

トヨタもクルマから家庭へ電力を供給、プリウスPHV向けに年内に提供開始-----スマートジャパン、2012年06月04日

参考動画

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2012/06/11

シーメンス Siemens 、パンタグラフ付電動トラックによる物流革命 eHighway 実験中

 5月初旬に開催されたロスのEVS26(26th Annual Electric Vehicle Symposium)でシーメンスは、パンタグラフ付のディーゼルハイブリッド電動トラック(ディーゼル発電機搭載、モーター駆動)による、画期的なeHighwayコンセプトを発表しました。

 世界中で物流を担う、トラックなどHGV(Heavy goods vehicle : 重量積載物車両)をより合理的に省エネ化しようとする試みが行われています。シーメンスによると、高速道路に架線とコントロールシステムを既存のインフラに整備することで使えるこのeHighwayコンセプトには、コストや導入時間の面で大きなメリットがあるということです。

 動画を見ていただくのがてっとり早いです。さらに、”関連”にあげたサイトにはより詳しい動画がいくつかあがっています。

Siemens Announces 'eHighway Of The Future' Concept

tsport100,2012/05/09)

プレスリリース / Siemens、2012-May-11
Siemens tests electric-powered system for heavy good vehicles

Soicmol20120301_072dpi
-----image : 同リリースより

"..........
The aim of the ENUBA project ("Electromobility in heavy commercial vehicles to reduce the environmental impact on densely populated areas"), which is funded by the Federal Ministry for the Environment, Nature Conservation and Reactor Safety (BMU), has therefore been to study how HGV traffic can become more energy-efficient and environmentally cleaner. In the context of this project Siemens produced an holistic concept for the electrification of HGV traffic by means catenaries and to test the technical feasibility of the system on a specially built test track in the north of Berlin, Germany. This test track enabled the design engineers to prove the overall technical feasibility of the HGV electrification system. Accompanying ecological studies, which accounted for various factors such as a comparison of the number of electric-powered transports versus those powered by internal combustion engines, confirm the impact-reducing potential of HGVs connected to an overhead contact line.
.......... "

関連
Siemens : Electric-Powered HGV Traffic - Mobility -

コメント続き
 パンタグラフは、高速道路上で条件がそろうと上昇させることができ、ボタンひとつで確実に電力の供給を受けられるように工夫されているということです。車の安全確保、制御などもある程度できるようです。

 高速道路にレールや、非接触で給電できる仕組みを埋め込むよりはコスト的に安そうです。既存の高速道路の外型のレーンにだけ架線をすばやく張る工事もできそうな気がします。

 シーメンスは、そもそもの電力を再生可能エネルギーを含む非核エネルギーから得るというコンセプトで総力をあげて、ドイツの脱原発を支えることを表明しています。

 ガス発電や石炭発電を中心に、再生可能エネルギーをできる限り導入していく。この中で打ち出された、トラック物流の革命的な展開へとつながるか大いに注目されます。


参考
独シーメンス、原子力事業から撤退-----AFP BB News,2011年09月18日

Renewable energies - Siemens Global Website

参考エントリー
韓国科学技術院 KAIST、非接触給電の電動車両 OLEV をソウルのアミューズメントパーク向けに開発-----しなやかな技術研究会、2011/07/26

トヨタ自動車、ワイトリシティ・コーポレーションと車両向け”共鳴式”非接触充電で技術提携-----しなやかな技術研究会、2011/07/14

羽田空港で非接触給電ハイブリッドバスが運行します / プレスリリース 国土交通省-----しなやかな技術研究会、2008/02/20

国土交通省、環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験地を選定。電動バス、電気自動車の充電場、小型モビリティ車両の実証実験を夏より開始-----しなやかな技術研究会、2010/06/18

" 電動バスにおいて実際の充電サイクルが運行にどのように実施されうるのか、問題点などをさぐる。非接触給電タイプの充電施設の実用試験もおこなう。 "

CEATEC2010で、EVが絡んだ未来の暮らし ------しなやかな技術研究会、2010/10/07


MEMO
The SARTRE Project

Volvoが半自動運転「ロードトレイン」の試験に成功-----Wired Japan,2012年1月31日

Volvo Car Corporation concludes following the SARTRE project:Platooned traffic can be integrated with other road users on conventional highways-----Volvo,Sep 17, 2012


おすすめエントリー

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2012/06/04

NTTスマイルエナジーとグラモ、関西地区300家庭で夏のピーク電力を抑制するデマンドレスポンスのトライアル 1kW LOVE を発表

 家庭の電力のみえる化サービス「エコめがね」を提供しているNTTスマイルエナジーとスマホを遠隔・超高機能リモコンに利用できるサービス「iRemocon」を提供しているグラモが、この夏、関西地区300家庭で夏のピーク電力を抑制するデマンドレスポンスのトライアル 『1kW LOVE』を実施すると発表しました。

 具体的には、7月2日~9月28日の期間、関西地区を中心とした約300世帯において、電力需給の逼迫が見込まれる前日と当日にメールで連絡、遠隔からのエアコン制御をさせて頂いたり、自発的な節電を実施してもらうことで、電力のピークカットにどうつながりうるのかが検証されるということです。

 参加するユーザーは、ピーク情報だけでなく、エネルギー消費の全体像がわかり、実際に消費をカットできるスイッチを得ることができます。小規模とはいえ、将来的には、「1kWの節電が1,000世帯集まれば1MW相当の発電」とのことですから、有意義な実験になりそうです。

 今年の夏は、関西電力を最大とする電力の需給逼迫の中で、電力各社が一斉に節電を呼びかけ、ピーク電力の抑制のための電力料金の設定などを発表する事態になっています。

9電力各社、この夏の電力需給状況と節電に関する情報をリリース-----自然エネルギー、2012/05/19

 この事態を受けて、再生可能エネルギーが注目されますが、その導入と効果には時間がかかります。地震国日本における、原子力の信頼性が毀損される中で、もっとも効果があるのは、省エネであり、まずは問題となる夏、冬のピーク電力の抑制を確実に担保することです。そのために、電力の需給調整のさまざまな手法が注目を集めています。

 デマンドレスポンス Demand Response(DR) とは、経産省の資料によれば、”○卸市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力消費パターンを変化させること」を指す。(Assessment of Demand Response & Advanced Metering, FERC(2011)。○デマンドレスポンスはおおまかに、時間帯別料金等の電気料金ベースのものと需給調整契約等のインセンティブベースのものに分けられる。”[デマンドレスポンス(Demand Response)について-電力システム改革、002_s01_01_05、日本語訳は需要応答、需要家応答]

 具体的には、選択的な電気料金の設定、または、電力側が需要家と”非常時”に負荷抑制または遮断を要請したり、実際に操作するものは、ネガワット取引と呼ばれる、需要家による需要削減量を供給量と見立て、市場等で取引する事業形態などが海外では検討されたり運用されています。

 しかし、今年の夏に即応できる体制は日本にはなく、本格的なものも地域限定で試験運用が開始されようとしている段階です。ということで、今回のNTTスマイルエナジーとグラモの300家庭での小規模な実験も、一歩として興味深い試行となります。なによりも、節電と電力制御を手にしたい人ならすでに商社のサービスを利用すればだれにでも手に入れられるというところがいいです。

 もちろん、こうした試行をまとめあげ、消費者と電力事業者にとって、よりよい電力の利用方法を手に入れることを支援する行政と国の体制作りが必要なのは言うまでもありません。

 iPhoneやアンドロイド対応のスマホを遠隔操作可能な超高機能リモコンに利用できるへと進化させてしまう、グラモの「iRemocon」については、コメント続きをご覧ください。


プレスリリース / NTTスマイルエナジー、グラモ 、2012年5月31日
日本初!“家庭向け”デマンドレスポンストライアル 『1kW LOVE』

20120531_01
-----image(”全体概要図”) : 同リリースより

" ~電力見える化と家電遠隔制御システムを用いて実施~

 株式会社NTTスマイルエナジー(略)、株式会社グラモ(略)は、日本で初めて、一般家庭を対象に遠隔リモコンを用いて家電の一斉制御等をすることで夏のピーク電力を抑制するデマンドレスポンスのトライアル 『1kW LOVE』を、平成24年7月2日(月)より実施いたします。

1.背景と目的
 5月10日の政府発表のとおり今夏も西日本エリアを中心に電力不足が懸念されており、電力消費量全体の3割を占める一般家庭においても、有効な節電手法が求められています。

 そこで、NTTスマイルエナジーは、電力不足が懸念される日のピーク時間帯に一斉に節電依頼を行い、それに呼応する形で節電いただくデマンドレスポンス(需要家応答)のトライアルを実施いたします。

 消費する側が節電し、しかもそれを一斉に多くの世帯で節電すればその分、ピーク電力を抑制することにつながります。仮に1kWの節電が1,000世帯集まれば1MW相当の発電と同等の価値があるともいえます。(節電分を発電と同価とみなす考え方をネガワットといいます)

 NTTスマイルエナジーは、本トライアルを通じ、デマンドレスポンスの効果の測定やサービス性の検証等を行うことを目的としています。

2.トライアル概要
 NTTスマイルエナジーが提供するサービス『エコめがね』とグラモが提供する『iRemocon』を用いた家電遠隔制御システムを利用したデマンドレスポンスのトライアルで日本初の試みとなります。また、NTTスマイルエナジーから遠隔で各ご家庭のエアコンの電源を制御し節電効果の測定をする等、サービス性の検証を行います。

(1)実施期間 平成24年7月2日(月)~平成24年9月28日(金)
(2)対象 関西地区を中心とした約300世帯
..........

3.トライアル内容
 電力需給の逼迫が見込まれる前日と当日にメールでご連絡差し上げ、以下のとおり遠隔からのエアコン制御をさせて頂いたり、自発的な節電を実施して頂きます。

20120531_02
-----image : 同リリースより

【節電量表示WEB画面イメージ】
 トライアル参加者様ごとに過去2週間のピーク電力をもとにした節電量を設定し、電気使用量や節電量等を見える化します。

20120531_03
-----image[”マイページ(ピーク電力量、節電量、達成カレンダー表示)”] : 同リリースより

また、トライアル参加者様の節電量を合計したものを、1つの「エコめがね節電所」として表現し、みんなで節電に取り組んでいただきます。

20120531_04
-----image[”エコめがね節電所ページ(トライアル参加の皆様の節電量の合計を表示)”] : 同リリースより

4.各社の役割
 NTTスマイルエナジー:デマンドレスポンストライアルの実施主体として、『エコめがね』を活用した電力利用状況計測や効果検証作業等
 グラモ:『iRemocon』を利用した家電の遠隔制御に関するシステム開発、運用

5.今後の予定
 本トライアルで得られた成果とお客様ニーズの検証、分析を実施し、ICTを活用した新たなエネルギー関連サービスの提供に取り組み、よりよいエネルギー社会の実現に貢献していきたいと考えております。
.......... "

関連
NTTスマイルエナジー : エコめがね

グラモ
- iRemocon
- iRemoconとは?
- iRemoconで節電対策!?
- 製品仕様

NTTスマイルエナジーとグラモ、「家庭向け」デマンドレスポンスのトライアル-----IT PRO,2012/05/31

NTTスマイルエナジー、太陽光発電状況の見守りやCO2排出権の価値化・還元も可能なクラウド型電力見える化サービス“エコめがね”を開始-----しなやかな技術研究会、2011/11/04

NTT西日本とオムロン、一般家庭の消費電力や太陽光発電システムの発電電力を「見える化」し省エネを支援サービスを提供する合弁会社を設立-----しなやかな技術研究会、2011/05/13


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2012/05/30

双日と明電舎、電鉄用回生電力貯蔵装置キャパポストを含む変電設備一式を、香港企業から受注

 双日と明電舎は、明電舎の回生電力貯蔵装置「キャパポスト」を含む、変電設備一式を、香港の地下鉄および鉄道ネットワークを運営する香港鉄路有限公司より受注したと発表しました。

 明電舎の電鉄用回生電力貯蔵装置キャパポストの海外での受注は初めてとなるということです。回生電力とは、電車の制動時のエネルギーで、通常であれば熱として環境中に廃棄されるだけのものです。その回生電力を吸収し再利用するしくみが、電鉄用回生電力貯蔵装置です。

今回の変電所一式の受注の特色ともいえる明電舎の回生電力貯蔵装置「キャパポスト」には、蓄電装置として電気二重層キャパシタモジュールが利用され、回生電力の有効利用により、変動の大きい電鉄負荷のピークカットに威力を発揮するということです。国内では、すでに実績があるこの技術で、消費電力を約1割削減が可能になるとのことですから、今後の電力の需給バランスの調整という課題の中で、大いに期待される技術です。

プレスリリース / 双日、2012年5月25日
双日と明電舎、香港で地下鉄向け変電設備一式を受注

120525_01
-----image(”明電舎の回生電力貯蔵装置「キャパポスト」”) : 同リリースより

"回生電力貯蔵装置「キャパポスト」を海外初受注、消費電力を約1割削減

 双日株式会社(略)と株式会社明電舎(略)は、香港を拠点とするジーテック社(GTECH Service Hong Kong Limited)と協力し、香港の地下鉄および鉄道ネットワークを運営する香港鉄路有限公司(MTR Corporation Limited、以下MTR社)向けに、鉄道変電設備を約25億円で受注しました。

 双日と明電舎が受注した機器は、変圧器や開閉装置、更には回生電力貯蔵装置「キャパポスト」など変電設備一式です。キャパポストの海外での受注は、今回が初めてとなります。このキャパポストは、明電舎が独自に開発した電気二重層キャパシタを使用した電力貯蔵装置で、変電所に設置されます。電車が制動(ブレーキ)をかける際、運動エネルギーを電気エネルギーに変換する事によって生じる「回生電力」を吸収し、他の走行中車両に供給することによって電力を再利用するものです。これにより、消費電力を約5%~10%削減(*1)し、CO2排出量の削減にも貢献します。
. 
 今回受注した機器は、MTR社が建設中(2015年開業予定)の地下鉄新路線である南港島新線(South Island Line)向けのもので、省電力効果の高い鉄道システムとしての評価を受け、同路線への採用が決定しました。建設中の新路線は、香港島のセントラル地域にあるアドミラルティ(Admiralty)駅からサウスホライズン(South Horizons)駅までを接続する全長約7キロの路線で、これにより香港島が初めて南北方向に地下鉄で接続されることになります。双日と明電舎は、アジア有数の鉄道事業者であるMTR社での採用を契機に、今後キャパポストの海外への拡販を進めていきます。
..........

(*1) 消費電力節約量については電車の運行本数、その他諸条件によって変化します。
.......... "


関連
双日と明電舎、香港で地下鉄向け変電設備一式を受注-----明電舎、2012年05月25日
- 明電舎 : 電鉄用回生電力貯蔵装置
- 2008年 西武鉄道(株)納入キャパポスト

参考エントリー
東京モノレール、川重の鉄道システム用地上蓄電設備新型ニッケル水素電池(ギガセルR)を導入-----しなやかな技術研究会、2012/05/25


おすすめエントリー

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2012/05/11

東京都、電力緊急対策として住宅用蓄電システムの補助事業の受付を開始

 東京都は、電力緊急対策として住宅用蓄電システムの補助事業の受付を開始すると発表しました。これは、東京都がこれまで実施してしてきた、平成23年5月27日策定の「東京都電力対策緊急プログラム」に、家庭の電力不足への対応及び防災機能の強化を図るために追加で設定されたものです。
 補助要件としては、国が実施する定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業における補助対象機器として認定されたシステム利用する必要があります。そして、都内に新規に設置された住宅用蓄電システム(戸建・集合、個人・法人等を含む)が対象となります。

 定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業における補助対象機器の数は、まだ少なく社としては、平成24年3月30日時点で、ソニー、パナソニック、エリ-パワ-の3社、7システムしか発表されていません。最近、さまざまな”家庭用蓄電システム”が発売されるような状況ですが、補助を受けるならば、対象機器かどうかについては、まめにチェックし該当機器を利用する必要があります。

平成23年度 定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金> 補助対象機器一覧-----環境共創イニシアチブ リチウムイオン蓄電池補助金事務局リスト(平成24年3月30日(金)更新に確認した内容です)

 あとは、今後こうした高価な機器を導入し利用するユーザーが、実際に省エネや停電時にどれぐらい活用し、効果があったのかについて、検証していく仕事も東京都にお願いしたいところです。

 医療、通信、映像、たまに冷蔵庫などの電力を絶対に確保したいという人が結構な数に上ると言われています。実際、小社は販売をしていないにも係わらず、問い合わせがありました。そのため、この補助の対象とは別にリストを作って、どんな機器があるのか、調べてみました。下の参考エントリーをご覧いただき、チェックしてみてください。補助対象機器が増えると考えますが、選定条件も知りたいところです。

プレスリリース / 東京都環境局、東京都環境公社、平成24年5月7日
電力緊急対策 住宅用蓄電システムの補助事業の受付を開始します

20m57500_01
-----image(”4 事業スキーム”) : 同リリースより

" 東京都では、平成23年5月27日策定の「東京都電力対策緊急プログラム」を踏まえ、家庭の電力不足への対応及び防災機能の強化を図るために、家庭における創エネルギー機器(太陽光発電システム、太陽熱利用システム、ガスコージェネレーションシステム)の導入補助を実施しています(http://www.tokyo-co2down.jp/sou-energy/)。

 このたび、東京都は、公益財団法人東京都環境公社と連携し、新たに蓄電システムの補助事業の受付を開始しますのでお知らせします。

1 受付開始
 平成24年5月8日(平成25年3月31日まで実施予定)

2 主な補助対象要件
 国が実施する定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業における補助対象機器として認められており、かつ都内に新規に設置された住宅用蓄電システム(戸建・集合、個人・法人等を含む)

3 補助金の単価
 定格出力1キロワットあたり10万円
.......... "

関連
東京都地球温暖化防止活動センター  : 東京都住宅用創エネルギー機器等導入促進事業(愛称:クール・ネット東京) 創エネルギー補助金担当
/ 蓄電システム

" .......... 事業概要
1.事業期間
平成24年度

2.主な補助対象要件
都内に住宅用蓄電システムを新規に設置された方 (戸建・集合、個人・法人を含む)

3.補助対象システム及び補助単価
対象システム 住宅用蓄電システム
補助単価 100,000円/kW

4.補助額の上限
対象システム 住宅用蓄電システム
戸建住宅で充電した電力を使用する場合 50万円
集合住宅で充電した電力を使用する場合 50万円(対象システムが各戸に設置される場合) 50万円に当該集合住宅の総戸数を乗じて得た額(対象システムが各戸に設置される場合を除く)

※ ただし、国及び区市町村等の補助金も併せて申請する場合は、補助対象経費から対象システムに対し、別途国等並びに公社が交付する補助金その他の給付金の額を控除した額又は上記金額のいずれか小さい額が上限となります。

5.事業の流れ
.......... "

参考
事業者向けはこちら

東京都
東京都中小企業振興公社 : 自家発電設備導入費用助成事業のご案内
- 電力確保に努める中小企業の皆様へ自家発電・蓄電池導入を支援します! 平成23年度緊急対策事業 中小企業向け電力自給型経営促進支援事業 電力自給型経営の実践を一層促進します-----東京都産業労働局、平成24年2月7日


環境共創イニシアチブ リチウムイオン蓄電池補助金事務局 : 定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金
- 定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金の一般申請開始のお知らせ-----経済産業省、平成24年3月30日

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2012/05/09

サンワサプライ、使用電力をtwitterに自動でつぶやくワットチェッカーを発売

 タップ型のコンセントに差し込んで使用する機器の消費電力を測れる電力量計の新式がサンワサプライから発売されます。測定したい機器の電源プラグを接続してボタンを押すだけで「電圧(V)」「電流(A)」「有効電力(W)」「皮相電力(VA)」「周波数(Hz)」「力率(PF)」「積算電力量(kWh)」「積算時間(H)」の8種類を簡単に測定でき、そのデーターを無線LANを通じて、インターネットにデーターを自動で送ります。データーは、ツイッターへの自動投稿ができ、そのつぶやきをデーターとして受け取ることができます。また、スマートフォン用の専用アプリでグラフ形式でも閲覧が可能です。大きさは、W60×D36×130mm(突起物含まず)。重さは、約145g。
 測定できる負荷は 15A・125V(1500Wまで)です。気になるのは、意外とこの計測器自身が電力を消費してしまうことです。消費電力  約9.5W とのことです。24時間となれば、結構な量になります。価格は、税込みで \29,400。ちなみに通信機能なしのモデル、TAP-TST7は、税込みで、\12,390。機器本体の消費電力はほぼ同じです。

 お値段も結構しますが、ネットで電気の消費量を把握できると便利なことがあります。出先から家族の電気の消費量がわかることで、安否確認にも利用できます。ちょっと気になるタップ式、家庭用電力量計りです。

プレスリリース / サンワサプライ、2012.03.01
使用電力をtwitterに自動でつぶやくワットチェッカー。いつでもどこでもスマートフォンで確認できる。

Taptst9_ma
-----image(”TAP-TST9”) : 同リリースより

"サンワサプライ株式会社(略)は、ワットチェッカーを使って測定した電力のデータを無線LANを介して「twitter」に自動で記録し、スマートフォンやパソコンでいつでもどこでも簡単に消費電力や電気料金を確認できるワットチェッカー「TAP-TST9」を発売しました。

 「TAP-TST9」は、機器を使用する際に発生する消費電力や二酸化炭素量を測定し、その測定データをtwitterに自動的に記録(投稿)することができる検電器です。スマートフォンやパソコンからいつでもどこでも簡単に電力の利用状況を確認することができます。

 本体を壁のコンセントに差し込み、測定したい機器の電源プラグを接続しボタンを押すだけで「電圧(V)」「電流(A)」「有効電力(W)」「皮相電力(VA)」「周波数(Hz)」「力率(PF)」「積算電力量(kWh)」「積算時間(H)」の8種類を簡単に測定できます。

 本体に無線LANを内蔵しているので、インターネットに自動に接続し、twitterに「電圧(V)」「電流(A)」「有効電力(W)」「積算電力量(kWh)」「電気料金(円)」「二酸化炭素排出量(kg)」の6種類の測定データを自動で投稿することができます。
 twitterへの接続設定は、iPhone・各社スマートフォンを使って、専用の無料アプリ「WattChecker Commander」をダウンロードし、無線LAN経由で手軽に行えます。専用アプリには、測定データのグラフ化や測定ポイントのMAP表示など便利な機能が付いているので大変便利です。

 このワットチェッカーを使うことで機器を使っていない間の消費電力がどれくらい発生しているのか、テレビやレコーダー、パソコン、プリンタ、ゲーム機など普段身の周りで使用している機器を測定することができ、ご家庭での待機電力を少なくする節約方法の1つとしてご利用いただけます。
また、日常で使用する電化製品などに使用することで、少し離れた場所で暮らす家族の安全・安否確認にも利用することができます。
..........
スマートフォンやパソコンから電力測定をチェックできる。省エネもTweetする時代へ。
ワットチェッカーTweet TAP-TST9 \29,400 (税抜き \28,000)
..........
無線LANインターフェースを内蔵し、インターネットへ自動接続します。
※屋内到達距離、約25~50m(障害物のない場合の最大)
..........


Taptst9_ft1l
-----image : 同リリースより

サイズ W60×D36×130mm(突起物含まず)
重量 約145g
..........
定格容量 15A・125V(1500Wまで)
..........
消費電力 約9.5W
※本体の消費電力は入力電圧が高くなると、比例して上昇します。
(本体の消費電流は測定結果と分離されています。)
.......... "

関連
サンワサプライ : ワットチェッカー
- ワットチェッカー > TAP-TST9

Taptst9_07
-----image : 上記サイトより

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2012/04/27

鹿島、自社鹿島赤坂別館にピーク時電力の20%以上の節電を可能とするデマンドレスポンスを導入

 今後私たちは、この単語「デマンドレスポンス Demand Response」を耳にする機会が増えるでしょう。この単語の意味は、電力網における需要に対応して需要家が電力消費を低減したり、他の需要家に余剰電力を供給したりする、需要応答という意味です。
 
 今回、鹿島が自社ビルである、鹿島赤坂別館に既存の建物に導入したとする「鹿島スマート電力マネジメントシステム」は、電力利用者が自身の電力利用において、その快適性を損なわずに使用電力を合理的に抑制することが可能で、なんとピーク時電力の20%以上を節電することを可能にする技術だといことです。

 今年私たちが直面する数パーセントから2割程度ピークに電力が不足するという危機にまさに、レスポンス(対応)システムといえます。今回は、自社ビル1社の実験ですが、短期には発電所増設は間に合わないという現実を考えれば、今年の夏、そしてここ数年間の焦眉の電力の需給調整にまさに必要とされる技術です。

 しかも、よく設計された「デマンドレスポンス技術(需要応答技術)」は、全自動節電制御で利用者(社、地域)にその不足を感じさせないという技術であるということです。
 今回鹿島が導入したシステムでは以下のような、制御を行っているということです。

”制御ロジック概要  外部サーバより天気予報、気温等の情報を取り込み、空調負荷予測を実施  任意の節電時間帯と節電量を設定  建物内での使用電力量をリアルタイムで計測し、節電量に応じた制御レベルの自動判定を実行  節電時間帯において働く人間の快適性に影響のない範囲で、照明の調光、空調温度の調整、コンセント負荷のON/OFFを実行し使用電力量の低減を実施  「デマンドレスポンスモード」と「省エネ節電モード」の選択が可能 ”

 原発の再稼動が電力の需給関係と比較されるこのタイミングで、是非鹿島さん、関電管内の企業に対して強力にプレゼンしてください。今年が無理でも、来年、再来年とここ数年予想される電力ピーク対策に他社のみなさんも、自身のもつすべての技術を駆使してこの日本社会における、省エネと需給調整の可能性をご提供ください。

 まあ、そんな可能性のある技術がここにあります。「デマンドレスポンス Demand Response」、需給応答という単語、みなさん、覚えておきましょう。だって、知らない、不便を感じないうちに数割の節電が可能かもしれない技術ですから。

プレスリリース / 鹿島、2012/04/26
「鹿島スマート電力マネジメントシステム」の開発・運用開始

26a4
-----image(上-”鹿島赤坂別館”、下-”デマンドレスポンスの概念”) : 同リリースより-----
26a1

" 鹿島赤坂別館で電力ピーク抑制を目的としたデマンドレスポンス制御の運用を開始


鹿島(略)は、電力のピークをビル側で自動的に制御して、ピーク時電力の20%以上の節電を可能とする「鹿島スマート電力マネジメントシステム」を開発し、このほど、自社ビルである鹿島赤坂別館に導入、3月より運用を開始しました。 需要家側における電力ピーク時の全自動節電制御を、既存の建物に導入したのは国内で初めてです。

開発の背景
 昨年3月11日に発生した東日本大震災以降、電力会社や政府の要請により、消費者や企業が電力ピーク時の節電を実施しました。当社においても、本社ビル群をはじめ、支店ごとに各種節電対策を実施し、需要抑制目標を上回る効果を達成しました。 今後も継続してピーク電力需要抑制を実行していくために、執務者の快適性を損なわずに使用電力を合理的に抑制する「デマンドレスポンス技術(需要応答技術)」を適用したシステムが社会的に求められています。

 当社がこれまで培ってきた様々な省エネ技術のノウハウと、昨年夏季以降の節電にて実施した節電エンジニアリングを一体化し、デマンドレスポンス自動制御として完成させたのが「鹿島スマート電力マネジメントシステム」です。 この度、当社所有の鹿島赤坂別館オフィスフロアに導入し、夏季及び冬季の電力供給に対応した電力マネジメント制御の運用を開始致しました。
...........
(※)デマンドレスポンス(DR:Demand Response、需要応答):電力網における需要(デマンド、特にピーク需要時)に応答して需要家が電力消費を低減したり、他の需要家に余剰電力を供給したりすること、またはそのような仕組みを指す。将来、電力会社が電力需要(デマンド)に応じた柔軟な料金制度(ダイナミックプライシング)を導入した場合、需要家は需要の調整により料金メリットを受けることが可能となる仕組み。

本システムの概要
 今回導入した「鹿島スマート電力マネジメントシステム」は、赤坂別館にて既に運用していたB・OAネット(情報ネットワークと設備ネットワークの統合システム)上の中央監視装置とBEMS(ビルエネルギー管理システム、Building and Energy Management System)を連携し、指定した任意の時間帯と節電量に応じて、あらかじめ設定したデマンドレスポンスレベルで自動的に最適な制御を行い、確実で正確な節電を実現するものです。 2011年夏季の節電時に実施した節電レベルと快適性に関するアンケート結果を基に、そこで働く人間の快適性を損なわない節電ロジックを構築し、節電時間帯と節電量を設定することにより、全て自動で最適な制御を実行するシステムです。

 本システムの運用により、電力ピーク時で20%以上の節電が可能となります。更に、従来管理者が手動で行っていた節電対策を自動化することにより、大幅な省力化を実現します。本システム装置は東光電気株式会社(本社:東京都千代田区)の協力により開発いたしました。

制御ロジック概要
 外部サーバより天気予報、気温等の情報を取り込み、空調負荷予測を実施
 任意の節電時間帯と節電量を設定
 建物内での使用電力量をリアルタイムで計測し、節電量に応じた制御レベルの自動判定を実行
 節電時間帯において働く人間の快適性に影響のない範囲で、照明の調光、空調温度の調整、コンセント負荷のON/OFFを実行し使用電力量の低減を実施
 「デマンドレスポンスモード」と「省エネ節電モード」の選択が可能


26a2
-----image(”赤坂別館デマンドレスポンス制御概念図”) : 同リリースより

26a3

-----image(”デマンドレスポンスによる電力削減の概念図”) : 同リリースより

本システムの特長
 鹿島の豊富な省エネ技術と、昨年の節電対策に関するアンケート結果を基に制御ロジックを構築。働く人間の快適性を損なうことなく確実な節電を実施し、電力ピーク時で20%以上の節電を可能とする。
 将来のダイナミックプライシング(時刻別電力料金設定)に対応した任意時間帯、節電量の設定が可能である。
 新築建物以外に中央監視、空調・照明制御を備えた既存建物にも導入が可能である。

今後の展開
 今後は本システムにより、ピーク電力抑制を合理的かつ確実に実施して社会の要請に応えることはもちろん、赤坂別館において実証データを蓄積し、システムをブラッシュアップしていく方針です。 また、既存の建物への導入が容易であることから、今後、主要な社有施設へ適用していく他、広く得意先へも提案していくことにしています。

導入建物概要
■鹿島赤坂別館
所在地 : 東京都港区赤坂6丁目5番地11号
用途  : 事務所、住宅
設計  : KAJIMA DESIGN
規模  : SRC・S造、地下2階/地上15階(事務所1~9階)
延床面積 : 33,350.7m2
建物竣工年月 : 2007年7月
.......... "

関連
鹿島/ピーク時電力20%以上節減/自動制御システム開発、自社ビルで運用開始-----建設工業新聞、4月27日

おすすめエントリー

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