2016/03/10

ピースボートのエコシップ新造計画?! ハイテクセイル装備

 世界一周の船旅で知られるピースボートに新造船? しかも、その新造船は、スーパーエコシップらしい。前から、ツィッターのハッシュタグ #ecoship に見慣れない船が現れているのを見て、いつか情報をチェックしようと考えていました。そして、よく見たら、ピースボートが新造船、それもスーパーエコシップを建造する計画を発表、すでに2020年の4月出航の第一回目の航海の募集も始まっていた! まあ、すごい情報を知らなかったということで、、、

ピースボート 第1回エコシップ船旅 申込-----百趣味X百旅ブログ版 百の楽しみ運ぶ 百趣味ブログ、2016/1/30

 募集の様子は、上のブログにちらしが掲載されているので、是非チェックしていただきたい。ここでは、この船に注目してまずは、ピースボート・エコシッププロジェクトのサイトから情報を集めてみます。

March 2016: Seatrade Cruise Global and Green Ship Technology Conference------February 16, 2016,Peace Boat Ecoship Project
Pb_ecoship_hp
-----image : 同ホームページ

 上のリリースでは、まさにこれからアメリカ(3/14-17 Seatrade  Cruise Global)とデンマーク(3/15-18 13th Annual Green Ship Technology)の船に関するイベントでなんらかの発表があるようです。正式の建設計画がアナウンスされるか、注目しましょう。

 次にデザイン、性能に関する情報です。Peace Boat Ecoship ProjectのEcoshipの頁からの情報によると、デザインは多数の船のデザインを手がける、スペインのオリバー・デザイン社が担当するとあります。参考記事(WEB Cruise)によると、「プロジェクト・リーダーにスペイン船社プルマントゥールの元社長で造船工学博士のアンドレス・モリーナ・マルティ氏」をむかえているとあります。同WEB Cruiseによると、総トン数5万トン、全長224メートル、乗客定員1,500人、客室数760室。
 性能に関しては、水、空気環境については循環を徹底した画期的な省エネ仕様。バイオ燃料を使い。さらにデッキに6000m2 太陽電池を設置、740kWpの出力規模の発電設備を備えているとあります。一番注目したのは、10本のコンピューター制御の帆。もちろん帆布製ではなく、最新の軽量素材により、全体で 40%の省エネ性能の実現を風の力を利用してバックアップするとのことです。興味深い姿と性能です。

 ハイテクセイルについては、コメント続きをどうぞ。

関連
Peace Boat Ecoship Project
/ Ecoship / Peace Boat Eco-Ship Design Charrette Hamburg April 12-14, 2014

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-----image : Ecoshipより

Oliver Design


参考
ピースボート「エコ・シップ」構想、2018年就航目指す-----WEB Cruise、2013/11/11

".....総トン数5万トン、全長224メートル、乗客定員1,500人、客室数760室。2018年就航を目指し、資金は一般から募るとしている。.....風力発電と太陽光発電を兼ねる格納式の10枚の帆は合計2,800平方メートル。太陽光発電により年間1,000メガワット以上を出力.....プロジェクト・リーダーにスペイン船社プルマントゥールの元社長で造船工学博士のアンドレス・モリーナ・マルティ氏(写真右端)を迎え....."


コメント続き
 風の力を利用した貨物船や客船というテーマを世界中でさまざまな取り組みがあります。日本でも研究がおこなわれています。商船三井のPower Assist Sailプロトタイプは、全高 27.5m、帆高 20.0m、帆幅 10.0m、帆面積 200m2、総重量 約60トン、駆動方式 油圧式で、3割から4割の燃料焚き減らし効果を狙っています。

政府、商船三井や東大などと連携し、風力で航行する大型船の開発へ動き出す-----しなやかな技術研究会、2013/12/03

 東京大学の帆主機従ハイブリッド船「ウィンドチャレンジャー」という研究もあります。こちらは、、巨大な伸縮可能な硬翼帆(高さ50m、幅20m、面積1,000m²)を10あまり搭載した大型船の研究プロジェクトです。

 さらに、海外に目を移すと、Skysailsがありました。漁船や貨物船を巨大な凧でけん引する驚きのプロジェクトです。

ドイツの大型船用の帆システム、スカイセイル SkySails が漁船で使われはじめました / YouTubeから-----しなやかな技術研究会、2010/04/09

 さらに、日本郵船の NYKスーパーエコシップ2030という、ハイテク帆を装備したコンセプトデザインも発表されています。

 さて、ピースボートのエコシップ計画。心から進むことを祈りつつ発表を待ちます。

Peace_boat_eco_ship
 

参考2
Skysails – Plus – Top 10 Green Ship Designs-----gcaptain、September 26, 2010

B9 Shipping、ポスト化石燃料の時代、最新型三本マストのバイオガス駆動の大型貨物用帆船の復活のとき?-----しなやかな技術研究会、2011/03/09


2016/3/10 のしなかな技術研究会のクリッピング

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2013/12/09

進む福島県沖浮体式洋上風力発電機開発。コストと技術的な課題の克服へ

 本日、注目度の高い福島県沖浮体式洋上風力発電機開発に関して、2本の記事をアップしました。


環境省、福島県沖の浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の7MW機2基建設に関する意見書を提出-----ソフトエネルギー、2013/12/09

1/4コスト削減を目指す、福島県沖浮体式洋上風力発電機開発-----自然エネルギー、2013/12/09


 大型化が必須といわれる洋上風力発電の世界に、”いきなり大型”で挑む日本の各プロジェクトから目がはなせません。

 環境省の2MW機のコスパについても興味があります。環境省さん! ただ作ったで終わらないようにしてくださいね。

長崎県五島沖に世界初の2MW Hybrid Spar型浮体式洋上風力発電機が登場!-----ソフトエネルギー、2013/11/06


参考エントリー
浮体式洋上風力発電 Floating Wind Turbine 再生可能エネルギーまめ知識

"2012年6月、五島沖の浮体式風力発電実証試験の第一段階100kW機によるテストが開始されました。"

- p2
"国内では、福島県沖で2012に2MWのダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基と、世界初となる66kV 浮体式洋上サブステーションおよび、海底ケーブルを設置する事業が開始されています。成果が上がれば、世界的にみても例のない浮体式風力発電の大型プロジェクトとなります。"

"2013年10月、五島沖の浮体式風力発電実証試験の第二段階2MW機によるテストが開始されました。"

"国内では、福島県沖で2014年から、7MW機による実証実験が予定されています。"

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2013/07/02

北九州市沖で、2MW着床式洋上風力発電機の実証試験がはじまりました

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NEDOと電源開発、北九州市沖 2MW着床式洋上風力発電機の実証運転を開始-----ソフトエネルギー、2013/06/28

 NEDOと電源開発が共同で進める、福岡県北九州市沖約1.4kmの海域に設置された、着床式の2MW洋上風力発電機が、6月27日付けで実証運転を開始しました。これにて、わが国も洋上風力発電に本格的に取り組むという話になるといいですね。狭く急峻な地形、そして人が住む場所や、自然環境的な問題を抱えることが多い陸上の風力発電にはない、可能性、そして問題が明らかになり、そして産業としても広がることに期待しています。

 日経にこんな記事が上がりました。

風力発電、周辺産業に追い風…部品から金融まで -----日本経済新聞、2013/7/2

"欧米や中国に比べ出遅れていた日本の風力発電産業がようやく成長軌道に近づいている。
.......... "

 日本の洋上は、欧州の北海ほど強い風が吹かず、台風には備えなければならないという指摘は昔からあります。着床式では、欧州勢は一回り半は先をいっています。コスト的な問題、技術的な問題、日本の技術や産業が直面する問題の解決は、一筋縄ではいかないと思います。

 しかし、原子力発電には地殻変動リスクが常につきまとうわが国の特殊な事情を考えると、洋上風力発電所の建設は必要だと思います。とはいえ、先行する欧州から学ぶこともできるのですから、適切に手当てできれば、可能性は大だと考えています。

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2012/03/14

今日の図版: #PlanetSolar Expedition Map / Twitterから

関連エントリー
プラネットソーラー PLANETSOLAR、ソーラー船での世界一周までのこり約2000km!-----再生可能エネルギー GreenPost,2012-03-14

プラネットソーラー PLANETSOLAR 、香港に到着-----自然エネルギー、2011/08/18

プラネットソーラー PLANETSOLAR、太陽光発電による世界一周航海の旅に発進-----しなやかな技術研究会、2010/10/04

・Twitter greenpost : スイス製ソーラーボートついに世界一周の旅に出港 !-----swissinfo http://bit.ly/9C73L1 "9月27日午後、モナコ港から世界一周の旅に向け出港" #PLANETSOLAR #ecoship #renewsolar #pv #solarboat

プラネットソーラー PLANETSOLAR、世界初の大型ソーラー船を2月25日に公開。2011年4月から世界一周の旅へ-----しなやかな技術研究会、2010/03/04

-----[ twilog greenpost : #PLANETSOLAR ]-----

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2011/12/22

NEC、NTTコミュニケーションズなどの、アジア9カ国をつなぐ大容量光海底ケーブルプロジェクト APGの海底敷設を受注

 急激に経済、政治的な影響力で拡大するアジア、政治、資源などで多くの課題をかかえてはいえても、その急激なこの地域の発展とともに、まずは通信の分野での関係の強化が進んでいきます。

 NTTコミュニケーションズ、KT(韓国)、中華電信(台湾)など企業が参加し、日本、韓国、中国、台湾、香港、シンガポール、ベトナム、タイ、マレーシアの9つの国を結ぶ大容量光海底ケーブルプロジェクト、Asia Pacific Gateway(APG)プロジェクトにおいて、NECがケーブルの海底敷設工事を請け負うと発表しました。

 海の上では、領海、国境が問われていても、一本の線はつながっていく。ちょっと希望のもてる話なので、クリッピングしておきます。このAPGは、最新の40Gbps伝送技術を導入し、さらに、将来の100Gbps伝送技術の適用を見据えた設計となっているということです。NECさん、ぜひケーブル敷設作業の様子のビデオクリップを公開してください。(2t)
 
プレスリリース / 日本電気、2011年12月20日
NEC、日本と東南アジア諸国を結ぶ「APG」海底ケーブルプロジェクト契約を締結

Necapgcable
-----image : 同リリースより

" 日本電気株式会社(以下 NEC)はこのたび、日本とアジア諸国を結ぶ大容量光海底ケーブルプロジェクト「Asia Pacific Gateway(以下 APG)」の建設請負契約に調印しました。発注者はNTTコミュニケーションズ(日本)、KT(韓国)、中華電信(台湾)を含む国際コンソーシアムで、アジア域内の9つの国・地域を結ぶ予定です。調印式は本日、中華人民共和国の北京市内で執り行われました。

「APG」は、最新のデジタルコヒーレント技術(注1)並びにOADM技術(注2)を導入した一波長当り40ギガビット/秒(Gb/s)の伝送容量を有するシステムです。総延長は10,400kmとなる予定で、日本(千葉県新丸山(南房総市)並びに三重県志摩(志摩市))、シンガポール、中国、香港、韓国、マレーシア、台湾、タイ、およびベトナムを接続します。当システムの建設によって、北東アジアと南東アジア間の通信需要を満たせる予定です
なお、敷設ルートは別紙をご参照ください。

NECは、過去30年以上にわたり、海洋システム事業を手掛けており、世界の海底ケーブルベンダーのトップスリーの1社です。とりわけ日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有しています。NECは、このたびの受注について、これまでの豊富な実績、最先端の技術力、およびプロジェクト遂行力が高く評価されたことによるものと考えております。

NECは、海洋システムをキャリアネットワーク事業における重点領域の1つに位置づけており、今後も継続強化を図ってまいります。
......... "

関連
アジア最大級の設計容量を持つ光海底ケーブル「Asia Pacific Gateway」の建設について-----NTTコミュニケーションズ、2011年12月20日

" NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、最近の国際間トラフィックの急増に対処と国際ネットワークの信頼性強化に対応するため、各国主要キャリアと共同で、アジア域内を結ぶ新しい大容量光海底ケーブル「Asia Pacific Gateway」(略称:APG)を建設することに合意し、2011年12月20日に建設保守協定に調印(*1)いたしました。

東南アジアを含むアジア域内では、各国の市場拡大に伴い、クラウドサービスの拡大や、インターネットや企業向けネットワークサービスなどの、広帯域な国際通信に対する需要が増大しています。また、ケーブル故障が発生した際、お客さまの重要な通信に与える影響を最小限に食い止めるため、複数のルートを有する信頼性が確保されたサービス提供が求められています。

APGは、大容量を効率的に伝送できる最新の40Gbps伝送技術を導入し、さらに、将来の100Gbps伝送技術の適用を見据えた設計としています。また、ケーブル故障の原因となる地震や台風などの発生地域を回避できるルートを考慮し、より信頼性の高い光海底ケーブルを建設します。

NTT Comは、建設中の低遅延、高信頼の光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」に加え、APGの共同建設に参加することにより、アジア域内の保有ケーブル容量をさらに強化するとともに、複数のケーブルルートを提供することで冗長性を確保し、より信頼性の高い国際ネットワーク、クラウドサービスをお客さまに提供していきます。

【APGの概要】
・名称: Asia Pacific Gateway (アジア パシフィック ゲートウェイ)
・総設計容量: 54.8 Tbps
・陸揚げ予定地: 日本、韓国、中国本土、台湾、香港、シンガポール、ベトナム、タイなど
・参加企業: NTT Com、Chunghwa Telecom、KT Corporation、その他、中国、シンガポール、ベトナム、タイの通信会社など
・運用開始予定: 2014年6月
.......... "

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2011/09/14

全球海洋観測アルゴ計画、観測ブイ Argo floats で海洋の酸性度の観測を開始

 2000年にスタートした全自動海洋観測ブイによる、国際的な全球海洋観測プロジェクトであるアルゴ計画は、これまで全世界の海で3000以上の観測ブイにより、水温・塩分の鉛直分布を計測、世界的な海洋観測データーを日々蓄積してきました。
 観測ブイ、アルゴフロート Argo floats は、黄色の約150cmの長さです。この観測ブイは、「浮力を調整する機能を内蔵し、予め設定された漂流深度(通常1000m)まで沈みます。一定期間(通常10日間程度)その深さで漂流した後、いったん観測最深層(通常2000m)まで降下してから海面に向かって浮上します。最深層から海面に浮上する間に水温や塩分等の鉛直分布を観測し、 海面浮上後にアンテナから電波を発射して衛星経由で観測データを伝送」することができます。

 今回、アメリカ海洋大気庁(NOAA)とカナダの研究者らのグループは、このアルゴフロート Argo floatsで、海水の温度、溶存酸素、酸性度、全炭酸量のデーターから、海洋酸性度を計算する手法を確立したと発表しました。これにより海水の温度変化、二酸化炭素が海洋に吸収されることによる酸性化のメカニズムを解析、生物や海洋の環境調査に役立てるということです。

プレスリリース / NOAA,September 2, 2011
Argo floats help monitor ocean acidity

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-----image(”Dave O’Gorman prepares to deploy a PMEL Argo float off of the R/V Wecoma in 2007.-Credit: ARGO/NOAA”) : 同リリースより

" Scientists can now remotely monitor the ocean’s changing chemistry with help from some of the five-foot-tall Argo floats that drift with deep ocean currents and transmit data via satellite back to land. A new and innovative method shows how readings of the acidity (pH) and total carbon dioxide (CO2) content of seawater can help scientists understand changes in the chemistry of the world’s ocean.

A U.S.-based research team and their Canadian colleagues developed the new approach by determining the relationships between seawater temperature, oxygen, pH and CO2 from observations collected on previous ship-based expeditions in the region in the last five years. These relationships were then applied to high-resolution observations of temperature and oxygen collected by an Argo float deployed in the North Pacific in early 2010.
..........
The journal Geophysical Research Letters published the new method today. The authors are from NOAA’s Pacific Marine Environmental Laboratory in Seattle, JISAO, and colleagues from the Department of Fisheries and Oceans in British Columbia and Quebec, Canada.

To determine pH and total CO2 content, scientists need measurements of dissolved oxygen concentration; about 10 percent of the floats have the sensors that can measure dissolved oxygen.
..........
The ocean’s absorption of CO2 causes the level of acidity in seawater to rise. This process, called ocean acidification, can have adverse effects on organisms that form calcium carbonate shells, such as corals, mussels, oysters, and feed stock for salmon like pteropods. The NOAA scientists and researchers at the University of Washington will continue investigating how organisms are impacted by these conditions.

Argofloats_may2011

-----image(”NOAA scientists use data from some of the floats in the Argo array to monitor changes in ocean chemistry.”-Credit: NOAA) : 同リリースより "

関連
アルゴ計画・日本公式サイト / アルゴ将来構想検討会

海水温の上昇は、'93-08の16年間で0.1度上昇の意味。Natureに世界的な海洋観測プロジェクト、アルゴ計画のデーター解析が発表されました-----しなやかな技術研究会、2010/06/02

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2011/08/24

ノルウェーのウェスティン ULSTEIN グループ、ユニークな船体の洋上風力発電機敷設船 Windlifter のデザインを公開

 ノルウェーのウェスティン ULSTEIN グループが、X-Bowというユニークな船殻デザインの洋上風力発電機敷設船 Windlifter のデザインを公開しました。X-Bowという船殻デザインのメリットは、以下のビデオクリップをご覧ください。

参考動画
Ulstein X-Bow trailer

mcdonald3072, 2009/07/12 )

 働く機械、船のデザインが好きです。この得意な船首のデザインが気に入りました。
 このX-Bowというデザインを採用した洋上風力発電機敷設船 Windlifter の具体的な動きを見ると、世界中で計画されている巨大な洋上風力発電所の開発計画にこうした船が使われる未来というのも、あながち遠いことではない気がします。
 正直なところ、ユニークな船体に何本もの巨大な風力発電機を荒海の中で実際に敷設することができるのか、、、なんて考えてしまいましたが、クレーン方式の巨大風力発電機の敷設船は世界の他社でも行われています。いずれ紹介できると思いますが、なかには同じようにユニークなデザインのものがあります。
 造船、洋上プラットフォーム、あらゆる海上での作業という産業は、ヨーロッパで実を結び、やがては世界の洋上風力発電所の建設地で活躍することになるのかもしれません。

プレスリリース / ULSTEIN,2011.08.10
ULSTEIN SETTING UP A NEW COMPANY

Sx102windlifter
-----image(“Tomorrow's solution” with both the X-BOW R hull line design and the mission equipment onboard.) : 同リリースより

" ULSTEIN has established a new company, Ulstein IDEA Equipment Solutions. This company will take over the activities of former IDEA Heavy Equipment a Dutch company that ULSTEIN has cooperated with in recent years.

Ulstein IDEA Equipment Solutions will be engaged in the development and manufacturing of innovative mission and interface equipment on board vessels, mainly working in demanding markets such as offshore and dredging. ULSTEIN holds a majority interest in the new company and COO Tore Ulstein in Design & Solutions says that this establishment is part a part of ULSTEIN’s long term strategy:
..........
Close operation with the Global Sales Network of ULSTEIN will ensure that the new companies skills, knowledge and equipment can be sold to the far corners of the world.
.......... "

関連
Windlifter by IDEA-BV and Ulstein / How It Works

Windlifterhowitworksu
-----image : 上記サイトより

IDEA Heavy Equipment B.V. / idea-brochure

Folder10ideafolder_klein2
-----image : 上記サイトより

Ulstein Group / X-BOW(R)

Ulstein_xbow
-----image : 同リリース「X-BOW(R) product sheet」より

Ulsteinlab

Ulstein Establishes New Company, Ulstein IDEA Equipment Solutions (Norway)-----offshorewind.biz,Aug 10th, 2011

FSX Bourbon Orca X-BOWR

(deltasimstudio, 2008/06/25)

コメント続き

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2011/08/09

ウェザーニューズ、北極海北東航路、史上最速で開通と発表

 ウェザーニューズは、北極海の海氷が最速ペースで減少し北極海北東航路が史上最速で開通と発表しました。リリースでは、「北極海航路が開通すれば、従来スエズ運河を通る場合に比べ、アジア-欧州の航海距離が3分の2になり、世界の物流に大きな影響」という北極海をめぐる新たな世界の関心事も触れ、開設しているGlobal Ice Centerを通じて北極海の海氷と北極海航路についての情報を提供するとのことです。

 8月3日にNational Snow and Ice Data Center(NSIDC)が、北極海の海氷の状況が7月としては過去最高のペースで溶けていると発表し、大きな話題になっていました。北極海航路の開通は、物流とエネルギーという側面から関係各国の利害関係やロシア北部の港湾およびヨーロッパとの物流ルートの開発などにより、関係地域の政治、経済、安全保障上の大きな問題になることを懸念する声も強く、気候変動およびエネルギー問題にとっても新たなテーマになると思われます。

プレスリリース / ウェザーニューズ、2011年08月08日
ウェザーニューズ Global Ice Center発表 北極海北東航路、史上最速で開通

110808
-----image(”2011年8月5日北極海航路の状況と、これまでの開通期間(Global Ice Center調べ)”) : 同リリースより

" 北極海の海氷が最速ペースで減少

株式会社ウェザーニューズ(略)のグローバルアイスセンターは、地球温暖化による気温、海水温の上昇傾向を背景に、北極海の海氷融解が史上最速ペースで進んだことにより、8月5日にアジアと欧州を結ぶ海のルートである北極海 北東航路(ロシア側)が開通したと発表しました。これは、平年より一ヶ月早く、史上最速での開通となります。 当アイスセンターでは、北極海と北極海航路の最新の情報を当アイスセンターウェブサイトを通じて公開していきます。

Global Ice Center: http://weathernews.com/GIC/
..........
・【ウェザーニューズの取り組み】
 近年、地球温暖化の影響により北極海の海氷が減少傾向にあり、北極海域における資源の開発、輸送が活発化しつつあります。北極海航路が開通すれば、従来スエズ運河を通る場合に比べ、アジア-欧州の航海距離が3分の2になり、世界の物流に大きな影響を与えます。当社グローバルアイスセンターは、全世界の海氷を常時監視・把握、解析、予測することにより、地球温暖化の影響で減少していると言われている海氷の状況をリアルタイムでモニタリングするとともに、海運会社の北極海域をはじめとする氷海の運航を支援しています。また、来年には、北極海をはじめとした世界中の海氷を高頻度でモニタリングする独自衛星「WNI衛星」の打ち上げを予定しています。

・【今年の北極海の海氷傾向】
 北極海の海氷域は、冬に凍って拡大し、夏に解けて縮小するという季節変化を繰り返していますが、夏の最小面積が年々減少傾向にあることがわかっています。この傾向はここ数年で顕著に現れており、地球温暖化の影響と考えられています。 今年の夏も、北極海の海氷は早いペースで減少しています。グローバルアイスセンターの解析によると、2011年7月の平均海氷域面積は703万km2で、これまでの最小であった2007年をわずかに下回り、7月としての最小面積を更新しました。 今年の海氷の特徴は、東半球側(ロシア側)での融解が進んでいることです。それにより、8月8 日には、ロシア沿岸付近に残っていた海氷が融解し、北極海北東航路が全面的に開通したことが、衛星データの解析によって確認できました。北東航路の開通は昨年に続き2年連続で、史上4度目の開通です。これまでの開通開始時期は8月下旬から9月中旬頃でしたが、今年は8月初旬というこれまでで最も早い時期の開通となりました。

・【北極海の海氷減少の理由】
 今年の海氷がこれほど減少している理由としては、地球温暖化による気温や海水温の長期的な上昇傾向を背景として、北極海上の風による海氷の流れが、海氷の融 解を促すパターンになっていることが挙げられます。特に、北東航路側のラプテフ海付近では、冬から春にかけて海氷が散らばる傾向にあり、いつもより薄い氷が広がっている可能性が高かったために、夏の融解が例年以上に進むことが、4月までのデータを元に予測されていました(※下註)

・【今後の見通し】
 北極海の海氷は9月まで減少を続け、その間、北東航路の開通は維持される見通しです。開通開始時期が早いために、開通期間もこれまでで最長となることが予想 されます。また、例年9月に記録される今年の最小海氷域面積は、過去最小であった2007年を下回る面積となる可能性もあります。グローバルアイスセン ターでは、ウェブサイト(http://weathernews.com/GIC/)で北極海の海氷と北極海航路についての最新の情報を、
「Arctic Sea Weekly Report」として毎週火曜日に公開する予定です。

※ 東京大学大学院新領域創成科学研究科 山口研究室による解析
(http://www.1.k.u-tokyo.ac.jp/YKWP/2011arctic.html)
.......... "

Global_ice_center
----image : Global Ice Center


関連
気象庁 : 海氷域面積の長期変化傾向(全球)

国際北極圏研究センター 北極圏研究
/ 海氷面積情報
" 最新海氷面積: 6,174,375 km2(2011年8月7日時点) "
/ AMSR-E 北極圏海氷モニター

Arctic sea ice at record low for July-----National Snow and Ice Data Center(NSIDC),August 3, 2011
20110803_figure2
-----image(”Credit: National Snow and Ice Data Center”) : 上記リリースより

" Figure 2. The graph above shows daily Arctic sea ice extent as of August 2, 2011, along with daily ice extents for previous low-ice-extent years. Light blue indicates 2011, dashed green shows 2007, dark blue shows 2010, purple shows 2008, and dark gray shows the 1979 to 2000 average. The gray area around the average line shows the two standard deviation range of the data. Sea Ice Index data. "

参考エントリー

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2011/07/06

海洋研究国際計画(IPSO)、かつてない海洋生物の大量死の危機を警告

 海洋研究国際計画(International Programme on the State of the Ocean=IPSO)は、今年の4月にオックスフォード大学で開催された海洋専門家による最近研究の成果をまとめた報告書「International Earth system expert workshop on ocean stresses and impacts」を公開しました。このリポートでは、海の環境を悪化させる要因は温暖化、酸性化、低酸素化の三つだとし、いずれも人間活動が直接的にもたらしたものだとしている。これらの複合的な研究は、近年行われたもので、それにより、現在の海洋生物のおかれた状況は、深海ですでに発生している種の絶滅に象徴されるように、かつてない規模での海洋生物の大量死の危機を警告するものとなった。地球の歴史において、こうした海洋生物の大量死は、5500万年前にもあり、深海生物の50%以上が死滅したそうです。

 重要なポイントは、海の酸性化へつながる連鎖反応は、地球の気候系に大量の二酸化炭素が流入することが発端となると指摘していることです。さらに、人間が吐き出す化学物質による海洋汚染や漁業の影響もあり、海洋全体がかつてない危機に面しているとのことです。なかでも海洋汚染(窒素を多く含む化学肥料や病原菌、環境ホルモン)によるサンゴ礁の死滅などは、日本でも現実に起こっていることです。
 この海洋生物の大量死の可能性は、今まさに拡大しつつあり、現在のわれわれが時間をかけて対策を取れる最後の人間となるという指摘と認識は、この水の惑星と生命の生存の運命を左右するものです。

 今回のリポートは、暫定バージョンですが、今後の国際的な研究の基礎となるものです。

プレスリリース / International Programme on the State of the Ocean 海洋研究国際計画(IPSO),June 20th 2011
MULTIPLE OCEAN STRESSES THREATEN "GLOBALLY SIGNIFICANT" MARINE EXTINCTION /

" Multiple ocean stresses threaten “globally significant” marine extinction

An international panel of marine experts warns in a report released today that the world’s ocean is at high risk of entering a phase of extinction of marine species unprecedented in human history.The preliminary report arises from the first ever interdisciplinary international workshop to consider the cumulative impact of all stressors affecting the ocean. Considering the latest research across all areas of marine science, the workshop examined the combined effects of pollution, acidification, ocean warming, overEfishing and hypoxia (deoxygenation).

The scientific panel concluded that:
-The combination of stressors on the ocean is creating the conditions associated with every previous major extinction of species in Earth’s history
-The speed and rate of degeneration in the ocean is far faster than anyone has predicted
-Many of the negative impacts previously identified are greater than the worst predictions.
-Although difficult to assess because of the unprecedented speed of change,the first steps to globally significant extinction may have begun with a rise in the extinction threat to marine species such as reefEforming corals
.......... "

関連
State of the Ocean: An Overview

(stateoftheoceanweb, 2011/06/19)

International Programme on the State of the Ocean(IPSO) / MULTIPLE OCEAN STRESSES THREATEN "GLOBALLY SIGNIFICANT" MARINE EXTINCTION

State_of_the_oceanco2ecosystem
-----image : 「The Earth System - IPSO INTERCTIVE GRAPHIC」より

" A high-level international workshop convened by IPSO met at the University of Oxford earlier this year. It was the first inter-disciplinary international meeting of marine scientists of its kind and was designed to consider the cumulative impact of multiple stressors on the ocean, including warming, acidification, and overfishing.

The 3 day workshop, co-sponsored by the International Union for Conservation of Nature (IUCN), looked at the latest science across different disciplines.

The 27 participants from 18 organisations in 6 countries produced a grave assessment of current threats ? and a stark conclusion about future risks to marine and human life if the current trajectory of damage continues: that the world's ocean is at high risk of entering a phase of extinction of marine species unprecedented in human history.
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Report Summary: long version / shorter version
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Case Study 1: The potentially deadly trio of factors ? warming, acidification and anoxia ? affecting today's oceans, by Professor Jelle Bijma, Marine Biogeosciences, Alfred Wegener Institute for Polar and Marine Research. Watch his explanation, beginning with the growing problem of anoxia, or dead zones, in the ocean.
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Case Study 2: End of paradise: Coral reefs facing multiple attacks, by Ove Hoegh-Guldberg , Director, Global Change Institute, University of Queensland
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Case Study 3: Pollution and Marine Species: new challenges of an old problem by Professor Tom Hutchinson, Centre for Environment, Fisheries & Aquaculture Science (CEFAS)
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Case Study 4: Vanishing Resource: The Tale of the Chinese Bahaba by Dr William Cheung, Lecturer in Marine Ecosystem Services, School of Environmental Sciences at the University of East Anglia
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Multiple ocean stresses threaten “globally significant” marine extinction-----International Union for Conservation of Nature and Natural Resources(IUCN),20 June 2011(IUCN日本委員会)

IPSO - Every Second Breath-----IPSO Blog, 21 JUNE 2011

海洋生物大量死の危機、5500万年ぶり 専門家集団-----AFP BB News,2011年06月21日

"Shocking" New Report Confirms Threats to World's Oceans and Reefs-----World Resources Institute,June 22, 2011

Ocean Ecosystem Heading for Mass Extinction: IPSO Study-----Goindocal,Jun. 21, 2011

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2011/02/17

世界資源研究所 WRI、世界の海のデッドゾーン-富栄養化・貧酸素海域マップを公開

 世界資源研究所 WRI と海洋科学バージニア研究所 Virginia Institute of Marine Science(VIMS)の研究グループは、世界の海のデッドゾーン-富栄養化・貧酸素海域マップを公開しました。世界の海では、富栄養化・貧酸素海域が広がっているとされていますが、個々の国のデーターはあっても、世界規模で閲覧、情報を収集できるサイトはありませんでした。今回、貧酸素の「デッドゾーン」海域530ヶ所以上と富栄養化海域228ヶ所に関する情報をインタラクティブマップで確認しながら、情報を集め、研究者であれば、情報をアップすることもできるようになりました。
 世界規模で広がる、海のデッドゾーンに関する情報の共有化が期待されます。

プレスリリース / World Resources Institute,January 20, 2011
New Web-Based Map Tracks Marine “Dead Zones” Worldwide

" Research Identifies 530 Coastal “Dead Zones” and 228 Marine Eutrophic Sites
New research by the World Resources Institute (WRI) and the Virginia Institute of Marine Science (VIMS) identifies more than 530 low-oxygen “dead zones” and an additional 228 sites worldwide exhibiting signs of marine “eutrophication.” Eutrophication occurs when water bodies are over-fertilized by nutrients that are washed into surface waters from farms and urban areas.

Analysts at WRI and VIMS have compiled the information into a web-based “one-stop shop” that provides a global database and interactive map of affected areas, as well as links to articles, photos, and other resources. The website-“Eutrophication and Hypoxia: Nutrient Pollution in Coastal Waters”- is at www.wri.org/eutrophication.
.......... "

関連
WRI : Eutrophication and Hypoxia | World Resources Institute / Interactive Map of Eutrophication & Hypoxia
Wrieutrophication_n_hypoxia
-----image : 上記サイト

New web-based map tracks marine “dead zones” worldwide-----Virginia Institute of Marine Science,January 20, 2011

参考エントリー
さらに拡大する海のデッドゾーン-----しなやかな技術研究会、2008/08/20

Scientists Predict Bigger Gulf 'Dead Zone' This Year(海に広がるデッドゾーン)/ クリッピング Live Science-----しなやかな技術研究会、2006/07/27

メキシコ湾で酸欠海域「デッドゾーン」が拡大/クリッピング ワイアード・ニュース・レポート-----しなやかな技術研究会、2004/08/18

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